シゲフジさんの映画レビュー・感想・評価

シゲフジ

シゲフジ

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

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お笑い版『キャッチャー・イン・ザ・ライ』という感じだが実話ベース(!)

笑い以外のすべてを嫌悪して、空中を漂っているような主人公を、地面に根をおろして遠くから支えるおかんがすごいいいキャラ

ダンジョン飯 Delicious in Dungeon(2023年製作の映画)

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調理シーンちゃんとしてるのと、4話目の作画すごすぎて笑う

正欲(2023年製作の映画)

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ちょっと原作より物語全体がスケールダウンしてる気がする。

原作はマジョリティ側がマイノリティに転化するような展開があって、より複雑な世界観が描かれていた。それにマイノリティの姿ももっと多様性に満ちて
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

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なんかさ、他の人に求められてる自分を無意識に演じてしまう時とかってあるよな。
人に求められる自分と、今の自分とすっごい離れてたら、たしかに自分がふたつに分かれちゃったような気になるかも。

このコミュ
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福田村事件(2023年製作の映画)

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覚悟して見に行ったはずなのに見終わったあと20分くらい涙止まらんくなってしまった

ドキュメンタリーを撮ってきた森監督らしく、1人1人の行動原理や言動は実在感のあるものだった。

讃岐のことばが聞き取
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SAND LAND(2023年製作の映画)

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特定のジャンルの物語が好きな人間に深く突き刺さるタイプの傑作だった

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

宮崎駿自身に似た少年が、最後に「自分が思うがままに作れるファンタジー世界」を選ばず、苦しくても現実世界を良くする方を「選択」する。

巨匠が引退宣言を撤回して、どうしても伝えたかったことがこれだったと
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怪物(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

何のネタバレも見ずに見た方が良い映画

是枝監督作品ということもあってか結構中高年の方々も見てたんだけど、どんな感想を抱くんだろう

ブラフマーストラ(2022年製作の映画)

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突然のDJシヴァ
恋愛と神話の話交互にやられたら脳おかしくなるって

茶飲友達(2022年製作の映画)

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これはみんなに見てほしい、でもみんなに勧めにくい映画だ。
すべてフィクションかと思ったら、着想のきっかけになった事件は本当にあって、でもすぐに忘れ去られていったとのこと

作中で描かれた社会問題(とい
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

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突然目の前で振り下ろされるレフェリーの手。
ノータイムで殴りかかってくるボクサー。

割って入ってくるレフェリーの厳しい目付きからは、何が起こっているか読み取れない。
セコンドのサインを見る隙もなく、
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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STORYと映像をある程度捨てて、
音楽体験に全フリした感じで、
結果よかった!

初心者役だからめちゃくちゃシンプルなドラムセットで石若駿が叩いてるんだけど、
セットがシンプルなのにコンビネーション
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

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【営業力は世界を救う】

とか言うと怒られそうだけどマジでトーク力、人が欲しいと思う言葉を渡せるのはすごい力。それを何に使うかが大事なんだよな。

原作マンガには「国境に築かれた壁」は無かったが、終盤
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響け!情熱のムリダンガム(2018年製作の映画)

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強烈なカーストによる差別と、そこに立ち向かう青年の物語。自分が打楽器の製作者であるにも関わらず、動物の皮を扱う(→不浄である)との差別から、その楽器の演者となれない現実に起こりうる悲劇。アウトカースト>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

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アクション映画としてみた時には、語るべきシーンが多すぎて何も言えない。1人vs10000人、動物たちの蜂起、エクストリーム騎馬戦。ラージャマウリ監督の発想力がすごすぎる。これはハリウッド映画を押し退け>>続きを読む

マスター 先生が来る!(2021年製作の映画)

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全部やりすぎたGTOみたいになってた
お前子供には教えを説いておきながら自分はいいのかよ…

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

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『もののけ姫』に『稲垣早希のブログ旅』を組み合わせたみたいな印象

ついにこれを描いたアニメ映画が出てきたか…という印象。今までで一番現実の日本を描くことに軸足をおいたセカイ系かも

日本の風景を描く
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

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これは演出が上手すぎる
『君の名は』に『インターステラー』を組み合わせるというアイデアが、演出力で名作に化けてる

ガラケー使った演出映画オリジナルなのヤバすぎ
→ガラケーがノスタルジー、時間の壁、異
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さかなのこ(2022年製作の映画)

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「さかなクン」の半生を元ネタにしたゆるさマックスの人生肯定コメディ。

イノセントな存在のまま大人になっていくさかなクン。その愛おしい無垢を演じられるのは、能年玲奈しかいなかった。すごい演技。

「キ
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雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

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金持ちの子終始災難すぎて観覧車がボコッてなるシーンで思わず笑ってしまった
この子がいったい何をしたというんや…

千年女優(2001年製作の映画)

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傑作
見始めたら止まらない、アニメならではの表現の連続

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

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オマージュの元ネタがわかるレベルの知識がないと全体がシュールギャグにみえるなこれ

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

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クリスマスに捨て子を拾った三人のホームレスが、自分の家族との繋がりを再構築していく珍道中。虚構と現実を織り混ぜることが得意な今敏が、そのファンタジー性を抑えながら、一方ではファンタジーさながらに偶然の>>続きを読む

バブル(2022年製作の映画)

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川村元気の波動を感じる
アンニュイな主人公と青い髪の不思議な女の子のセカイ系何回つくるんや
こないだ天気の子でそれやったん忘れたんか??

映画って主人公の動機とか物語の背景とか描かなくていいんだっけ
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カメラが捉えたキューバ(2017年製作の映画)

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イデオロギーの狭間ですり減っていく人々。全てがうまく行っているように見えたのに…バラバラになっていく人たちを見るのは辛い。そして彼らの行き着く先にあるのはDo It Yourselfだった。亡命するも>>続きを読む

ボストン市庁舎(2020年製作の映画)

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アメリカの入植地の一つであり、人工の6割を有色人種が占めるという多様性に満ちた移民の町・ボストン。背景の異なる人々が、極端な格差の中で生きるこの町では、あらゆる決定事項がどうしても多くの人の意見を切り>>続きを読む

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