もんきちさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

もんきち

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ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実(2019年製作の映画)

2.0

「激渋爺さん達集結」

ベトナム戦争PTSD系、、、その辺を描きつつ叙勲の話と政府の隠蔽話が絡んでくるのでなかなかトッチらかってます。最初気の乗らなかった主人公が、出世を放棄してまでのめり込んでいく過
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.0

「割り切りよくて〇」

序盤ちょっとダラっとしてて「これはヤバいかな?」と思ってたら、麻薬班の女刑事とバディった付近から急加速でグングン面白くなります。セリフも展開もテンポがよくてスピーディ。余計な辻
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

「これはいいです」

ゆるーりとした序盤。FBI捜査官の登場からジワジワと話は動き始めますが話の本軸は犯人捜しではありません。それより頻繁に出てくるのが「管轄」「権利」「権限」といったワード。そもそも
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31年目の夫婦げんか(2012年製作の映画)

1.0

「何もないです」

話の軸を「セックスレスに悩む妻」にしたせいで話が解りやすくなった代わりに話が単調に。「カウンセラーの課題をクリアしていく」てのは手間を省いたいいアイデアだし「やらされてる」てテイが
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ブルー・ダイヤモンド(2018年製作の映画)

1.0

「久々にスゴい映画を観た」

久しぶりに唖然とさせるスゴい映画の登場。相変わらずの髭面でジョン・ウィック感を醸し出すキアヌも今回は単なるヤリチン。闇ディーラーとしてもまったくキレが悪いしマフィアとの駆
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私は貝になりたい(2008年製作の映画)

1.0

「そろそろ邦画の「映像美」はヤメません?」

「中居くん坊主になる」てのをちょっと美味しく使おうとする感じや、邦画の悪いクセの「映像美」や「ちょっとナナメのキャスティング」がどうにも残念。ちょこちょこ
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天気の子(2019年製作の映画)

2.5

「オッサンには恥ずかしいです」

新海誠です。それ以上でもそれ以下でもなし。気恥ずかしいぐらいのアオハルです。 ハイテンポな前半は素晴らしいです。中盤ちょとダレてファンタジーな後半はまあどうでもいいか
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

2.0

「次は「シン・科学特捜隊」でお願いします」

既視感ばかりで樋口真嗣の引出しの浅さが露呈です。CGでヌルヌル動くウルトラマンや怪獣はもうどうでもいいです。説教染みたテーマも耳障りなだけ。これはやはり「
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ALONE アローン(2016年製作の映画)

2.0

「難しいカテゴリー」

同じ地雷映画の「トラップ」とか窮地モノの「127時間」もそうですが、このテの画替わりのないワンシチュエーション系って、尺稼ぐのにどうしてもフラッシュバックとかトラウマとか幻覚描
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.0

「要集中力」

なかなか面白かったです。一見単なる「女苦手な潔癖オヤジと引籠り女の情緒不安定合戦」ですが、最後はアッと驚く展開。とにかく全編伏線と示唆に満ち溢れていますので要集中力。何気ない感じの台詞
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アドリフト 41日間の漂流(2018年製作の映画)

2.0

「実話押し不要」

画が単調になりがち系で、この「合間合間に特に伏線もない過去エピソード挿入されるパターン」は個人的には没入感が途切れるんで好きじゃないですが、この辺は観る人によって「退屈しなくていい
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無双の鉄拳(2018年製作の映画)

2.0

「出演陣のクセがスゴイ」

「キレたら怖い」「腕っぷしが凄い」だけで最後まで突っ走る潔さ。ただアクションシーンもカーチェイスも特にどうって事なく平凡なもの。話的にも御都合主義満載で深味も広がりもなくパ
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

2.0

「ラストにもうひとヒネリあれば」

序盤の老害パートはなかなかウマくてクソオヤジ感高まりますが、後半へのフラグなのがわかってるだけに冷静に観ちゃいます。 周囲の人達(特に若者)がフレンドリー過ぎるのが
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

2.0

「ズシっとシリアス100%」

事実ベースの原作ものだそうです。一体いつの時代の話なんだ!?と思わせますが、1980年代のお話らしいんでオドロキです。観る前にとりあえずは「アラバマ」という場所の性質を
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殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

3.0

「佳作。題名やポスターでかなり損してます」

面白かったです。一時流行った安いコミカル時代劇と思ってたらこれがまったく想定外。まずはとりあえず美術が素晴らしい。宿場町や呑み屋が実に雰囲気。夜の照明具合
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ANON アノン(2018年製作の映画)

2.0

「プロットと雰囲気は〇」

開始5分で溢れ出すB級感。視覚情報?あのピロピロ~って小さい字が出てくる描写がとにかく鬱陶しい。ビョーンと出てくる映像が自撮り動画FPS風なのも安っぽさ満点。記号的な美術や
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.0

「相変わらず愛想なし」

鼻輪っか姉さんですっかりお馴染みになっちゃったミレニアム。このシリーズ、個人的には「面白いんだけどシリアス過ぎて」あんまり好きじゃないんですが今回も見応えたっぷり。モノトーン
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正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官(2009年製作の映画)

2.0

「惜しい」
観終わった後はヘトヘト。このテの突き刺さる系の話はホントしんどいです。が、同時に面白いんで困ったものです。 群像劇なんですがそれぞれのエピソードに濃度差があるのはちょっと残念。女優志望のオ
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

2.0

「大味です」
ちなみにゲーム方面は全く知らないので、思い入れとか背景全然わからないまま純粋に映画としか観てませんあしからず。ワーッとなって静まりまたワーッとなって静まる小山の連続でとにかく没入できませ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.0

「ポップ&ブラックで〇」

個人的にキャリーマリガンが好みな感じなので贔屓目で見てしまいましてどうにもすいません。最後のハーレイ・クインみたいなのはちょっとアレでしたがサイコな演技もキュートな感じもな
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恋するトマト(2005年製作の映画)

2.0

特にヤマ場もなくヒネリもないド直球なお話。
企画脚本が大地康雄との事です。
序盤は邦画でよくある感じのクセあり出演陣コメディタッチ感ですが中盤から画色が変わります。 
農業の仕事をテキパキこなす演出が
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ブラッド・スローン(2016年製作の映画)

2.0

「ブレイキング・バッド」感。
とりあえず出演陣のヒゲ率高いのはなんなんですかね? 
個人的に「過去と現在をチョコマカと行ったり来たり」する系はどうも気が散ってしまい好きじゃなく今作もまったく入り込めず
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アンジェラ(2005年製作の映画)

2.0

全編モノクロの会話劇。
リュックベッソンお馴染みの「ダメ男を凛々しくサポートする美女」のお話。
少しコミカル、色んなメタファーてんこ盛りでなかなか面白いんですがいかんせん話が荒い。
天使の彫刻が被るシ
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アンビュランス(2022年製作の映画)

2.0

話的には特にどうって事ない安い話。
まあマイケル・ベイにそれは望みませんので全然いいです。
弾にはなかなか当たらないし警察もちゃんとドジ。
カーチェイスシーンも言ってしまえばオーソドックス。
道端の露
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ミステリーロード/欲望の街(2013年製作の映画)

1.0

「ノーカントリー」風空気感でひたすらに淡々とゆっくりと流れていきます。
とにかく雰囲気だけはありますしかしそれだけ。
ドローン高度の俯瞰ショットも使い過ぎ。
主人公の刑事がポーカーフェイスな上にヒゲ面
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暗黒街(2015年製作の映画)

2.0

ソッリマらしいリアルクライム感と細かい所は気にしないアバウト感がよく出ててさほどダレ場なしの130分。
登場人物がちょっと多いので流れを掴むまで少し時間がかかりますが、脳内が整理された後は面白味右肩上
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ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

2.0

伝記モノやサクセスもののつもりで観たらなんだこりゃ?てなりますのでご注意。「シャネルってこんな人~」て映画。ほぼ全編が優雅なパトロン生活の様子です。 テンポもいいし脇役も立ってるのでなんとなく観れてし>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

2.0

久々にスパイク・リーの名前を見たなて感じ。ズッシリヘイトモノですがまどろっこしくお茶を濁さず思い切りドツキ漫才やってるような面白さ。ただ表面的な面白さしかワタクシには解りません。白人黒人ユダヤ人、WA>>続きを読む

静かなる叫び(2009年製作の映画)

2.0

とにかく余計なモノ一切なし。冗長な説明皆無。台詞最小限。なにしろ色すら付いてません。ドゥニならでわの丁寧な画造りと耳障りのいい音で引き込んでいきます。普遍的なサスペンスやバイオレンスとは無縁の上質なノ>>続きを読む

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

2.0

「真実に基づく」系って難しいですよね。あまり突飛に逸脱できないし忠実だと映画として面白味に欠けてくるし。で、その懸念がピッタリ当てはまる今作。 全編シリアス&地味で特に何もなく。そもそも最初から「バレ>>続きを読む

ルパン三世 THE FIRST(2019年製作の映画)

2.0

意外と面白かったです。水漏れの如く滲みまくる「カリ城ルパン」。フィアットもカップラーメンもブルーバードも、銭形の縄手錠もごくろうさんマークも、不二子の「またメチャクチャになる」て台詞も全部もはやスタン>>続きを読む

blank13(2017年製作の映画)

1.0

朴訥雰囲気に長回し、ボソボソ台詞に小津的な間。いやはや邦画のダメな所の幕の内弁当。まず「万引き家族」もそうでしたが、このテの貧乏設定作品では子役がとにかくダメ。肌はスベスベ髪はサラサラ、服もダメージ感>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

2.0

そうなるだろうなーという予想そのまんまで進んで行きます。主人公の両親がちょっと傾き過ぎなのがアレですが。コメディ要素も取って付けた感でちょっと残念。坂本龍一みたいな先生が展開を強引に引っ張ってていい効>>続きを読む

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