Sayooooさんの映画レビュー・感想・評価

Sayoooo

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ペルセポリス(2007年製作の映画)

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自分よりひとまわり上の世代くらいのイラクで生まれた女の子の話。

ほとんど変わらないのにまるで別の世界の話のようだから怖い。
それでも人間は生きていくために頑張っていかなくちゃいけないけど、人の力に頼
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カエル少年失踪殺人事件(2011年製作の映画)

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韓国の3大未解決事件のひとつ。

殺人者の追憶がめちゃくちゃよくできたサスペンスと警察内部への告発ってかんじだとしたら、こちらは遺族の傷みに寄り添った人間ドラマとメディアのあり方への警鐘ってかんじでし
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

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もう配信されたという速さに驚きつつ、見逃してたのでありがたく鑑賞。

前評判が良すぎて期待値上がってしまったので正直そこまでハマらなかったかな。
なんとなく途中で展開が読めてしまったし、ミステリーの謎
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快盗ルビイ(1988年製作の映画)

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映画が好きで映画の仕事をしてたからか、本当に映画的な画作りだなーってかんじ。
お話はまぁかわいらしいストーリーで、やらないよ。といいながらキョンキョンに言われるがままの真田広之がかわいらしい。
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ブラックブック(2006年製作の映画)

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なぜかアマプラ見られなくなっていたからTSUTAYA駆け込み。

よくある戦争中のスパイ映画かと思ったら一味違うのはポール・ヴァーホーヴェンだからなのか?
主人公の過去の回想として始まるんだけど、家族
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エル ELLE(2016年製作の映画)

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らしさってなんなんだろうっていうものを全部ぶち壊してくる。

怖くてみていられないようなミシェルの行動の裏にある不安とか恐怖を考えると本当にすごい。
性被害者は被害者らしく怯えて、従順に生きるっていう
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

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まず主演二人の演技が素晴らしい。
監督がインタビューで彼らと3人のコミュニケーションを増やし、よく知ろうと思ったという話と、脚本は一度しか読ませないことで脚本通りに演じすぎないようにしたというのが印象
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

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去年見逃したって思ってたけどカンヌ公開2021年から2年もかかったあたりに日本の残念さを感じる。
宗教×権力×性とか、日本でなかなか買い手がつかなかったのかね…

17世紀に実在したベネデッタは熱心な
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映画 太陽の子(2021年製作の映画)

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オッペンハイマー公開のタイミングで鑑賞。

キャスティング豪華で皆さん演技が素晴らしいのもあり、ずしっとくる。
原爆開発に携わった兄と特攻隊として死んでいく弟という戦争に翻弄されたふたり。

原爆開発
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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すごく映画的な映画。

記憶と記録と事実を組み合わせているけど、実際の人間の記憶ってこんなかんじだよね。
子供時代の記憶ほぼないので毎回写真や周りの人の話から捏造してると感じてたのでそれが映画になって
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辰巳(2023年製作の映画)

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森田想さんの演技が素晴らしかった。
舞台挨拶の回だったので、役作りの参考作品にレオンをあげててそうだろうなと思ったのでなるほどなと思った。

日本で本当にノワール撮りたいという監督の気持ちの強さが出て
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X エックス(2022年製作の映画)

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先にパール観てからの鑑賞だったので、ただサイコキラーホラー映画ではなくだいぶエモくなってしまった。

パールがずっと愛されたいという思いを抱えて、あれから60年がたったと想うとせつなすぎた。

老いも
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Pearl パール(2022年製作の映画)

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思ってたのと少し違かった。

なんというか、猟奇的な裏にあるものが人間の寂しさなのが切なかった。
愛されたい欲求、貧富の差、人種差別、男女差別みたいなとても今っぽいテーマでした。

ラストシーンはゾッ
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Cobweb(英題)(2023年製作の映画)

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ドタバタコメディ風刺劇なんだけど、どうせならもっとコメディに振ってほしかったかも。

1970年代の軍事独裁政権下の映画検閲への風刺なので、そういうシーンあるのかと思ったら間接的にはあるけど背景詳しく
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

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実話ベースだと知らなかったので最後びっくり。

イランはそもそも女性差別強いイメージだけど、殺人事件の犯人を擁護する人たちがいることに衝撃だった。
とくに彼の家族である妻と息子が無罪を信じてるあたりと
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セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

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モンゴルの作品観たことなかったので気になって鑑賞。

思っていたのと少し違かったけど、ふたりの関係性でふたりともが成長するのはなんかおとなになってからこういう関係の年の離れた友人を持ってみたいと思った
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ロスバンド(2018年製作の映画)

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公開当時見れなかったのでリトルエッラ公開に合わせた再上映で。

ロードムービー好きなので、忙しくてくさくさした気持ちが癒やされた。
ロスバンドの4人めちゃくちゃかわいげあってよかった。
ノルウェーの自
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虎を仕留めるために(2022年製作の映画)

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決して裕福ではない、どちらかというと貧しい村で起きたレイプ事件。
ほとんどのレイプ事件が訴えられないインドで、ほとんどはじめて親が娘のために起こす裁判を追ったドキュメンタリー。

村の人は村のルールで
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

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しょうもない映画(褒めてる)
何も考えたくない気分だったのでぴったりでした。

アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

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知ってる内容だけど改めて復習。

去年、新しい仕事の面接でだれかとお茶して話すならと聞かれてわたしはアインシュタインにこのことを聞きたいと思っていたのでラストはわたしと同じこと思った人がいたし、ちゃん
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トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして(2020年製作の映画)

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やっと観た。

改めて知らなかった作品もたくさんあって観てみようと思った。
メディアが作り上げたトランスジェンダーの人たちのイメージのせいで苦しんでる人がたくさんいるとわかったので、改善されることを願
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

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うーん、映画館で観たかった…
映像の構図とかモノクロからカラーになるとか大きなスクリーンで見たかったね。
オープニングがとくにすばらしかった。

レニーはクソ野郎なのにいいやつで、これが本物の人たらし
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ワンダーウォール 劇場版(2019年製作の映画)

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はじめて京大近くをバスで通ったときにはすでに退寮への抗議のボードなどが張り巡らされていてその異質さに驚いたことを覚えている。

寮生にしかわからないなぜこの建物にこだわるのかを部外者にも伝わるようにし
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

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IMAXでも4K でもない上映だったけど、映画館で、スタンディング上映で観られてよかった。

渋谷に夜遅い時間に老若男女が集まってダンスしながら観ている光景はまさにデイヴィッド・バーンが見たかった光景
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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サスペンスやスリラーかと思わせて法定ドキュメンタリーのようだった。
大人になるにつれて、人との会話や行動をジャッジしてしまうような場面が多くいつも反省するけど、まさにそんなことを映画を見ながら感じた。
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

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黒人とか白人とか関係ない自分の生活の小説を書きたい主人公がステレオタイプと偏見への批判で書いた8mile的ないわゆる世間が想像する黒人ストーリーの本が爆売れするという皮肉。
けど、主人公は主人公でそう
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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2回は観るだろうと思ったから記録つけなかったけど、2回目も最高。

物語、衣装、美術、音響すべてが最高に好き。
原作とはやや違う点もあるけど、よりベラにフォーカスしているのでそれはそれで良いと思ったの
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ムーンライト(2016年製作の映画)

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ずっと悲劇おきそうで怖いから観てなかったけど、思ってた映画とちょっと違くてよかった。

この作品がラ・ラ・ランドおさえてオスカー作品賞なの改めてすごいな。

マイアミに住む黒人コミュニティのなんとも言
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

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ストーリーはとくに無いんだけど、とにかく実写でディカプリオがノースタントでやり切る映画って感じ。

熊もバッファローも馬もこわくなる。

実在の人はアカデミー取りやすいというのをやっと実現したディカプ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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楽しみにしてたのに、漫画原作の一連の事柄があったので観る勇気出すのに時間がかかったけど結論とても良かった。

原作未読でまず鑑賞して、あとから漫画読みましたが原作に忠実でありながら歌唱というこの作品の
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

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映画の文脈としてのタイムリープを逆手に取った設定はとても面白かった。
けど、それがわからなければ繰り返すくだりはけっこうダルいのかもなと思った。

大人の中に感じるモラトリアムというか、やりたいことみ
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

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男二人の身勝手さに終始イライラ。
女には法に守られる権利も、自ら選んだり発言する権利もない中世の男中心社会の仕組みにイライラ。

裁判は完全なセカンドレイプ。

長いのは3部構成ゆえなのねと、1部終わ
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

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Filmarksさんの試写でひと足お先に見させていただきました。

恋愛映画苦手なので、正直106/100分はなぜこんなにこのふたりは24年も前の関係にこだわるんだろうとぜんぜん共感できなかった。
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市子(2023年製作の映画)

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めちゃくちゃ重い。ズシンと来る。
いいやつだと思ってた人がいきなり有害な男性性というか、市子(女性)に対して支配欲を見せたあの瞬間が1番ゾッとしたかも。

若葉竜也くん演じる主人公がだんだんとくっきり
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ポエトリー アグネスの詩(うた)(2010年製作の映画)

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すごーく嫌な話がすごく美しいなと思って印象的。

いくつになっても女性は女性であるがゆえに自分が受けてきたいろんな性被害を忘れられない。
けど、ミジャくらいのおばあちゃん世代ってきっとそれを封じ込めて
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シークレット・サンシャイン(2007年製作の映画)

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4Kプロスペクティブでやっと観ました。

なんて切ないんだ。
赦すってなんなんだろうと思うし、赦す必要が本当にあったのかなと思ってしまう作品でした。

赦して救われないと思っていたはずなのに、自分の信
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