前作同様アダム・ウィンガード監督が送るゴジラvsコング(2021)のその後の物語。期待通りの見事な怪獣プロレスで爽快だった。
人間パートはかなりあっさり。所々ツッコミどころもあるが「これぞアメリカ映>>続きを読む
1976年に公開されたホラー映画『オーメン』の前日譚を描いたアルカシャ・スティーブンソン監督作。これまで謎に包まれていた悪魔の子、ダミアンの誕生秘話が明るみになり、ホラーファンの私にとって嬉しい物語だ>>続きを読む
世界初の原子爆弾を開発し、原爆の父として名を馳せた理論物理学者オッペンハイマーの栄光と悲劇を描いたクリストファー・ノーラン監督作。
正直、本作を観るまでオッペンハイマーという男がどういう人物なのか詳>>続きを読む
ところどころ先が読めてしまいラストも謎が残された状態でやや消化不良だったが、二転三転と展開する構成はおもしろかった。
ホラー小説が原作とのことだがヒトコワ系にしてもあまり恐怖は感じられず、おそらく登>>続きを読む
リリー・フランキー始め豪華日本キャストと、アイルランド出身のパトリック・ディキンソン監督が送る長編デビュー作。妻の最後の願いを叶えるため東京からイギリス湖水地方へと旅立つ家族の物語は、想像してたよりも>>続きを読む
孤独を抱えながら生きる男女の恋路を描いたアキ・カウリスマキ監督作。静かで不器用なふたりの恋愛がもどかしく、じわりと心が温まるような物語だった。
ノスタルジックなヘルシンキの街で出会い、名前も連絡先も>>続きを読む
エマ・ストーンをはじめ豪華キャストが出演するヨルゴス・ランティモス監督作。色彩、音楽、衣装、カメラワーク、何をとっても美しく幻想的だった。
まるで色のついてないキャンバスに絵の具を足していくかのよう>>続きを読む
アリ・アスター監督×ホアキン・フェニックス主演の最新作。監督曰くコメディを作りたかったそうだが、私には悲劇すぎて笑えなかった。
一人暮らしのボーに次々と降りかかる不幸。しかもその内容が歩く死神の如く>>続きを読む
心臓病を抱える夫と認知症を患う妻の壊れゆく様をリアルに描いた鬼作。観終わったあと自身の老後のことを考えてしまった。
同じ家に住んでいるにも関わらずふたつの視点で映し出される画面構成に初めは困惑するも>>続きを読む
バレンタインの時期にピッタリだと思い鑑賞。無性にチョコレートが食べたくなりました。
本作では夢と希望に溢れたウォンカの姿がミュージカル調に描かれており、全体的に明るくオシャレな雰囲気です。故に『チャ>>続きを読む
清掃作業員である平山の静かな日常を描いた物語。東京の美しい街並みと、トイレ清掃員にしか見えない役所広司の演技力が素晴らしかったです。
穏やかな日々を何よりも大切にし余計なものは生活に取り入れない無口>>続きを読む
軽い気持ちで降霊式を行い、取り返しのつかない状態まで追い込まれていく若者の悲劇を描いたA24の最新作。
霊を呼び寄せ身体を乗っ取らせるという悪趣味な儀式を「流行りだから」「みんなやってる」という理由>>続きを読む
2018年製作『バンブルビー』の続編であり2000年代に製作されたTFシリーズの前日譚でもある本作。辻褄合わせが大変ながらも完成度の高い作品だったと思います。
派手な変形アクションやカーチェイスはも>>続きを読む
A24初の三部作構成『X エックス』シリーズの第二作。前日譚にあたる本作では「ただただ愛されたい」という一心でスターを目指し、人生が狂っていくパールの悲劇が描かれています。これを観るのと観ないのとでは>>続きを読む
本作は二部構成となっており前編にあたります。それを知らずに観に行ったため驚いてしまったのですが、観終わったあとの気分はとてもよく、ワクワクするような締めくくり方でした。
本作では瞬き厳禁と言われるほ>>続きを読む
時にはケイディの良き理解者として、時には残酷な殺人鬼として動き回るAIロボット・ミーガンのバランスが絶妙で、可愛らしいのにちゃんと恐ろしく感じる新世代ホラー作品でした。
グロテスクと言えるほどの残虐>>続きを読む
MCU作品にしてはかなり重いテーマだったガーディアンズの最終章、シリーズ最後にして最大の作品でした。
目を背けたくなるような残酷なシーンの中、程よいギャグとセンスで笑かしにきたり、場面や感情に合わせ>>続きを読む
映画ハロウィンの完結作、良くも悪くも「マイケル老いぼれたなぁ」と感じる作品でした。
全シリーズ追いかけてきたことで慣れてしまったのもありますが、デヴィッド・ゴードン・グリーン監督作の『ハロウィン』『ハ>>続きを読む
90分ほどの短い物語でしたが、ボリューム満点で楽しく観ることができました。
手を伸ばせば届きそうなリアルなディテール、感情を持ったマリオたちの息遣いや会話のやりとり、ゲームをプレイしていれば分かるよ>>続きを読む
あまりにも無力でやるせない。でも心のどこかに引っかかるような素晴らしい映画だったと思います。
手を差し伸べる人が近くにいたにも関わらず、身も心も分厚い壁を作り、身動きの取れなくなってしまった肥満症のチ>>続きを読む
前作『エスター』(2009)よりも若いエスターを演じる必要があった本作のイザベル・ファーマン。CG若返りなしで挑む撮影にかなり不安だったそうですが、見事やり遂げました。流石に当時の姿そのまま・・・とま>>続きを読む
『幸せなひとりぼっち』(2015)のリメイク版である本作。個性豊かな近隣住民たちの登場と、それに振り回されキレ散らかすオットーがコミカルに描かれていて面白かったです。
挨拶をされても仏頂面なオットー>>続きを読む
おとぎ話の住民が全力で笑かしにくるのが特徴的な『シュレック』シリーズのスピンオフ。本作も笑い倒しにくるのかと思いきや“人生やり直しはきかない”という命の重さを訴えかけるダークな物語となっています。>>続きを読む
これでもかというくらいオーバーアクションな演出にツッコまざるを得ないのですが、監督の「とにかく観客に楽しんでもらいたい」というエンターテイメントな気持ちがしっかり伝わるエナジードリンクのような映画です>>続きを読む
見事アカデミー賞7部門を受賞し、A24史上No.1をたたき出した全米大ヒット作品『エブエブ』。脚本/監督/製作はあのぶっとんだ映画を作った『スイス・アーミー・マン』でお馴染みのダニエルズ監督です。>>続きを読む
『君の名前で僕を呼んで』以来の再タッグとなったティモシー・シャラメとルカ・グァダニーノ監督、期待を裏切らない仕上がりだったと思います。
人喰い同族としての大きな闇を抱えたマレンと青年リーが出会い、惹>>続きを読む
冒頭のあらすじのみでは「まるで子供の喧嘩だな」と思ってしまいますが、最後の最後まで主人公のパードリックと親友コルムがどうなってしまうのか予測不能でした。
派手なアクションなどはないですが、所々にバイオ>>続きを読む