汚い街を浄化したいという神経症的な願望を持つトラヴィスだが、自身はその汚い街でしか生きられない矛盾を抱えている。子どもの娼婦を救い出すことで、
トラヴィスは一目惚れした美人に振られた復讐に彼女が応援>>続きを読む
アメリカで初めてAIDS患者が報告されたのが1981年。1980年代は確実に死に至る感染症として世の中を恐怖に陥れた。
1985年には早くも抗HIV活性のある物質を日本人が発見。薬の開発により、19>>続きを読む
米南部で黒人差別が根強く残っていた時代。白人女性へのレイプと暴力で訴えられた黒人の弁護を引き受けた父親。その子供たちの目線を通じて物語は進行する。
原題は"to kill a mockingbird>>続きを読む
世界的映画の七人に選ばれた男達。
島田勘兵衛-生存(志村喬1905-1982)
菊千代-死亡(三船敏郎1920-1997)
岡本勝四郎-生存(木村功1923-1981)
片山五郎兵衛-死亡(稲葉義男>>続きを読む
小津作品初鑑賞。有名なのは知っていたが、畳に座って団扇をあおいでるシーンの印象しかなく、こんな退屈な映画最後まで見れるのか?と思っていたが時間を忘れて見入ってしまった。
独特のカメラワーク、展開の速>>続きを読む
白人の娘が連れてきた結婚相手は黒人だった…最後に父親が出した結論とは?
すべての登場人物の言い分に共感してしまう自分がおり、この話の落とし所が全く見えず最後まで緊張しながら鑑賞した。黒人の父親が最も>>続きを読む
ヤングケアラーとしての宿命を背負ったコーダが、聾者家族を守ることと自分を優先することの狭間の葛藤を描く。
ルビーロッシ役のエミリアジョーンズはたった9ヶ月の手話トレーニングで撮影に臨んだらしい。すば>>続きを読む
聾学校に赴任した聴者の先生が美しい聾者と恋に落ちるストーリー。
日本でも口話教育、つまり聾児に発語させる訓練が行われてきたらしいが、これは聞こえる側の上から目線の押し付けであって、苦しんできた聾者も>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
修道女に密告され捕まるパピヨン。えっ!ここまで来てまさかの振り出し!もう全身から力が抜けました。
CGでは絶対に再現できないであろう役作りの凄まじさ。真っ暗な単独房で2年を過ごしたマックイーンが出て>>続きを読む
戦争終結が知らされ、シンドラーがユダヤ人たちと別れるシーン。タルムードが彫られたリングを受け取った彼の口から出た言葉。こんなに泣いたのはいつ以来だろうというくらい泣きました。
盲目のイーちゃん、さらに盲目+重複障害を持つ弟のイブちゃんと家族を20年にわたって撮り続けたドキュメンタリー映画。静岡県焼津市在住。
とにかく出演者全員の幸せを心から祈り続けたい、そんな気持ちになる>>続きを読む
春子先生が下宿代の入った袋を渡そうとした時の寅さんのセリフ、"驚き桃の木山椒の木"はこの作品をきっかけに世間に浸透したみたい。その続きの"ブリキにタヌキに蓄音機"は知らなかった。今後日常会話で使ってい>>続きを読む
とらやのみんなにNGワードを言うなよって振っておいて当の本人の前でどんどん口走っちゃう例のくだり、博が最初だったんだねw
散歩先生が酔って寅に教える漢詩、「人生相見ず、ややもすれば参と商の如し。今夕>>続きを読む
ボニーとクライドの生き方は破茶滅茶で自ら死に向かうようなものだけど、なんとかこの2人を生き延びさせてやりたい、捕まってほしくない、物語が奥へ進めば進むほどそう観客に思わせる構成になっている。だからこそ>>続きを読む
統合失調症を発症するも数学的功績によりノーベル賞を受賞したジョンナッシュの物語。
幻覚妄想と現実との区別が難しい様子、クスリを中断してしまう経緯、病気と付き合いながら少しずつ社会への適応を目指す描写>>続きを読む
なんとなく食わず嫌いでちゃんと見たことのなかった作品を初めて鑑賞。映画としての完成度がとても高いと感じた。長さを感じさせない作品だった。
アルパチーノは男でも惚れてしまいそうになるし、ロバートデュバ>>続きを読む
竹下景子、2度目の登場。ショートカットも良い。時折、宮沢りえに見える時がある。離婚して出戻りで北海道…というと"北の国から"の雪子とキャラが被るね。どこか影のある雰囲気に不幸な境遇が似合うのか。
晩>>続きを読む
本作は"キネマの天地"制作のためお盆の公開がなく、さくらが電話で寅さんに"1年もご無沙汰よ"って言うシーンがある。最後にはキネマ…で主演した有森也実がゲスト出演。
長渕剛と志穂美悦子が共演したドラマ>>続きを読む
あけみ役の美保純が準主役級の活躍。式根島の地鉈温泉のシーンではシリーズ唯一のセミヌードあり。あけみに恋するピンクのつなぎの兄ちゃんは田中裕子の実弟にあたる田中隆三。
タイトルは"007ロシアより愛を>>続きを読む
マドンナの樋口可南子は1991年にヘアヌードで一世を風靡した人とは思えないほど、さわやかで清楚な感じに演出されてる。
民夫を演じた平田満の出世作となった"蒲田行進曲"が1982年。本作が1985年。>>続きを読む
マドンナは2回目の大原麗子。美しさの中に可愛らしさがある女優さん。今回は役柄のせいかどこかやつれた表情も美しい。早くに亡くなったのが惜しまれます。
日本がモーレツに働いていた高度成長期、サラリーマン>>続きを読む
タコ社長の娘あけみ役、美保純初登場。今後も味のある役柄を担っていく。
佐藤B作演じる不倫した妻に逃げられた男は、茨城県牛久沼に家を建てたという設定になっているが、次作"真実一路"でも牛久沼に住むサラ>>続きを読む
笑いの絶えない名作。
博の父親役だった志村喬が亡くなったのが1982年。本作公開が1983年。物語は博の故郷、備中高梁で寅さんが墓参りするところから始まる。
寅さんが急遽和尚に代わって納所坊主とし>>続きを読む
本作公開が1983年、都はるみのヒット曲"大阪しぐれ"が1980年、"浪花恋しぐれ"が1983年。当時は人気絶頂だったんだろうけど… なぜに演歌歌手を映画に出演させてしまったのかw
当時は人気俳優や>>続きを読む
タイトルの"花も嵐も"は、寅次郎子守唄でも挿入歌として使われた、昭和初期の大ヒット映画"愛染かつら"の主題歌、"旅の夜風"の歌詞から。
田中裕子がとにかく可愛いくて、愛らしい。好きな女の前で上手く喋>>続きを読む
宇野重吉、嵐寛寿郎、三船敏郎など名俳優が偉い人の役になり、寅さんが対等に付き合うシリーズが個人的に好きだ。本作は歌舞伎役者の第13代片岡仁左衛門。役でもそうだが本物の人間国宝。この方は本作を含め映画に>>続きを読む
福岡は秋月の小沢昭一演じる倉富常三郎の家に掲げてあった北原白秋の詩、"帰去来"。故郷筑紫への望郷の思いを綴った詩だとか。北原白秋は第35作"真実一路"にも登場する。
山門は我が産土、雲騰る南風のまほ>>続きを読む
若き松坂慶子が美しい。着物と大阪弁がホントに良く似合う。お座敷用の化粧をして着物に着替えた時のオーラがスゴい。
満男ちゃんがついに吉岡秀隆に。まだ出番は少ないけど、これから重要な役割を担うことに。
伊藤蘭ちゃん、キャンディーズ解散してすぐのお仕事だったんだなぁ。
さくら博夫婦、家建てる。
映画"学校"の原型がある。作中で先生が読み上げる詩、濱口國雄作"便所掃除"。
最後のほうに、寅は中学中>>続きを読む
1972年 沖縄返還
1975-76年 沖縄海洋博
1980年 本作公開
沖縄の映像が良い。美しい海、日差し、人々、唄。今でこそ当たり前のように見聞きするけれど、当時は本作を見て知った人も多かったん>>続きを読む
寅さんととらやの人たちとのアメリカ人への気持ちの対比があって興味深い。
寅さんは言う。「黒船が浦賀の沖へ来て徳川三百年天下太平の夢が破られて以来!日本人はずーっと不幸せなんだぞ!こっちが頼み込んだん>>続きを読む
"幸せの黄色いハンカチ"が1977年で本作が1979年。桃井かおりは実際にお金持ちの家の出身で、結婚をドタキャンした経験もあるらしい。
布施明のキャラが不自然すぎてキモい。
暴行未遂役の湯原昌幸は>>続きを読む
大原麗子女史が名前の通りとにかく麗しい。美しさの中にかわいらしさがあるところがなんとも良い。
私生活ではあまり幸せな人生ではなかったみたい。2回の離婚を経験して2009年62才の時、自宅でひとり亡くな>>続きを読む
SKD松竹歌劇団、倍賞千恵子さんも出身だったのね。宝塚も含め少女歌劇のことをレビューって言うことすら知らんかった。
本作はマドンナが残念すぎる。留吉役の武田鉄矢が惚れてた娘のほうがよっぽど可愛かった>>続きを読む
とらやの爆破シーンあり、源ちゃんが恋人と歩いてるシーンあり、意味深だけどあまり意味ない猿のシーンあり。
大竹しのぶは若い頃はかわいかったね。演技も上手い。
幸子が働く食堂で叔父さんが店の奥から中村>>続きを読む