まきゃまてぃさんの映画レビュー・感想・評価 - 32ページ目

タイタニック(1997年製作の映画)

4.0

タイタニックが沈むことが分かった上で儚さが一層際立つ、恋愛映画の大傑作。なのだが、沈みゆく豪華客船上での細やかな人間描写がなにより目を張る。一瞬、一瞬に切り取られた最期を待つ人々のそこまで歩んできた一>>続きを読む

シュレック(2001年製作の映画)

3.8

おとぎ話をブレンドしておとぎ話を産み落とす。ちと、作品として強過ぎる。

壮大ながらもテーマはシンプル。
愛とは、見た目とは、中身とは、を語る前にまずはこれだけ観てほしい。個人的には、美女と野獣以上に
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.0

画も内容も曲も台詞も、ただただ、心酔するほかない。

ファインディング・ニモ(2003年製作の映画)

3.5

画が可愛いために忘れそうになるけれど、地上はもちろん、海も残酷。冒頭からそれを見せつけられてヒェっとなる。しかも二段構えで、ダイバーがニモを攫っていくのだから、恐怖でしかない。

ニモ探しの相方となる
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Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

3.8

ヒーローものか…と思いつつ、パンツが弾け飛ぶ予告につられて鑑賞したところ、かなり面白かった。

家族の持つ特殊能力がただの付随物ではなく、日常での障壁として描かれていたり、反して家族の欠点を補う要素と
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レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

3.6

レミーがどんどん愛おしい存在になってくる。物語としては、寄生…いや、運命共同体を手にしたといったところか。すごく面白いのには間違いないけれど、リングイニはもっと頑張った方がいい。

ウォーリー(2008年製作の映画)

4.0

何の気なしに観たら心を掴まれたまま離してもらえなくなる作品。優しいとか、泣けるとかの言葉では表せられないほど、感情ぐちゃぐちゃに温かくなれる映画です。

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

4.0

ロッツォ、極悪者なのに現実だと人気なのはなぜなんだい?

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

2.5

希望を手にして、失った。未来を残して。
初めて観た時は、あまりの胸の苦しさに集中して内容を追えなかった。子どもができた今観たらどうだろう。…さらに苦しい気がする。

母は強く、子は逞しい。

モンスターズ・ユニバーシティ(2013年製作の映画)

4.0

底辺からの成り上がり。しかし、強者を前に手にした強さだけがものを言う展開でないのが良かった。自分の弱みも武器にやれるところまでやり尽くして、期待した成果を得られなくても、そこで手にできた本当に大切なも>>続きを読む

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.8

全問正解をすれば巨額の富が手に入るクイズ番組ミリオネアで、スラム出身の青年が難問を前に勝ち上がっていく。なにか不正があるのではないか?富への階段から転げ落ちるプレーヤーを見せ物にしてきたエンタメショー>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.5

桐島が部活をやめる。名前だけで実体を見せないその存在が、学校の一つ舞台のうえで大きな波紋を広げていく。青春群像劇ではあるけれど、登場人物のほとんどが達観し過ぎていて自身の学生時代と重ならず、ついていけ>>続きを読む

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.6

吃音を治すというシンプルなテーマながら、世情も相まって、ドラマが広がっていくのが見事でした。

ガラス玉を飲み込んじゃわないかヒヤヒヤした。

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.5

とてもコミカルな笑えるサスペンスでした。
銭湯で頭を強打し記憶をなくした殺し屋と、たまたま銭湯にいた売れない役者。人生を変えたい売れない役者は、殺し屋の荷物を奪ってその人に成り代わることを決める。一方
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.5

たった一つの過去改変が、未来を大きく変容させるかもしれない。伏線の細やかさと回収も見事な、胸の痛い傑作。

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.5

サントラを流すだけで映像のほぼ全てが脳内に浮かんでくるほどの、濃度が高いミュージカル映画。セリフも理念も心情も行いも、なにからなにまで歌い尽くす。傑作には違いないが、世情に疎く半分も理解できた気がしな>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

5.0

ノンフィクションとしても、あまりに理想的過ぎるけれど、この理想的な日常が世に溢れたら素敵だなと。自分が持たないものの埋め合わせは、きっと誰かが持っている。

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