メガネの人さんの映画レビュー・感想・評価

メガネの人

メガネの人

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NN4444(2024年製作の映画)

4.0

「へんな」ことがおきます
その説明が一切されません
むしろ、それが当たり前かのように……
そんな不気味さを含んだ短編集でした。

水の話が、もっとも不気味に思いました

身代わり忠臣蔵(2024年製作の映画)

3.9

いい話でした

クスッと笑えて、ドタバタあって、最後はちょっと泣きそうになる感動も頂けました。忠臣蔵を現代的に再解釈し直してみたってかんじかな。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

ずっと気になってた作品、期待値に見合う内容でした
狂気的なまでに鮮やかな色彩、幻想的な表現、キャラクターが個々に持つ「潜んでいる」病理性に伴う個性……
もういい所を挙げたらキリがない……

1人の「人
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

4.0

自分はとても面白いって思えた。
それこそ、筒井康隆とか山田悠介のような、ソリッドシチュエーションがとても好みだった。
ただ、ラストはキリスト教的な宗教観をモチーフにしているのが、納得しづらい所でもある
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拷問男(2012年製作の映画)

1.4

んー、スプラッターというわけでもなく、ただ正義の名のもとに拷問をし続ける映画。
痛みの演出が弱いのかな……迫力がない、ジワジワと痛がっている描写で描く節が多い。だからこそ、「ここが見どころ!」ってのが
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.5

時空を超えたSF。
あの時のキャラが、実は〇〇だった!
っていう後から判明する伏線回収のオンパレード。
2回観ると飲み込めた

UDON(2006年製作の映画)

3.8

うどんが好きだから見た。
香川に行きたくなった。
後半は、良くありそうな親子のこじれが解消するハッピーエンドなんだけど、個人的には前半のうどん屋巡りのシーンが、小腹すいた時にふとみたくなる(*^^*)

かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.5

この雰囲気が苦手だという感想も多いが、「意味のないもの同士が繋がることで、意味が生まれる」という奇蹟をたどるストーリーと考えると、とてもスッキリした映画だと思う。
だからこそ、突拍子のないセリフや動機
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.5

ニコ動のコメントが沸く映画
サンタさんが強い映画で、一味違ったクリスマスを楽しめます

「盛り上がってまいりましたww」
「ハンマー「呼んだ?」」
とか、色コメが見てる時に自然と浮かんでくる…

観て
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マリアンヌ(2021年製作の映画)

3.0

「何も語らない」
そんな短編

だから、見ている人は、そこに意味を見つけようとする

でも、そんな行為は見てる側のエゴで、見られている本人らにとっては、「語らないでいたい」ものをほじくられている。
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スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

4.2

ピンク色にそまった映像は、明るくて美しいんだけれど、恐悦さも含んだ、かなり狂気な世界

“身体は、常に、他人に向かって公開されている”
そんなテーマが、伺えた。

そこにあるのは、慈しみの愛(隣人愛)
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不安な体(2021年製作の映画)

4.0

短編に過ぎないんだけれど、映像を見てるだけなのに、「感触」を感じた。 いや、まさにそれを特化した映像なんだと思う。
最後は、「痛み」さえ見える

ブレードランナー(1982年製作の映画)

3.0

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
の映画版と聴いて、観た。
小説を端的に把握したいなら、これでもいいのかな、と。

サイバーパンクな世界観が、好きな人にはたまらない。

月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.5

ちょっと難しかった

月面基地でたった1人の作業員。
そんな日常に、ある日、変なことが起きて……

自分の過ごしている日常が、他人の介入によって、異常なものだったと気付かされる。

ソリッドシチュエー
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ホラーマニアvs5人のシリアルキラー(2020年製作の映画)

1.0

思ってたんと違うってこういうことか……

シリアルキラーの作りも、カテゴリー化されたもので奥行きがない。かなーり前半から、シリアルキラーを倒すバトルものになる。し、そこに巻き込まれた主人公が、ただ邪魔
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マックス、モン・アムール(1986年製作の映画)

3.8

美しいフランス映画

フランスの愛は、とても流動的で、自由で、ロマンチックに溢れているなぁ、と改めて思う

ただ、そこに「人ならざる生物」が入り込んでくると、愛し合うって、とても変な関係なんだなと問い
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スティング(1973年製作の映画)

2.8

レトロな詐欺師バディ物

その仕掛けはすごい壮大。
敵のボスを騙すための、仕掛け~騙してる瞬間の裏側も同時に見せてくれてるので、ボスが出てきけからは面白かった。

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

2.5

マタニティ・ブルーならぬ、マタニティ・ヒステリートでも言おうか。

懐妊状態の女性の、精神的・肉体的不安定が、周囲の人間への不信へ転化し、最終的には本当に周りがやばいオカルト集団だった、ていうオチがな
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

5.0

最高かもしれない……

ブロンドコメディ
なんだけれど、事故による「相貌錯認」がキッカケなのがすごい面白い。
さらに、
美しさにコンプレックスを持っている彼女が、本当に悩んでいたのは、「そんな自分を好
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罪の声(2020年製作の映画)

3.0

小栗旬と星野源の関西(京都)弁が、雰囲気出てたなぁ。

未解決事件をモチーフにした!
というところは期待値高いけど、学闘争やら事件の結末を、「巻き込まれ残された子供たち」を理由に訴えかけるだけだったの
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.0

詐欺師映画
というよりも、
「強迫性障害」の男が、詐欺師として生きる。そこへ離婚した妻の元から家でしてきた娘が登場したことにより、彼の精神病理が時解されていく。
メンタルヘルス映画として、自分は楽しん
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震える舌(1980年製作の映画)

5.0

終始描かれるのは「衰弱」
また観たいか、と言われるとかなりキツイ

生きる中で、もしかしたらあるかもしれない、潜んでいる不条理。それに見舞われた時、人の精神と内面はどう衰えていくのか……

闘病記で
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フロッグ(2019年製作の映画)

2.5

カメラを止めるな!と同じ構文
だけど、スッキリする方ではなく、新たな謎が判明していく方だったから、ややめんどくさかった。

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.8

ずっとハラハラして、目を話せなかった!
緊迫感漂うサスペンスで、どんでん返しでもあり、見えないゾクゾク感もあり、そして最後の終わり方が、とても意味ありげに終わるまで、実に満足。

個人的には、あのラス
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ワイルド・ワイルド・ウエスト(1999年製作の映画)

4.0

開拓時代のデコボココンビもので、アクションと、スチームパンクガジェット(発明品)の数々が、見ていてワクワクする!

展開もスピーディだし、『MIB』のウィル・スミスが好きなら、オススメ出来る!

おそ
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ゴースト・エージェント/R.I.P.D.(2013年製作の映画)

4.3

ほかのレビュー通り、「メン・イン・ブラック」の幽霊退治バージョンですw

デコボココンビ系は好きだったから、面白かった。
『MIB』と異なるのは、主人公が真面目くんで、相棒のベテラン側がヤンチャ西武時
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インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者(2018年製作の映画)

3.7

ラストの五分で、全部ひっくり返す!!
ってのに要約される、ミステリーでしたわ。

主人公が犯した罪を、凄腕弁護士が無実にするために、ストーリーをでっちあげる。という設定が既におもろそうだった。

閉ざされた森(2003年製作の映画)

3.0

キャラクターそれぞれが個性的。
それを観る分にはおもろい。

トリックというか、びっくりポイントは、あんまり驚かなかったなぁ、、

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.0

「芸術(アート)とは、不条理をわざわざ目前に晒す行為である。
それを、賛美する時にも。批判する時にも。忘れてはならない」

そんな一文に尽きる。
湊かなえとはちょっと違うけれど、イヤミスの読後感にも近
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ゲーム(1997年製作の映画)

3.3

アメリカ版「世にも奇妙な物語」だね。

設定というか、流れはほぼ序盤で分かる。
そこからが、まぁ長い。
結末の、「あぁ、こういうことね」から「あれ?!そうなるの!?」ってのが2、3回あったけど、まぁ部
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

2.5

サイバーテログループの話ってのが、ちょっと面白い。

けど、若者ドンチャンが多くて、それがキャラクターに親近感を寄せるという算段なのかもしれないけれど、魅力的ではなかったなぁ、、
結末が読めてしまった
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

1.5

なんか、、オススメされたけど、そんなに「おぉ」とはならなかった。
とてもいい舞台と設定なんだけど、結局はメインに据えた2人による劇になってるし、9人もキャラクターが必要だったか?とモヤモヤしちゃう。
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.0

一言で言うなら「戦争皮肉」だろうか。
メタルギアソリッドのピースウォーカーで知って、「核抑止」に繋がる作品として観た。

水爆に対するテーマがメインなんだけれど、まぁ軍事の非理性感とか、政治家のやりと
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.7

なかなかすごいテーマだなと思う。

「I am a human. I am not elephant.」
のセリフは、一人の人間の宣言とも、ただ当たり前に生きていたかった男の叫びとも、そして誰かから大
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