ワンシチュエーションものとして低予算ではあるんだろうけど、地上600mの鉄塔上にいるっていうリアリティや怖さ、撮影のバリエーションなどはたしかにあったし、話の展開などもベタながら色々考えられてはいる。>>続きを読む
前作を好きな人が観る前日譚・スピンオフとしては合格
元々、怒りのデスロードと同時期に3部作(マックスの前日譚と合わせて)のように思ったより昔から構想されていて、オリジナルの監督がやっているだけあって>>続きを読む
アウシュビッツ強制収容所の隣で「聞こえない人」と「聞こえている人」。
大傑作。全体が見えてくるまで1時間くらい我慢が必要かな。脚本や展開が秀逸で、アウシュビッツ強制収容所の隣で暮らす司令官一家の平和>>続きを読む
もっと重々しいかなって思っていたけど、落語が元ということで、軽妙さやリアルな人間ドラマがきちんと描かれていた。役者陣も豪華、撮影や音楽にも切れ味があり、現代の人が観ても退屈しないように徹底されていたよ>>続きを読む
貴種流離譚とか行きて帰りし物語のように、主人公が転落し、その後に試練やメンターが現れたり、セオリー通りのきっちりした脚本で及第点まではいっているけど、それ以上の面白さは無かったかな。
あと猿の惑星の>>続きを読む
「旅は何が起こるかわからないから面白いんだ」
基本的には、全編を通して品位高く、丁寧に作られています。(でもジャンル的にありがちなんだよなぁと頭でっかちに考えないようにしても)あまりに類型的だった。>>続きを読む
長野県諏訪市を舞台に、とある普遍的なテーマを描いており、ベネチア国際映画祭銀獅子賞も納得。都市部に育って連休で遠出してレジャーに、なんて考えていたりもした自分には身につまされる思いでした。
始まって>>続きを読む
キングオブモンスターズ以降、だんだんと「ゴジラ」に神話性やケレン味がなくなって(なくされて)、ただの「コミックヒーロー」みたいになってきてる。船頭多くして船山に登る、両雄並び立たずというけど、コングと>>続きを読む
久しぶりの韓国映画ノワールの傑作。韓国社会の暗部をえぐりながら、アクションや伏線回収などエンタメも両立、めちゃくちゃ良かった。
観た後、ポスターアートの彼が「最高」な奴に見えてきます。
バリバリにホシを上げるが黒い噂の絶えないベテラン刑事への秘密捜査を命じられた新人刑事。最初は怒られるばかりだったがだんだんと心が通うようになり、秘密捜査に疑問を感じるように。そしてどうやら死んだ元刑事>>続きを読む
王道ではあるんだけど丁寧に作られていて、青春期から年代を超えた友情(だったり恋愛)もの作品のなかでもトップクラスかなぁ。
このレビューはネタバレを含みます
まぁ読めるといえば読めるんだけど、わかっていてもなかなかの展開。真相が明らかになって、「娘だけは助けて」という母親の最後の言葉に繋がるところはガツーンときた、観る価値があるかな。
アントニオ猪木やジャイアント馬場と戦ったという父親を中心にした、伝説のプロレスラーファミリーを描いた実話。この家族の顛末、これは史実を調べずに観た方がいい。
中小作品ながら、役者の肉体作り込みやプロ>>続きを読む
様々な著作物が無料で流通し、違法とされたファイル共有ソフトを巡る「Winny事件」の映画化。めちゃくちゃおもしろいって感じじゃないけど、丁寧な作りで、じんわりと良い映画だった。やはり東出昌大はいい役者>>続きを読む
映画館で観ていたけどレビュー載せ忘れ、当時の感想です。
最高だった。王道展開、ド派手なレースシーン、いい意味で気楽に偏差値を低くして観られた。それでも、ゲーム原作映画で大切な、「そのゲームの要素を最>>続きを読む
出来が悪いわけじゃないけど、要素が多すぎてお腹いっぱいよ。虐待やヤングケアラー、LGBTQと社会問題を一本に盛りに盛れば、そりゃ賞にも引っかかるでしょうよという感じ。
正直、「市子」のほうが良かった>>続きを読む
言いたいことはいくらかあるが、普通に観て日本人が"怒る"感じではない。「欧米人なりの反戦、反核映画」ではある。投下を喜ぶ人、反対する人とむしろバランスが取れている。オッペンハイマーのフラッシュバックで>>続きを読む
原作自体が10年前なので、浅野いにお節全開の現実にいなそうな女の子の喋りやキャラ、ノリ、311を下敷きにした感じの前半が、令和現在の今になってはキツイ、古いかなぁ。
高評判なのもわかるんだけど、前後>>続きを読む
SF大作映画と歴史モノが好きだから大好物だけど、冗長な部分は多く、あと20分はカットできたろという前作同様の感想。頑張って続いてほしい。
長澤まさみが演じる弥生の、森七菜演じる春へのある残酷な仕打ちに最高にモヤッた。脚本川村元気、王道を外してやったぜって感じなんだろうか、あれで泣ける人いるのかな。
作品評価が微妙なのも納得。森七菜は安>>続きを読む
裁判は「終わる」けれど、「え、いやでもこの人ってさ…」と鑑賞後も余韻を残すところが、ビターで良かった。
裁判パートが台詞ばかりで長くて飽きが来る。そこを映像とか脚本、編集とかで味付けできていればいい>>続きを読む
安定の良クオリティ韓国映画でした。表層は歴史物だけど、現代社会を写した映画なんだろうな。子どもや孫を殺してでも生き残ろうとする祖父の世代、為政者にとって国民は盲人のように見てみぬふりをしてくれていた方>>続きを読む
映画としては監督の前作同様、抑制が効いていてソツなく作られていたと思う。
ただ、こういうPMSとかパニック障害とかの病って「理解ある人」と出会ったら簡単に症状軽くなるのかなぁ?(そう見えた)。正直、>>続きを読む
「女性の男性からの束縛と解放」が主題としてあると思うんだけど、真に迫った感はなく、なんか上辺をなぞっただけな感じだなぁ。ぶっちゃけエマ・ストーン、脱ぎ損じゃね。
約20年越しで、当時かそれ以上のテンションとエネルギーはすごいw
良いところも悪いところも前後編にしてもいいボリュームを一本に全部盛り!お腹いっぱい!(また○○○か…と悪いところをいちいちあげつら>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
メイン3人以外に、4人目の殺人を知る人物(市長)が出てきたところとか、補助金のためにどんどん村ぐるみになっていく感じとかは最高にゾクゾクした、荒唐無稽さとありそうな感じのベストバランス!
ラストの市>>続きを読む
打ち明け直後の3人の火星ミッション宇宙船に地上のエンジニア一人が紛れ込んていた。
全員善人の宇宙船限定シチュエーションサバイバル映画をやったらどうなるか?→あまり面白くないんですよねえ…。
観た後に考察や解説サイトを読んでふむふむそういうことかとは思ったけど、そもそもアニメや作劇として面白くない(グルーヴが足りない)感じがした。(手垢のついた言い方をすると、”やはり新海誠は偉大だな”と)>>続きを読む
5秒に1個ネタを考える伝説のハガキ職人、だが社会性は皆無でとにかく生きていくのに苦しむ。凡百の一般人より、めちゃくちゃ努力をしていて才能はあるんだけど、コミュ力がなくても発揮できる場所がないというのは>>続きを読む
綾野剛の中学生に優しく語りかけるヤクザ役がとてもいい、ずっと観ていたい。齋藤潤君の幼さやかわいさの残る中学生役への絶妙なキャスティングも素晴らしい。
ただ自分は歌が下手なので学校の合唱とかトラウマで>>続きを読む
宝くじが当たったことをどんどんバラしていく大雑把なスタイル(分け前をエサに共犯者を増やしていく)がテンポ良くて良かった。基本的には気楽に観れて笑えるんだけど、南北問題を描いている以上、芯の部分はしっか>>続きを読む
一部ではめちゃくちゃ嫌われてますよね。東京五輪的な強力なお上や、すでに成功した人間らによるプロジェクト、トイレ清掃員でありながら真摯で清貧というあまりに都合がよい主人公。
もちろん自分も、主人公の造>>続きを読む
若い男女のカップルの暮らす小さなアパートの夜、男は指輪を差し出しプロポーズ。女は涙を流しながら笑う。そして女は次の日に男の元を去った。それはなぜか?
運命に翻弄された主人公から、男を狂わすファム・フ>>続きを読む