ふむふむさんの映画レビュー・感想・評価

ふむふむ

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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

情報は提供元を頭に入れて精査すべきだ


ある日娘が失踪する
父はネットを頼りに娘を追跡するが、そこで父の知らない娘の顔を知る
母が亡くなって以来、周りとも距離を置いて父ともその話題を避けるようになっ
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤から不穏な空気が漂う
おばさんの「喋ってはいけない」というサイン
時々垣間見える主人公の暴力性

話としては、利発な主人公が作り上げた妄想を治療しようとする病院の作戦を描いたものだが、視点が主人公
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ポスターに目を引かれてみてみると、ウェスアンダーソン監督の映画だった
絵本的と言われながらも、どこかメッセージ性を孕んでいそうな作品は唯一無二の体験をさせてくれる



グランドブダペストホテルのオー
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エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

(曖昧な感想)

前作よりアクションが増えてより楽しめる
ストーリーにしても全く違ってキャラのさらなる成長も描かれている
すれ違いのラブコメもいいアクセントになって物語のキーにもなってくる
前作でエノ
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

(曖昧な感想)

ホームズの妹を主人公にしたフェミニズムがテーマの物語
ホームズがワトソンと事務所を開く以前の物語かな?
家族全員が一筋縄では行かない人たち
その中でも母親は武闘派の革命家で、エノーラ
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MEMORIES(1995年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

彼女の思い出(評価:4.5)
導入の幽霊船感がたまらないスペースオペラで幽霊船をやるなんで最高すぎる
夢と現実が曖昧になっていき、夢とわからず囚われる者、夢と気付き抜け出そうとする者
夢の表現がとにか
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

4.0

オカルトバトルアクション

面白いと思った点は
臨死体験で地獄にワープできる
悪魔は何かを媒介にしてこの世に現れる
神と悪魔のゲームに人間が巻き込まれる構図
一応ルールがあるが、人間のためのものじゃな
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レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

3.7

犯人が自分の信条に従っての反抗ゆえにFBIはなかなか尻尾を掴めない
そこで天才捜査官グレアムが犯人の思考を倣って捜査を進める
追う警察と追われる犯人とはまた一味違うサイコスリラー

ビデオ会社の件は今
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ハンニバル(2001年製作の映画)

3.5

レクター博士とクラリスの愛(?)を軸に進む物語
離れていても歯車が噛み合っちゃうのが二人

インパクトのあるシーンが多くて楽しめました

ただ、羊たちの沈黙ほどの面白さはなかった

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

主人公はずっと理不尽な死に対して恐怖を持っていた
でもこの村には人の人生を全て宗教の様なもので取り決められている
ラストは人の死は天に決められたものだと悟って恐怖心がなくなった
たぶん...

明るい
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

UFOそのものを動物にするアイディアが面白い
動物だから習性があり、それをバトルに活かされていてエンタメとして楽しめる作品だった
新しい視点で何回か見ようと思える映画


だが、どの考察サイトにもメタ
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.6

友人ダグの結婚前夜、4人で最後の羽目外しにラスベガスへ...
仲間との祝杯の翌日部屋で目覚めると前日の記憶がなくダグも消えていた
部屋には虎と赤ちゃんがいて、3人はダグを探す

こんなハチャメチャな映
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カジノ(1995年製作の映画)

3.7

エース、ニック、ジンジャー三人のクズの隆盛がカジノ経営を通して面白く描かれている

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

(追記:冒頭の男性と同棲しているのはゲイで結婚しているかららしいです。なんということだ😭これこそ今の時代の”偽り”そのものではないのか?😱)


グラスオニオンの如く、すごく簡単に視聴できました

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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最初は犬神家の一族的な感じかと思ったけどぜんぜん違う
でも着想だけは得てそうだけどどうなんだろうか?(個人の妄想)
舞台のセットはカラフルで楽しかった
ナイフが放射状に配置されているオブジェで画面が飽
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バビロン(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最高の映画だった
1920年代映画の時代が描かれていた

ネリーの生き様には憧れてしまう

ラストのシーンはあそこで映画界のこれからの歴史を見せ、その中に自分がかかわった「雨に歌えば」が連なることで、
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容疑者X(2023年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

日本版は何回も見るが、これは二回は見ないかな

ラスト、主人公がしてやったりとほくそ笑むシーン
結末を改変するためのもの
納得はできる

結局最初の死体はどこに?言及なし

基本的に日本版に沿ったもの
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シャイン(1996年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

もう一度鑑賞したい映画

メモ:

ヘルフゴッド
虚弱体質で体力がない
破滅的な天才

父親
叶わない夢を息子に投影
家族を所有物のように見ている
恵まれた環境だと息子を束縛する
息子を別人格とみなせ
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

愛による人間関係が面白かった
ポアロの参った姿が気に入った

一見お金のためのための殺人のようで、ポアロの苦手分野である愛による殺人でしたね

ジュネの短編映画見たいな絵作り(?)のおかげで見てて飽き
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ポアロって悲しい推理モンスターだったんだ
てっきりいけ好かないすました探偵だと思っていた
人間の汚い部分が直感で見えてしまうからこそ疲れてうんざりするのでしょうね

この世には善と悪の両極端しかないと
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シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ホームズがエンタメしてる
ホームズvsモリアーティの読み合で推理を魅せるアイディアが素晴らしい

「面白い」がたくさん詰まっていてめっちゃ楽しかった

表に出てこない資産家でありフィクサーのモリアーテ
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シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

アクション風味のミステリーが楽しい

陰謀論になぞらえた犯行
緊張感のある推理シーン
とにかく暗いロンドンが最高の雰囲気
どのシーンも飽きることがない画面
どのキャラの振る舞いもカッコいい
皮肉めいた
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前半、隣の部屋にヌルっと入る石神を見て面白さを確信した

ジャパニーズホラーテイストっていうのかな?派手さがないからこそのヌルッとした陰湿な不気味さとミステリーがマッチしていて最後まで楽しめた

自分
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インフェルノ(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

今回の元ネタはダンテの神曲が元ネタとなっている

記憶喪失の謎、それぞれの思惑が交錯してすごく楽しめた

人口の増加に伴って、環境問題、ひいては地球上の生態系全体の問題を危惧したカリスマ的科学者が世界
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ゲーム(1997年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

①嫌な金持ちが弟からゲームをプレゼントされる
②そのゲームは本格的なスリラーだった
③金持ちの資産をすべて奪う大規模犯罪だった
④スリリングな展開の中でいい奴(大雑把な表現)になっていく
⑤覚悟を決め
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天使と悪魔(2009年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ある日反物質が盗み出される
それはバチカンを丸ごと吹き飛ばすものだった

それと同時期にイルミナティと思われる組織が神父達を殺害するというメッセージを残す


この作品は宗教的とんでも理論をちゃんとミ
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エイリアンVS. プレデター(2004年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

カッコいいモンスターたちエイリアンvsプレデターを楽しむ

全ての要素を併せ持つピラミッド、古代の神、生贄、戦士の通過儀礼、一夜にしての文明の滅亡などがネタになっていてロマンを搔き立てられる

フィー
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

宗教的な陰謀論めいた設定を大真面目にやるのが面白い

キリストが人間であることの証拠をめぐるミステリー

それぞれのキャラクターのやりたいことがはっきりしていてキリスト教に詳しくない自分にも楽しめた
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レナードの朝(1990年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

沢山の軌跡がマルコム(主人公)を起点に引き起こされる
患者たちから生きる意味を感じ取ったマルコムがエレノアをデートに誘って終わる

人は檻の中にいて、そこから出ることで生きることの意味を知るんだろう

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

メモ:
主人公は彼女を愛してしまったがためにループを止めることができなくなってしまった
その結果、ボマーになることを決意する

意味ありげに登場する文章や会話劇は全て必要なものだった
台詞に無駄がない
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オブリビオン(2013年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ジャック(主人)公は既に亡くなっていて、実際にはクローンが何千体も稼働している
オリジナルは記憶処理されており、過去と現在で二人の妻がいる様です
とあるきっかけでクローンが記憶を取り戻していき、ジャッ
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インターセクション(2013年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

登場人物たちが抱える秘密と復讐が面白かった

展開に合わせて出される情報で先の展開が読めずワクワクした
分かりにくい場面はあったけどそれを差し引いても十分だった

最終的に二人の女性は「天に召され」た
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第9地区(2009年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

地球に来た宇宙人が差別され隔離されている設定
力が強いが、人間が徒党を組み兵器を使用すれば容易に制圧できる
人間は宇宙人をナチュラルに見下しているが、そのうらで脱出の計画を進める宇宙人もいる

ヴィカ
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サウスポー(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

感情に流されやすい主人公がそのせいで妻を失い娘とも引き離されてしまう
そこから自分を見つめなおして再起を図る物語

右利き左利きと言うのは主人公の生き方なんだろう
今までの不器用な右利きから違う生き方
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

全体主義vs個人主義のSF感
人個人の人権、自由が社会体制によって歪められるのをショッキングな展開で見せられている気分だった

恐らくアレックスはこの後、政府に歩み寄るんだろう
ラストの映像はアレック
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