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人間と類人猿の分岐点とされる"葬儀"をエイブが行うシーンから始まり、部族の習慣や、しきたり、家畜との営みを描き、正しく猿の惑星の到来を予感させる最高の映画になると思っていたら…。
前三部作における最>>続きを読む
一度も「好き」や「愛してる」などの直接的な愛情表現をせずに、受け手に最高純度の共感と感動を与えた映画は稀ではないだろうか。
物語の冒頭で定義された旅の本質の「目的地を定めず気の向くままに訪れ、その街>>続きを読む
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オッペンハイマーで危惧されていた核の連鎖反応が始まってしまった世界。
ユーモアをエッセンスとした映画ではあるが、当時の情勢が醸し出す異様なまでの緊張感からか、まるで刃先を素足で歩かされる様な尖りに尖>>続きを読む
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スラム街を舞台に、ベルトコンベアー式にギャングの世界に足を踏み入れていく子供達を鍵として、金と血とドラッグにまみれたギャングの世界とその衰勢を、シニカルかつアップテンポに描ききった衝撃作。
冒頭の鶏>>続きを読む
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久々に自宅で落ち着いて鑑賞する事のできた映画。
噂では良いと耳にしていたものの、なかなか見る機会を得られずGWを機に視聴。ストーリーは可もなく不可もなくトントン拍子で展開し、係員に手際よくジェットコー>>続きを読む
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昨今のSFパニック物は下手に難解なギミックを埋め込むことで、ストーリーと円滑に噛み合わずノイズとなってしまっている事例もあるが、この作品は一貫してエンタメに振り切っており、ある意味で潔かった。
ゴジ>>続きを読む
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最初は清明の陰陽師に身を置きながらも事実を見据え冷静かつ論理的な姿勢に、平安を舞台にした本格探偵もの気配を予感して期待してしまったのだが…時を追うごとに、説明ゼリフと気障な言い回しが多すぎてコレジャナ>>続きを読む
家族や人間性の再構築。
たとえ親子といえど、完全に対等な立場は築き得ない。些細な事でも、苦悩や葛藤を互いの内に秘め、当たり障りなく、平穏な日々が続けばいいと問題を先延ばしてしまう事がある。
以心伝心と>>続きを読む
原爆投下に成功した知らせを聞いたときのあのムードは、主人公視点の達成感(安堵感)と日本人としてのやるせなさが相まって、どうしよもないカオスな心境でスクリーンを見つめる事しかできなかった。
救いは、こ>>続きを読む
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圧巻のスケール。
文句なしのベスト映画。
劉慈欣監修とだけあって、重厚なSF描写(潮汐力による大津波、自転の消失による宇宙線被ばく、デジタル生命、量子コンピュータシンギュラリティ、ロッシュ限界、核融合>>続きを読む
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原作の骨組みがしっかりしていた分、ギリギリ崩れずに済んだ欠陥住宅。
あれもこれも主人公の自業自得と言ってしまえばそれまでだが、第一に主人公の言動に彼の思考が透けて見えなかったので感情移入しづらかった>>続きを読む
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冒頭の浩ちゃんがカツアゲをするシークエンスで、穏やかで真面目そうな朝陽がやや周りを気にするような素振りを見せながらも、終いにはその金で満足そうにステーキを頬張っている姿に、イメージとのズレを感じていた>>続きを読む
主人公が科学者として、息子として、親として全てにおいて責任がなさすぎる。
類人猿が落葉樹のアーケードを葉を落としながら進むシーンは良かったです。
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鑑賞後、飲み物のカップを席に置き忘れてきてしまった…。スタッフさん申し訳ありませんでした。
自分が貴湖の立場だったら、自分の自殺を止めた人物が自ら死を選択した事を、一生かかっても許す事ができないかも>>続きを読む