若大将オーウェンさんの映画レビュー・感想・評価

若大将オーウェン

若大将オーウェン

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.0

面白かったけど見終わって何も心に残らない笑

モンスターたくさん出てきて面白かったし、無重力バトルとか何でもありやなって感じでしたけど

獣医のキャラも良かった

というか猿の惑星ですか?

怪獣とい
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独立愚連隊西へ(1960年製作の映画)

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独立愚連隊よりコメディ要素は追加されているが、戦争に対する虚無感や無念さはこちらの方が伝わってくる

若い恋人同士も味方に敵前逃亡だと殺される

そもそもが軍旗を取り返すために命を失っていく空しさ。腹
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独立愚連隊(1959年製作の映画)

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岡本喜八の出世作。西部劇オマージュの銃撃戦といったアクションのイメージが強いが、

それはクライマックス中心でそれまではある種の探偵映画のような感じ

好戦的にも捉えられたようだが軍の内部が腐っていた
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私がやりました(2023年製作の映画)

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殺人容疑をかけられた女性が無実を証明するんじゃなくて「私がやりました」と殺人を証明しながら無罪を勝ち取るのが前半

フランス映画だし女性が容疑者にされる点でどことなく「落下の解剖学」を連想したけど、こ
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きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)

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幼馴染でイスラム系のカズがお見合いで結婚すると聞いてドキュメンタリー監督のゾーイが「女性監督だし多様性があっていいね!」と言われドキュメンタリー映画を撮る作品

ロマコメ(ラブコメ)なのでそりゃそうな
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ブロンソン(2008年製作の映画)

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イギリスでもっと有名な囚人となったチャールズ・ブロンソン(「狼よ、さらばは名作です」)をレフンが撮った伝記映画。

とにかく有名になりたいが、演技や音楽ができるわけではなく犯罪や暴力を繰り返すマイケル
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捜索者(1956年製作の映画)

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冒頭から引き込まれた!ラストも円環構造になってた。しかもジョン・ウェインは家に入らないのが良いですね

途中めっちゃスターウォーズやんと思ったらやはり影響元だった

スピルバーグはもちろん色んな映画を
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街の灯(1931年製作の映画)

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U-NEXTにチャップリンが降りてきたと聞き、街の灯を見た。

チャップリンが言うように「人生はクロースアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇である」を地で行く演出

スラップスティックを
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異人たち(2023年製作の映画)

4.0

異人たちとの夏はシナリオライターが主人公という設定からも分かるように山田太一や映画化した大林宣彦(または市川森一)が自身の両親と対話する意味合いが含まれた物語であったと思う

それは観客も同じで誰もが
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異人たちとの夏(1988年製作の映画)

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異人たちとの夏ってそういうことか!

40歳で妻子と別れたシナリオライターが主人公で亡くなった両親と再会する夏。

大林宣彦の主題とも言えるノスタルジー全開と思いきやそれが死に至るという厳しい話

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紳士は金髪がお好き(1953年製作の映画)

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すごい!バカコメディ映画で名作になった一本!笑
だってズボン脱がすために水かけるとか意外とコテコテのコメディでした

モンローがブロンドの役ばかりになってしまったのも分かるぐらいのハマり役
ジェーン・
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日本侠客伝 関東篇(1965年製作の映画)

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群衆が背景で動きまくるクライマックスのアクションがすごかった。それでいて高倉健や鶴田浩二の見せ場はもちろんちゃんと見せる

関東大震災きっかけで日本橋から築地に移転したのは知らなかったし、そこで堅気の
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

5.0

ドドドド名作で震えた

オッペンハイマーの影響元の一つと言われてるので多分10年以上ぶりぐらいに見たけど、めっちゃ面白い

冒頭に容疑者の少年の顔がアップになってるのとか完全に忘れてたけど、おそらく移
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プレステージ(2006年製作の映画)

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奇術師が主人公で舞台装置やトリックに取り憑かれるというノーランのアイデンティティのような作品

どんでん返しからのどんでん返しからの〜みたいな後半が面白い

ノーランって時間の厚みや空間の厚み、人間性
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.5

オッペンハイマーは何の説明もなく3時間の間にたくさんのキャラクターが登場する映画だったが、2時間のコナン映画でそれを超えてくるとは思わなかった

一言でいえばとにかく登場人物が多すぎるに尽きると思う
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フレーミングホット!チートス物語(2023年製作の映画)

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底辺からチートスを作ったラティーノを描くサクセスストーリー!

なかなか社会の中で出世できない構造が、歴史と連動しメキシカンだったからという視点が面白かった。同じように能力は高いけど出世できない黒人と
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マディのおしごと 恋の手ほどき始めます(2023年製作の映画)

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グッドボーイズの監督、バッドティーチャーの製作陣最新作といえば何となくアダルトおバカコメディというのが伝わるだろうか

でもスーパーバッドとかもそうだし、お父さん役でマシューブロデリックが出てることか
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

人生ってなんなんだよ!どうにかしたくてもどうにもならんことがあるんだよな!推しのアイドルが、グループのエースが突然卒業発表しちゃうしさ!ゆはね!

それでこれ見たらさ、その卒業発表レベルで厳しいって…
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.5

昨日推してるアイドルが卒業発表してマジで死んでたのであまりちゃんと見れてないかもだけど、良かったです

ニューヨークを新鮮に撮ってるのも良かった!自由の女神とか回転木馬とか

あと旦那さんが優男!逢び
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インソムニア(2002年製作の映画)

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ノーラン作品では唯一ノーランが脚本に入ってない作品だが、不眠症という題材や時系列が前のことが後から分かる構成はノーランらしい

あと冒頭のアラスカ?実景とかノーランは広い画が好きだよなとか

これの成
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劇場版 名探偵ホームズ デジタルリマスター版(1984年製作の映画)

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広川太一郎版のホームズしか見たことなく無許可版(権利取得が間に合ってなかったらしい)を初めて見たので色々と驚いた笑

「コナン・ドイルとは関係ありません」みたいなテロップが最後出て爆笑した

それはさ
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.5

前作はその年のトップ10に入れるぐらい好きな作品だった。今作はジェイソン・ライトマンが監督から離れたけど

誰でもある程度楽しめるハリウッドのブロックバスター映画になっていた。

前作のMVPであるフ
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恋におちて(1984年製作の映画)

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列車を執拗に映すカットからも「逢びき」をやろうとしてるのが分かるし、何より映画史的に列車というのは限定的な恋愛を描くのに必要な装置なんだなというのが分かった

デニーロもメリル・ストリープも魅力的なの
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ナチュラル(1984年製作の映画)

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かなり牧歌的な古き良きアメリカ野球映画。一番の魅力はやはりロバート・レッドフォード。野球経験者らしくフォームも自然でかっこいい。

またスローモーションといった演出や光と影を使った印象的な絵作りで主人
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コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

3.5

冒頭ベトナム反戦デモの様子が描かれ、それを室内の安全な位置から見ている主人公。

それがコールジェーンとして中絶の社会的な行いに関わっていくところが面白かった

最初の方の男の医者たちが主人公を空気の
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

アメリカのプロメテウス、オッペンハイマーが「我は死なり 世界の破壊者なり」となるまでの衝撃の伝記映画だった

一番連想したのは「風立ちぬ」でもオッペンハイマーに救いはなかった。

最後の最後まで安心さ
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俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー(2024年製作の映画)

4.0

バカ映画の巨匠ピーターファレリーによる俺たちが自慢されたいアメリカコメディだった

真相を隠すために子供の頃に作り上げたリッキースタニッキーという架空の親友を男3人でノリで作り上げてたら、本当に呼んで
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ハッピーアワー(2015年製作の映画)

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毎回見に行こうと思ったら外せない予定が入っているトラップに引っかかっていたが、ようやく見に行けた!

ファーストショット、ロープウェイの主観でトンネルに入っていくところに英語でクレジット

それをぼん
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

IMAXレーザーGTで鑑賞。正直スコアに関しては暫定。すごい映画なのは間違い無いし、面白かったけれど正直演出やストーリーを全部追いきれなかったし、今の段階でこの映画を全然把握しきれてないと思う

理由
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ラスト・リペア・ショップ(2023年製作の映画)

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アカデミー短編ドキュメンタリー受賞作。ロサンゼルスには学生のために無償で楽器を修理する人たちがいて、1959年から続いている事業

4人の楽器を修理している人たちが出てきてその人の人生と楽器の修理がリ
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ニモーナ(2023年製作の映画)

4.5

これは傑作でした。今必要なメッセージが込められてると思う

ストーリーの面白さだけならアカデミーノミネート作で一番かも(まだ日本では公開してないのあるけど)

冒頭から惹き込まれてずっと面白かった
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ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

4.0

4Kリマスターの試写会で。1カット目の指の間から覗いてるショットからジェーンカンピオン才能の固まり

19世紀のニュージーランドに貴婦人。海にピアノ。ドレスに森などモチーフの対比が面白く映画自体もエイ
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

3.5

音楽をモチーフにした劇ドラ最新作。今井監督は他の劇ドラでも冒頭の日常パートが素晴らしい記憶

本作も日常の中の音楽を連鎖させるところや電線の鳥で音符を連想させるなど細かい演出が良かった

ただ途中から
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

アメリカンフィクションを通じて黒人インテリ中年男性のミドルエイジクライシスというリアルを描くという試み

少し前にBLMを取り扱った映画が量産され、あれもフィクション(映画・ドラマ)を通じて黒人社会の
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.5

奇想天外なマシューヴォーン最新作。ベストセラーのスパイ小説の内容がもし本当だったら?という序盤から色々起きました笑

今回マシューヴォーンは脚本に入ってないからか彼のこれまでの作品と違うのはこの映画で
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.5

タイカワイティティ監督&主演マイケルファスベンダーでドキュメンタリー「ネクストゴール」を劇映画にすると聞いてから、

どんな映画になるのかワクワクしていたが正直かなりゆるい作品になっていた笑

でもそ
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