素晴らしい!!前作「ケイコ目を澄ませて」も素晴らしかったけど、今回も三宅監督の手腕が光り輝いていました。三宅監督って「映画」が本当に好きな監督なんだと思う。やっぱりフィルム最高だよねとか、まあもちろん>>続きを読む
いかにもカンヌ好みの芸術性高い作品であることはわかりますが、内容的に乗り切れず。予告編見てるうちに眠くなってしまって。前半ぽつぽつ寝てたせいだと思います。すみません。ただなあ。対立点が自分的にはどうで>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
なんかめっちゃ良かったなー。やっぱ山下監督の青春ものっていいよなー。なかでも好きだったのはオープニングと中学生のたわいもない会話。雨で透けたワイシャツから紋紋が見える。画角もテンポも完璧。あれだけでも>>続きを読む
まずはこの映画の上映に尽力された皆様に感謝。いまこのタイミングでガザを取り上げることそのものがとても大切なことと思います。
この映画が制作されたのは2014年なんですね。2014年に至るまでの10年程>>続きを読む
よくぞこのプロットを思いつきましたね!!バービーそのものに関する知識がなさすぎて拾いきれてないネタも多々あるとは思うのですが。全体の構造から細かい会話に至るまで、考え抜かれた周到な「風刺」に大いに感心>>続きを読む
新年映画館1本目。変わることのないアキ先生節を堪能いたしました。衣装とか音楽とか。いいですよねえ。やっぱり。
年配のお客さんが多かったと思うけど。適度な混み具合で。みんな映画好きなんだろうなあという空>>続きを読む
結果として2024年最初の映画に(@Nrflix)。見逃してたけど最高ですねこれ!!
徹頭徹尾スタイリッシュ。そもそもトーキング・ヘッズの音楽がそうなんだけど。演出も振り付けもヨーロッパのコンテンポラ>>続きを読む
結果として2023年最後の映画館に。ユーロスペースで新作「枯れ葉」の上映とあわせて開催されていたアキ・カウリスマキの特集上映。
1994年の映画なんですね。私にとっては大学生時代。このころはこういう映>>続きを読む
哲学対話。というと難しく聞こえてしまうのかな。尊厳を守る(というよりは男性による一方的な暴力から避難する)ための対話を描く。語り合うことの強さを描いた映画。濃密な対話の空間とだだっぴろい(けどどこか虚>>続きを読む
ウェス・アンダーソン。結局のところ「グランド・ブタペスト・ホテル」が一番面白かったなーと思ってしまうのは失礼ですかね。。。良くも悪くも芸風がはっきりしている監督なのでどうしても飽きてしまうというか(ま>>続きを読む
インド映画といえば豪華絢爛エンターテイメントをイメージしがちですがドキュメンタリーも面白いですねー!!胸熱!!と同時に我が国の報道(だけじゃないけど)の現状に対して暗い気持ちにもなる映画でした。
どこまでも情けない主人公はスコセッシの真骨頂。冒頭のスローモーションのダンスから、最後のラジオ劇まで。あっという間の3時間半。スリリングな脚本。極上の演技。極上の絵。極上の音楽。とてつもなくスタイリッ>>続きを読む
山崎貴さんのVFXはほんとうにすごいと思うし「怖い」ゴジラの復活を絶賛している人が多いのもわかる気もするんだけどそこはかとなく漂う「永遠のゼロ」感はやっぱり私は苦手。VFXの絵作りとは対照的にドラマパ>>続きを読む
単品の映画としてのクオリティに対してというよりもこの映画を最後に残してくださったことに対して。クリエイターとしての覚悟の深さとか。後輩を信頼しようとする態度とか。そういうことに対しての満点。ほんとにか>>続きを読む
哲学といえば。東京大学の哲学教室とか。こどもたのめの哲学対話とか。哲学カフェとか。日本でも一種のブームになっているかと思いますが。こちらはいまもカトリック系とプロテスタント系の対立が残る北アイルランド>>続きを読む
あっという間に過ぎる2時間半。今年最高クラスに面白かった。
権力とは麻薬。快楽的で。中毒性があって。優先順位を狂わせていく。自らがそれに溺れていることを自覚することも、そこから離れることも、とてつもな>>続きを読む
傑作「スープとイデオロギー」を撮ったヤン・ヨンヒ監督の過去作がポレポレでまとめて上映されておりまして。2週かけて全部観ました。観た順番は「ディア・ピョンヤン」「愛しのソナ」「かぞくのくに」なのですがレ>>続きを読む
うむ。たしかに映像は綺麗。ただなあ。お話としていろいろ都合良すぎないかとか。社会批評としては浅くないかとか。個人的には中途半端にエンタメに振らなくていいから、もっとコンセプチャルに、鋭く尖ってもらって>>続きを読む
シンプルに。こういう映画大好き。馬鹿げた設定で実は人情ものという意味ではちょっとだけ「キンザザ」とか思い出したかも。いろいろなバースの設定が楽しくて。この映画の企画チームのブレストに参加してみかったか>>続きを読む
古くからの飲み友達でもある鎌田監督の「超」久しぶりの長編。ユーロスペースの二日目に拝見。
あらすじにもあるとおりのたいそう重たいテーマ。陰鬱な映画なのかなあと少し身構えて臨みましたが(いやそういう部分>>続きを読む
16ミリで撮ってるんですね。東東京の風景と相性良すぎて映像だけでも泣けてくる。ところにあの岸井よしのさんの素晴らしい演技!なんて美しい映画なんだろう。大傑作。
決して「上手い」とも「ハマり役」とも言えない永野芽郁だけど、ハマりすぎてないからこその魅力というか、カルト映画にならず、現実にある世界に見える気もして、タナダさんはそういう風にこの映画を撮りたかったの>>続きを読む
ちょっと前に見たのですが素晴らしかったので改めて。
今年一番まである。ほんとうに沁み込んでくる映画でした。在日二世としての葛藤。母の行動を、気持ちを理解できないことの苦しさ。いらだち。しかし済州島を訪>>続きを読む
素晴らしい映画でした。でもこれ、日本だとまだまだジェシーのことをなんて我儘な子なんだ、ジョニーのことをなんでこんなに甘やかしてるんだ、と思い、いらだつする人も多いんじゃないかしら。ひとりひとりの子ども>>続きを読む
ポレポレの最終上映日にかけこみで。めっちゃ面白かった!!
今回は対抗陣営の平井さんにも取材しているのですが。最初は取材にも穏やかに応じてるし、前作の「なぜ君は総理大臣になれないのか」も「観てないです」>>続きを読む
エドガー・ライトの映画はやっぱり好きだなあ!!!!
冒頭から音楽もファッションも最高すぎるしカメラワークもすごくいい。そしてなにより映画としての構成、お話の流れが素晴らしい。あのクライマックスは予想で>>続きを読む
みんな大好きブルース・ブラザーズの「あの」ジョン・ベルーシの生涯を追うドキュメンタリー。サタデーナイトライブのあたり見てるとなぜか「夢で逢えたら」を思い出した。
映画として良くできてるとは思わない。思わないけど時代にあわせた正当なアップグレードとは言えるのかな。
超久しぶりに観たけど。やっぱり魅力的だなあ。風景も。表情も。ジクザグ道を行ったり来たり。行って帰ってくるたびに少しだけ頼もしくなる男の子の話。
理解するのではなく受け入れる。梨木香歩さんが英国留学時代に学んだと紹介されていた言葉を思い出す。この映画でも主人公の行動に「理由」がないところが素晴らしいと思う。男の子でありたい(ある)ことに理由なん>>続きを読む
唐突にインサートされるアニメや博打が邪魔すぎる。ダサすぎる。取材が甘く編集も散漫で。映画としての出来で言えば残念としか言いようがない。『新聞記者」はドラマもドキュメンタリーも面白かったんだけどねえ。>>続きを読む
キャリー・マリガンがとにかく素晴らしい。映画としてもスリリングで。面白かったです。近年のハリウッド。フェミニズムをテーマとした映画がほんとに増えてきたなーと思うのですが、現代的テーマに向き合いつつ、ち>>続きを読む
一度見たかったスレイマン、チャップリンっぽいとは思わないけど、知的で、静かで、皮肉屋っぽくて。好みだったなあ。忘れぬための酒かあ。何気にものすごく音、録音がいい映画で。そこも好み。
映画というよりは映像詩、もっと言えば絵画集ですね、美しかった。心地良かった。
画面全体にあふれだす昭和感(ちばてつや感)。映画としての巧拙でいえば稚拙なところも多いのでしょうし、ラストはそれこそこそばゆくなるというか、ちょっと赤面してしまうようなオチだったりもするのですが、私は>>続きを読む