ちいさな孤独をひたすら壮大に描いているのがよかった、カメラワークが穏やかでかなしい
このレビューはネタバレを含みます
有害な男性性から解放してくれるのは包容力のある女性ですってか、というのが9割でムカついているが、ルークの存在がギリギリそういう話ではなく、残された者が加害被害の関係性の先でどう在り続けるか、という話に>>続きを読む
隠喩としての「容姿が毎日変わる」設定、無垢に愛し愛されることができたならという祈りと皮肉をかき集めたハッピーエンドがことさら暗澹たる気持ちにもなる、遺伝設定から"結婚"/"家族"へ、という繋ぎ方はかな>>続きを読む
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奪われ損なわれたものは二度と戻らない、という悲しみについて。『デダリュス』と本編が、ミステリという体をとった代え難い喪失の物語である、という重ね方が旨みポイントですよね〜みたいな感じ。
あ〜〜〜〜〜、ね、みたいな瞬間と、うわ〜〜、あー、そうなっちゃうよね〜みたいな瞬間が続々と
滑らかにタガが外れる感じウケるけど、異常性と同性愛をあえて結びつけるような描き方してるのが最悪
国とか政治とかでかい渦の中で変わってしまうことへの苦悩、理解はできるけど体感としてはたぶんあんまりわかってない。
西島秀俊が終始演技くさいというか、その台詞言ってる感がワーニャ伯父さんの台詞と何度も重なることで波が大きくなっていくようにじわじわと効いてくるのがおもしろかった。
あと、これまで「チェーホフはやばい」>>続きを読む
"ソウスリャナンデモ キープ・イット・グリージー"