ボーイ・ミーツ・ガールものとの触れ込みだが、余りにも異質な2人、彼らの間に果たしてロマンスは成立するのか?という疑心暗鬼の気分で観始めた。
親に反抗出来ないまま成長、自分を枠に嵌め冒険出来ないパティ>>続きを読む
パゾリーニ作品は幾つか観ているが、観念的で解り難い作品の一つだと思う。監督自身の共産主義思想に基づくものなのだろうか。テレンス・スタンプ演じる美青年(プロレタリアの象徴?)の出現と別離により、ブルジョ>>続きを読む
先日観た「ハイドリヒを撃て!」は暗殺者や地下組織の視点による作品。本作は市民の視点から描かれる。因みに、前者はフィクションを織り交ぜつつもラストはほぼ史実通りだが、こちらは暗殺以外はフィクションである>>続きを読む
経営難の弱小企業が悪徳巨大企業に戦いを挑む、実話ベースの法定もの。スチール写真からエンタメ系且つ勧善懲悪であることが想像出来る。なので安心して観られた。ただ話の展開に意外性は無く、もし少しひねりが欲し>>続きを読む
再鑑賞。史実ゆえの絶望的なラストには改めて虚無感を覚えた。
エンスラポイド作戦とは、第二次世界大戦中、大英帝国政府とチェコスロバキア駐英亡命政府により計画された、ハイドリヒ暗殺作戦のコードネーム。ヨ>>続きを読む
1961年のイギリス、街やファッションに時代感がよく出ていて、とても好きな雰囲気!
さて実話ベースの本作、中盤までは今一つかなーと思っていたが、裁判シーンからは俄然引き込まれた。バントン氏がユーモア>>続きを読む
旧東独だった地域にある巨大スーパーが舞台。そこに入社して来た若い男クリスティアン、体中のタトゥーから何やら訳ありだと感じる。上司や同僚はぶっきらぼうだけど温かい。立ち入った事を聞くでもなく、よくある新>>続きを読む
戯曲「ハムレット」が、新解釈のオフィーリアを主人公として蘇る(?)
数ヶ月前にケネス・ブラナーのハムレットを観たばかりなので、ストーリーを把握していたのは良かった。この作品、結構端折り気味だったので。>>続きを読む
知性と教養・社会性もあるソレーヌが、この恋を突き進めばどういう事になるのか想像出来なかったのが甘い!ましてや今はSNSという厄介な代物がある。そういった障壁を乗り越える覚悟の上での愛だと思っていたが…>>続きを読む
〜の幸せレシピなんていう手垢の付いた邦題が今ひとつ。ちなみに原題はQuanto Bastaで適量という意味。
絶対味覚という言葉を本作で初めて知った。食した料理にどんな食材や調味料が入っているのかが>>続きを読む
どんな悪人でも主役にはどこか感情移入する部分はあるが、彼女に対しては1ミリ足りともそんな感情は湧かなかった。まさに真のサイコパス!
悪人vs悪人の戦いは何処に向かうのか?とワクワクしていたらまさかの>>続きを読む
前半の銀行内でのパワハラの横行には目を塞ぎたくなった。更には、10億もの融資を担保も無くあんなに簡単に決めてしまうのか、安易過ぎない?と思っていたら実はこれには……。
やられたら倍返しでやり返すとい>>続きを読む
北欧ミステリーってどうしてこうも暗く陰鬱な雰囲気なのか。「ドラゴン・タトゥーの女」然り。とは言いながらも結構好きなんだけど。
今回は20年前の事件を調査。カールとアサドは事件の鍵を握る女を追う。この>>続きを読む
最初から温度差が激し過ぎる不幸な結婚だったんだと思う。夫が妻に夢中になれば妻は浮気を匂わせ嫉妬心を煽る。疲弊し切った夫が距離を置けば、妻は艷やかな笑みを浮かべながら夫を誘う。つくづく夫が哀れになったが>>続きを読む
評価が高かったので鑑賞。
結婚前に男性側に複数の問題が発覚したのなら、単純に別れるべきなのに……
無駄に男女の絡みのシーンが多くて不快に感じ、そのシーンは飛ばしながら観た。
古本屋店主と女子高生のプラ>>続きを読む
中盤まで物語は特に起伏も無くゆったりと進むので、もしかして外した?と思った。配信等で家で観ていたら投げ出した可能性も。でも観て良かった。何だか心が温かくなった。
ブリュッセルに住むルーマニア移民の男>>続きを読む
バズ・ラーマン監督のエルヴィスを既に鑑賞。こちらは妻のプリシラ視点で描かれる。まあ最悪の状態になって別れた訳だから、エルヴィス像は芳しくないことは充分想定内。
アメリカ南部で育ち、貧しいながらも母親>>続きを読む
アンドリュー・ヘイ監督作品は以前「ウイークエンド」(2011)を観たが、映像が更に進化しているし、相変わらずゲイに対する視線が優しい。
アダムと両親との30年の時を経ての邂逅。これはもしかしたらハリ>>続きを読む