歴史上の英雄として語られることの多いナポレオンだが、実はそんなことない…という皮肉めいた側面を含んだ映画のように感じた。だとしたらなんだか残念なキャラクターが上手いホアキン・フェニックスが本当に適役。
序盤に事件が起こり、その後は裁判の行方を追う形で物語が展開する。供述が正しいのかどうか判断できないので自分も裁判に参加しているような気分になる。ダニエルの供述のシーンは胸が苦しくなった。
2年生になった久美子の部長としてのスタート。肝心のアンサンブルコンテストのシーンはもう少し描いて欲しかった。
2年生になった久美子。奏との先輩後輩関係にフォーカスされていたけど、3年生の出番をもう少し増やしてあげたかった感じはした。
なんで今まで観てなかったんだろうと後悔。サイコスリラーの金字塔といわれる所以が理解できる作品だった。レクター博士という存在が不気味なんだけど何故か引き込まれる。残虐なことをしているのに逆にもっと知りた>>続きを読む
展開が早すぎるというか、ありえない状況なのにあっさり受け入れて次に進む、という描写が多くて登場人物の行動に全然共感できなかった。
風景や自然の描写はさすが新海誠作品で美しかった。最後の場面はもののけ>>続きを読む
日本での公開はどうなんだと多々議論があったわけですが、思っていたより誠実な内容であるなと思いました。
オッペンハイマー自身が技術者としての使命と倫理観に揺れ動く様子には胸を打たれたし、直接的にその威力>>続きを読む
バリー・コーガンの魅力がこれでもかと味わえる作品。スクールカーストものかと思ったら一転、どんどん不穏な雰囲気が漂っていく。フェリックス美しすぎる。
ずっと不穏でずっと地獄。元になったギリシャ神話?の話を知っておくとシチュエーションが理解しやすい。バリー・コーガンが、何考えてるかわからないサイコパス感溢れる役どころで引き込まれた。
前情報なしでみていると途中まで何がそんなに生きづらいのかわからないが、後半どんどん点と点が線で繋がり始める。
"地球に留学してるみたい"というセリフがその違和感を見事に表しているなと思った。
お互い>>続きを読む
ヘレディタリーやミッドサマーが大ヒットしたアリ・アスター監督の新作でA24作品。予告の通り悪魔のような3時間。
ときにホラー、サスペンスであり、ロードムービーのようであり、ときにB級映画のようなコメ>>続きを読む
4Kレストアで一層鮮やかになったストップメイキングセンス。時代を感じさせず老若男女、そして人種も超えて幅広い層を躍らせることができる、トーキングヘッズの魅力を再確認させる作品でした。スタンディング上映>>続きを読む
あみ子の天真爛漫さ(と空気読めなさ…)と、家族がだんだんと崩壊していく感じの対比が辛い。死産を経験して精神崩壊するお母さんや、直接的にはあまり語られないけど不良になっていく兄、子供の目線からだとこんな>>続きを読む
エマ・ストーンの迫真の演技にただ圧倒される。
大人の女性の体に幼児の脳を持って生まれたベラは凄まじいスピードで成長していき、その好奇心のままに動いて行く。
序盤モノクロだった世界はダンカンとの旅行>>続きを読む
周りの人に、"あの人は幸せだ"と思われないと、幸せにはなれないのだろうか?そんなことを感じた作品だった。
トイレ清掃員として働く平山は、質素な暮らしながら、誠実に仕事をこなし、日々満足して暮らしてい>>続きを読む
淡々と殺し屋の仕事をしていく主人公を追った話。冒頭のミスにより家族を危険に晒すことになり、雇い主までも手にかけることに。
本当に淡々と進んでいくので、仕掛けるまでの段取りもぼーっとみていると後に「え>>続きを読む
本当は年内上映だったのに、追加決定したの本当にありがたいです。
アルバム「Renaissance 」を引っさげたツアーの公演の様子とドキュメンタリーを含んだ劇場版作品。
女神のように微笑むビヨンセ>>続きを読む
戦乱の世を北野武の視点で描いたコミカルかつシリアスな時代劇。加瀬亮が演じる織田信長の暴君ぶりは勿論のこと、目を惹かれたのが中村獅童。場面を経るにしたがって、「首」の価値が揺れ動いていく。
おじゃ魔女どれみの世界を通じて仲良くなった3人が、各々悩みを抱えつつも乗り越えていくストーリー。女性の生き方を考えさせられる内容だった。聖地巡礼の旅がロードトリップの要素を感じて良かった。
MSCベリッシマを舞台にして船上での殺人事件と恋愛模様を描いた作品。ネットフリックスで坂本裕二なのにちょっと物足りなさを感じました。群像劇にしてはキャラの深掘りが弱くて伏線回収もまぁ想像できる範囲かな>>続きを読む
怖そうでなかなか手を出せなかった作品。前半は捕虜になってから連れて行かれるまでの胸糞悪さもありつつ、文明が発達した集落の様子にたまげました。よく作ったな〜。後半は壮大な鬼ごっこ。都度痛そうですが引き込>>続きを読む
三国志で有名な赤壁の戦いを描いた作品の前編。字幕と合わせてキャラ紹介が結構入るのでわかりやすい。三国志のイメージ通りの配役でキャスティング◎ 金城武や中村獅童ら日本人キャストが出演しているのも嬉しい。>>続きを読む
最後の皇帝と称される溥儀の半生を描いた映画。幼くして天子となったかと思えば退位させられ、紫禁城から出れず、日本の傀儡政権にて踊らされる。本当に、戦乱の世の中に振り回された不憫な人だと思った。
全編通>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
怖すぎず、怖くなさすぎず、ちょうど良いホラー映画だった(笑)
ミア・ゴスの存在感が目を引くと同時に、老婆も一人二役で演じていたとは!
最後の保安官のセリフが粋な流石のA24作品でした。
キッド・カディ>>続きを読む
そのタイトルの通り女性たちの会話、議論の様子が描かれた作品だった。男性たちと闘うのか、村を離れるのか、家族はどうするのか、子供は連れていくのか…など、性暴力事件に伴う様々な課題に向き合っていく。そう昔>>続きを読む
東京国際映画祭で鑑賞。戦争を経て心に傷負った人々に焦点を当てた作品。キャスト各々レベル高い演技でしたが、特に趣里がすごかったです。人を信じられない気持ちと誰かを頼りにしたい気持ちが交錯するキャラクター>>続きを読む
東京国際映画祭にて。アクション映画としては面白かったけどちょこちょこ展開&脚本で気になるところがあって今ひとつハマりきれなかった。(あと、闘技場の演出で特にお客さんがエキストラ感満載できつかった…)>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
面白かったです。上映時間を感じさせないずっとハラハラする展開でした。
観ている側としては誰が黒幕か分かった上でストーリーを追っているので、それを踏まえてどこに着地するのか?という観点で目が離せない作品>>続きを読む
ワインスタインに関する告発とMetoo運動のきっかけになった実話をもとにした映画。ワインスタインの行動が許されないことは誰からしても明らかなのに、彼の圧倒的立場や、発言することで自身を苦しめかねない被>>続きを読む
独特な生き物達など世界観がすごい。絵本を見ているようなヴィジュアルと、最低限の動きしかしないアニメーションのぎこちなさがより不気味さを際立たせている。ずっとみたいと思ってたのでAmazonプライムで配>>続きを読む
ウェス・アンダーソンの作り出す、いつだって可愛いらしいパステルの世界に引き込まれつつ、(ビジュアル面が良いだけに尚更)内容が頭に入ってこないのと登場人物に感情移入できない体験は過去作に引き続き…だった>>続きを読む
バービーとケンの関係性に着目し、バービーランドとリアルワールドを行き来することで、男性目線、女性目線各々からみた"居心地の悪さ"を観てる側にも体験させる構図に驚いた。ジェンダーをテーマにした作品は多く>>続きを読む
なんでCGにしたのかな?という気持ちが拭えない。二世達が活躍する姿は楽しめたが他の方も書いている通り親世代が強すぎて全部持っていってしまったなという感じ。
イザベル・フォーマンが引き続きエスター役を演じることに驚き。エスターの正体が明かされていううえでどういう展開になるのかと思ったが、前作とは異なりよりエスター目線で描かれており、特にあるキャラクターの振>>続きを読む
映画自体の独特な構成に驚くとともにゾッとするのだが、一番怖いのは本当に現代でも続いているということ。
冒頭から"何かおかしい"ことを感じさせるモネイの演技が素晴らしい。
「THE DAYS」を先にみてしまったのでややダイジェスト感があったが、こちらの俳優陣も圧巻の演技だった。
本作の方が、所長と当直長の関係性が深く描かれているなと思った。
映画でもドラマでも良いのでと>>続きを読む