hnさんの映画レビュー・感想・評価

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三日月とネコ(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ほんとうにほんとうに映画館で観ることができてよかった....
ホムカミきっかけで知ったのだけど、そういうことを抜きにしてもすごくよかったから、この映画にHomecomingsが主題歌として起用されたこ
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水深ゼロメートルから(2024年製作の映画)

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ひりひりした感情も、そりが合わないなと思っていたあの子との意外な共通点も、この映画のあの子のセリフがなかったら、全部思い出すことなかったかもしれない あの子元気かな 元気でいるといいな

高校生でも先
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不気味なものの肌に触れる(2013年製作の映画)

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気味の悪さが水面の揺れとともに伝わってくるようだった
ふたりの間に流れる言葉を介さない、空気感はふたりだけのものだった 高橋さんと濱口さんの作品はずっと観ていたいね

追記:
新文芸坐で濱口作品2作連
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永遠に君を愛す(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

終始コミカルな感じで進んでいってて、濱口さんの作品のなかでは結構軽めに観られるかなと思った 劇場内でみんな結構声出して笑っててよかった 急な長岡亮介だったし…

主人公と結婚相手、元恋人を画面いっぱい
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ひとつの歌(2011年製作の映画)

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あっという間な時間だった

移ろいゆく時間と景色
絶対的に戻らない時間、人が居なくなるということ 写真は残る 眼差し
静かな会話と距離感

杉田監督はじめ、私のなんとなく心地よいなと感じていた映像群が
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

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バス・ドゥヴォスようやく2作とも鑑賞

個人的にはGhost Tropicの方が好みだったなぁ
揺らぎ、瞬き、切実さ

幼少期に観た夢のこととか、
なぜか 小学生のときに水泳の授業で
プールに浮いた時
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

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ボブが「自分のことがわかり、自分が望むものを知れば知るほど、混乱しないようになるよ。」と言ってくれたの、救いだった。
目の前がクリアになる感覚あった。
捨てカット美しくて、魅了されていた。

外国の方
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

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誰かの良し悪しに、いいねに踊らされて、見るのを遠ざけてしまっていた
こんなにも美しくて鬱陶しくて、眩しくて、醜くて、痛くてたまらないのに、それでもこの世界を求めてしまう

こんな映画を私は初めて観た

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

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はあーとってもすきな映画だった

衣装もすごく可愛いし、コットを幼少期の自分と重ね合わせて、祖母や祖父との思い出を振り返られた大切な時間だった
言葉がまとまらないけどとても大切な映画が増えて、胸いっぱ
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すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

いいこともついてないなと思うことも、平等に、ごくごくふつうの日常を重ね続けて、ぼんやりつらいなと思うことも、素敵なマグカップをたまたま通りかかった店で見つけるとか、友人には会えなかったけどお風呂上がっ>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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はーとってもとってもよかった

ちょっとした間違いみたいな切られてしまいそうなところまで、長回しだからこそ伝わる間合いがあって 沁み入りました

三宅監督の美しくて心地よい捨てカット、エンドロールが映
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Here(2023年製作の映画)

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エンドロールの流れ方が、顕微鏡から覗いた時の微生物のようで可愛らしかった

枯れ葉(2023年製作の映画)

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シンプルで軽やか。
洗練されていて、画面に映る絶対的な色彩感覚が観ていて心地よかった。

王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

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執拗に繰り返されることでうまれる刷り込み体験 演者側も観客側も悪い夢が現実になって行くさまをみているようだった

あるシーンで、かつて誰よりも近くに心も身体もいたはずで、同じ王国を作り上げた友人が、結
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

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あかるい2024になってほしい

言葉は近くにある
できることをすこしずつ

中川監督の作品すきだなぁと改めて思う

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

三浦友和の役がずっとわからないって言ってくれたこと救いだった 最近言葉があまりできてこない 漂うものに身を任せる

オアシス 4K レストア(2002年製作の映画)

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自分のなかで少しずつ消化していくのかなと思う。いろんなことがわからなくて悔しいな。
いまの自分が何言っても、ぶん殴りたくなるから無理に言葉にしないでおこうと思う。

君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

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んんおおんん

ラストシーンがよかった
鬱蒼、鬱屈とした画面に満ちた暗さから、最後の光がグラウンドに水たまりに反射した画面すごくよかったな

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

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加藤監督が描く男性ってなんでこんなにも生々しくて最悪な人たちばかりなんだろう。

余白とか間が言葉をより引き立たせて、こちら側に爪を立てて引っ掛けてくるような感覚があった。

エンディングの泣いてばか
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朝がくるとむなしくなる(2022年製作の映画)

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映画の日に、金曜日の夜に、公開初日にこの作品を観られたこととてもうれしくおもう
大切なお守りのような作品が増えてゆく

描き方として、問題とされていることがわかりやすいハッピーエンドに向かっていないこ
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キリエのうた(2023年製作の映画)

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ぼんやりとかけらのようなもの
ことばにしたいことしたくないこと
あなたのおもう美しさについて

矛盾と重なり、
むずかしいといって放らないでよ
切実さと誠実さ
表面的になぞってきもちよくならないで
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正欲(2023年製作の映画)

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妙な安心感があった。
10代半ばから、自分は外れ者・欠けているという感覚が拭えないから、特別になりたい、けど普通で周りに馴染んではいたいと思っている。

理解されたいけど、うまく言語化出来ず話が長くな
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

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分からなさを抱える、何か違ってたのかなと考えるけど、分岐点に戻っても、その場は正しい方を選べても すぐまた後で間違えちゃうんだろうね

どうしたらいいんだろうねずっと じわじわと流れ込んでくる 
理解
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

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アニメを観てきてなかった自分が、金曜からものすごい夢中になって観てる
ハッとさせることが多い、いろんな角度からの系譜とか考えて 感慨深くなってた

書けば書くほど薄っぺらくなる
純愛かぁ 感無量でした
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

現実も夢とのシーンがどんどん短くなって、境目がつかなくなる
完全にはないけど、いろいろあって、外に出れなくてずっと眠り込んでいた時期にそういうことあったなぁと思った

度を越した愛情について考える そ
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ほつれる(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

冒頭から音楽や映像の美しさにうっとりとしていて、惹き込まれていた。
なぜ、綿子は文則と結婚したんだろう?
文則の言葉選びが本当に受け付けなくて、耳を塞ぎたくなった。

ラストにかけての文則が、とんでも
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ほんとうに理解する、ってなんだろう

楽しそうに見えた、本当に貴方は彼を見ていたのか。それは、あなたがそう思い出したかったから映った彼の姿だったんじゃないのか。
思い出は美化されるように、人は見たくな
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