主人公の面の皮が厚すぎる。それはもう、こっちがいたたまれない気持ちになる。冷めたコーヒーを飲んだあとのよう。
最近コメディやユーモアに興味を持ち始めたので見たのだが、おおよそ程遠い内容で空笑いがこぼれ>>続きを読む
セリフ、言い回しに痺れる。「瓦礫の山」周辺のセリフ回しが好き。
序盤の方のシーンが一番印象に残っている。鉄雄の1度目の脱走で、力が制御できずに幻覚(?)の中で臓物をこぼし、かき集めてもとに戻すシーン>>続きを読む
ああ!深夜なのにコーヒーを飲みたくなるし、体に悪いのに煙草を吸いたくなる。
ショートストーリーが連なる構成で、すべて他愛もない会話劇だ。人物がコーヒーを飲みながら、煙草を吸いながら会話をするだけ。そこ>>続きを読む
上映終了ギリギリで見ることを決意したが、良い判断だった。別の映画を見そうな友達グループや カップルを横目にこの券を買うのは、世間からはぐれているみたいでうれしかった。
無機物の描写の精緻さに息を呑>>続きを読む
まず、初ノーランがこの作品という謎人間になれて満足。
私は登場人物を覚えるのが苦手で、さらに理解力に自信がない。入り組んだ時系列で楽しめるか不安だった。しかし、それは杞憂であった。あっという間に上映>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
その瞬間まで、この作品を友人たちが絶賛する意味が分からなかった。自分の感性がよろしくないのかなとも考えた。
最終盤の自宅のシーン。徐々に、真相が輪郭を帯びてくる。信じられない気持ちと、明かされてい>>続きを読む