このレビューはネタバレを含みます
「もしも〜だったなら」は、何も話すことがない時に少しでも時間を伸ばすときに使う言葉。もしくは、現実を忘れたいときに使う言葉。それでも翌日に二本足で立っていられるように。
忘れられないUber2分の刹那>>続きを読む
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日々の隙間に光をあてた、詩的な作品だった。語らず、行間を読むように進む物語。
映像の美しさも、主役の名演も、著名なキャストも、調子の良いミュージックも、何だか総合芸術を魅せられた気がする。それ故にちょ>>続きを読む
懐かしさに引き込まれるのかと思いきや、クオリティーに圧倒された
夏が題材なのに派手な演出も情熱的なロマンスもなく、淡々と流れる美しい映像にゆっくりと引き込まれていく。ポエティックな映画だと思う。
街並みや部屋の内装、そして公園や自然の切り取り方が丁寧で写真的に感じ>>続きを読む
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狂った恋愛って、当人たちからすると真剣で深淵だけど、周りから見ると意外と陳腐だったりする。なんてことを感じてしまった映画でした。
二人を取り囲む人々が少しコミカルに描かれていたり、歪んだカメラワークと>>続きを読む
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1本の映画で3本分の物語を観た感覚。怪物というタイトルがとても秀逸で、人間の断片的な特異性をとっても日常的に捉えている。どこにでも怪物がいる、きっと自分にも。ってドキドキしちゃった。
当たり前なんだけ>>続きを読む
心情変化と映像表現の重ね合わせがとても美しく軽快。題材が重いだけに、その矛盾が面白くもある。んんー、撮り方魅せ方はとっても勉強になりました。
ホラーじゃない方が良かった気がする。なんかピントずれた感じ。
土曜の昼間に一人映画でスーッと涙を流すアラサーになってしまった記録。
題材だけに突っ込み視点もあるだろうけど、純粋に物語の美しさに心を打たれてもいいのではないでしょうか。
シモキタ・ザ・ワールドの雰囲気が苦手で何となく敬遠していた映画だったけど、いい意味でだらっと気の抜けた会話や独特な映画の流れで没入できた。賛否ありそうだけど、ちょっとコントオチなのも愛せる作品でした。
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すごい暴力的な解釈をすると、文学のための映画なのかなと。ただ、オープニングの使い方、車内での迫真の演技、何よりルーフから出たタバコにフォーカスするシーンは強く印象に残った。あと環境音の使い方。
失った>>続きを読む
とにかくfixの絵が美しい。きっと撮ってる人の目が綺麗なんだろうなあと。僕は人間らしいだらしなさが、映画的な着色も含めて好きです、よ。
愛と恋の対比について。
難しく考えずに、子どものこころで見る人だけが真の意味で楽しめるのかもしれない。
恐ろしいほど普遍的な闇、正義と悪とかそういう分かりやすいシーソーではなくて、道端に転がってそうなのに見過ごされている闇だからこそ、怖い。誰も悪くない。
キャスト陣がほんっとに演技が巧くてゾッとする。