地震はイヤさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

多羅尾伴内シリーズ 隼の魔王(1955年製作の映画)

3.4

野球の試合中に選手が死亡。調査に乗り出すバンナイ。白黒映画。

映る風景がまだまだ貧しそう。街灯も少ない感じ。
悪役で超見る役者さんが、まだ若い姿で登場。初々しく若くても既に悪そうな笑顔。

今回はプ
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多羅尾伴内 十三の魔王(1958年製作の映画)

3.7

競馬場で女が死ぬ事件が発生。
名探偵が乗り出す。

途中、脇役若手の高倉健さんがチョイと登場するが、「うわっ!スター出た!」と初めて見た様なショックを感じた。
頭小さー、スタイルよかー、爽やかー

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多羅尾伴内 七つの顔の男だぜ(1960年製作の映画)

3.7

令嬢の誘拐、警官殺人が発生。眼鏡姿の小役人風の男が警察にひょこひょこ登場する。
名刺には、たらおばんない。

ラストで「その正体は、たらおばんない!」って言うのかと思ってた。(ラストでは平凡な名前を言
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忍びの卍(1968年製作の映画)

2.9

大奥で怪事件。幕府は夏八木勲を調査に雇う。暗躍する怪しげなセクシー忍術を使う忍者達との闘い。

期待とは裏腹にセクシー忍法が親子で観れる程おとなし目。恍惚の表情は映るが大事なところは映さない。う〜ん、
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風雲児 織田信長(1959年製作の映画)

3.1

うつけ者姿〜桶狭間の戦いを軸に信長の姿を描く。
斎藤道三、藤吉郎なども登場。有名なエピソード通りの展開。

時代劇は手間暇、人手などお金が大変だ。それだけでもお疲れ様でしたと頭が下がる。錦ちゃんも気合
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賞金首 一瞬八人斬り(1972年製作の映画)

3.2

賞金稼ぎ兼医者の主人公が幕府の指示兼依頼により、幕府より盗まれた黄金を探しに…

色々とこった小道具や登場人物が登場したり、濃厚な濡れ場を用意したり。
主人公が熊オトコみたいで何か小汚い。
そー言えば
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七人の野獣 血の宣言(1967年製作の映画)

3.0

タイトルとは裏腹のコメディ。
現金強奪を目論んだチーム、だけど各自裏切り三昧。果たして最後に笑うのは…

別段クスッとも笑いはしないけど、この面々がワチャワチャやってるのを観てるとほのぼのする。小池朝
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やくざ番外地 抹殺(1969年製作の映画)

3.4

関東進出を目論むイケイケのヤクザ組織。狙われる組長(丹波哲郎)不在のヤクザ組織。暗躍するイケイケ…
日活映画

わかり易く定番展開。丹波ファンなので、早く丹波を〜もっと哲郎を〜っといった前半。
丹波登
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やくざ番外地(1969年製作の映画)

3.3

ヤクザの抗争。
丹波哲郎VS佐藤慶は絵的に美しいが丹波さんの方がどうしても格上の雰囲気かな。

面倒くさい人間関係を設定して苦悩するヤクザと女の姿を描く常套脚本。
アメリカなら銃で呆気ないけど、日本は
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ギャング対Gメン 集団金庫破り(1963年製作の映画)

3.6

各自得意なテクを持つ悪党を集め金庫破りを企む一味。

でも、いちばんの悪人はカタギの鶴田浩二を悪党一味の中に潜り込ませる老刑事(しかもはっきりと指示はしないズルさ)だな。
ぬるま湯展開だが色々あって退
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暴力団再武装(1971年製作の映画)

4.0

ヤクザ鶴田浩二が金になる港湾支配を親分に任せられる。それを冷たい眼で見る鶴田の兄貴分の丹波哲郎。

港湾のあんこ(労働者)達ともめたり、昔の女と再会したりしつつ、何とか支配下に。しかし…!

ヤクザ組
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組織暴力 兄弟盃(1969年製作の映画)

3.2

終戦直後、復員兵の菅原文太や安藤昇達がのし上がっていく姿を描く。

菅原文太はいつものキャラと芝居。安藤昇はホンマもんのキレキレ感。アラカンは予想通りトホホな運命。渡辺文雄は腹黒上等…と、何も新味もな
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続組織暴力(1967年製作の映画)

3.5

ジャケ写では小さな写真の渡辺文雄さんがまさかの主役。子分に若き谷隼人隊長など。
警察は丹波&室田さん達で前作同様。

食いしん坊の文雄さんが頭脳、度胸、仲間との結束を武器にヤクザ共をツマミ食いして成り
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組織暴力(1967年製作の映画)

3.5

魅力的な役者さん達。ストーリーもつながっている。けど、今ひとつ。

話が散漫。主役は誰だ?
路上乱闘シーンも何故か緊張感の無いBGMで、盛り上がらない事この上ない。
ラストの若き千葉ちゃんの身体の動き
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暗黒街仁義(1965年製作の映画)

3.3

15年ぶりに日本に来た鶴田浩二。昔の兄貴分(丹波哲郎)や昔の女(南田洋子)、丹波のライバル天知茂などとやがて不穏な空気に…

主人公は鶴田さんだけど、コイツさえ居なければ丸く収まるのにってゆうキャラな
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暗黒街最大の決斗(1963年製作の映画)

3.8

梅次監督の「暗黒街 最後の日」と似た様な感じ。配役と脚本を組み替えて、職人監督、梅の字が安定の出来ばえを披露。

相変わらず悪人役の名優が子憎たらしく皆を引っ掻き回して悲劇をもたらす。ラストは最後の日
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暗黒街最後の日(1962年製作の映画)

3.7

ヤクザ共のイザコザ(鶴田、丹波、顔は超お馴染み名前が憶えられない名優)、取り締まる検事(三國)と潜入捜査官(?)達の抗争を描く。

OPの展開が速すぎて続編なの?と思ったけど次第に対立図は理解出来た。
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忍者武芸帖 百地三太夫(1980年製作の映画)

3.3

真田広之さんの身体が凄い。
「ほおぉ…(うっとり)」
いや、少しムキムキ過ぎるか?
ほんのもう少し柔らかさがあった方が抱かれ心地が良さそうな。
二十歳の頃なんですね。この容姿、身体、身体能力、声質…完
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アギ 鬼神の怒り(1984年製作の映画)

4.0

平安時代、鬼が現れる噂の橋。
男が退治に赴くが…

多分、低予算な気がする。登場人物も13人くらい。そこを映像、BGM、雰囲気、そして特撮で頑張った、と思う。設定も良い。
オニとは一体何なのだろう。火
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ボディガード牙(1973年製作の映画)

1.8

つまらない。
千葉ちゃんが頑張っても、監督がボンクラだからなあ。

OPから何故か陰気なBGMでウキウキしない。開始10分位で観たくないなあ…と、うんざり気分になる間延びした演出とテンポ。ガードする女
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卒業試験(1974年製作の映画)

2.1

25分頃、マンを持して水着で登場する我らがシルビアさん。幼なじみと戯れ普通におっぱいを全開…

う〜ん、早いよ、監督。挨拶がわり?いや、ありがたみがないよ。そもそも学生にも見えないし、そのくせ自称処女
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忍者狩り(1964年製作の映画)

3.3

豊臣恩顧の大名を取り潰そうと暗躍する江戸幕府の甲賀忍群。一方、阻止せんとする大名は4人の浪人を雇う。白黒映画。

設定は良いけど、4人は近衛十四郎以外は思った程強くもないので少々肩透かし。近衛さんの熱
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東京アンタッチャブル 脱走(1963年製作の映画)

3.6

刑務所から脱走したリーダー格の丹波と務所仲間達。追う三國、高倉らの警察。
白黒映画。

丹波さんの悪党っぷり、脱走仲間達の脱走後の展開、平行して描かれる警察の様子と三國、高倉、三田佳子の関係模様など面
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三本指の男(1947年製作の映画)

3.3

終戦後、洋服を着た金田一耕助の本陣殺人事件の白黒映画。

杜王町のじょうすけの様な髪型の眼鏡姿の原節子さんが見れるのは嬉しい。急遽助手に抜擢された原節子さんの探偵ぶりは微笑ましくもあり。

高林作品に
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注文の多い料理店(1993年製作の映画)

3.3

原作を少しアレンジしてある。
絵はこれはこれで味わいは有る。不気味さと幻想的。セリフは無し。
こんなシーン必要?アレンジは違和感ある。余韻を残す演出は良い。
だけど文字や朗読、自分で自由に想像するもの
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悪魔が来りて笛を吹く(1979年製作の映画)

2.6

湿度150%、陰気な金田一物。
ここには坂口良子さんもいないし、石坂浩二さんのかもし出すのほほんとした演出も無い。

暗くても映画として良く出来てれば問題無いけど、たいした出来でもない。ストーリーもよ
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浮き雲(1996年製作の映画)

3.9

敗者三部作の1作目との事。
確かにやけに底で苦しむ主人公の作品が多いな…とも思ったけど敗者三部作とは知りませんでした。でも、前に進むラストが多いので敗者のままで終わらないので救われます。

今回も当然
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レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

2.4

続編。メキシコから故郷へ向かう道中記。

前作ほど面白くはない、ツボが合わないとゆーか分からなかった。わざとらしさも鼻につく。退屈でした。

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.9

見た目インパクト大、この映画の写真が数十年前から気になってた。

北国からメキシコに向かうバンドメンバー達のユーモラスなエピソードで構成されたロードムービー

同監督の無表情、台詞少なめ作品から一転、
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.5

アキ作品を連続して観てくると、さすがに飽きるしあざとさが鼻についてきた。

中身はいつもの通り。
普通の風景なのにこの監督の風景は何か独特なものを感じる。ラストも寒々しいどんよりとした天気。
ちょっと
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過去のない男(2002年製作の映画)

3.8

相変わらず台詞少なめ、無表情、底の方で暮らす人達、淡々とした演出、それゆえに起きるクスッとしたユーモア。
観る人の心に小さな灯火と余韻が残る。

暴漢にリンチされ記憶もお金も無くした男。手を差し伸べる
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.9

仕事を首になり自殺しようとするもそれすら満足に出来ないさえない中年男。
遂に自分の殺しを依頼するが…

何がどうと言って特別なものは無いけど…
極端に台詞が少なく無表情な登場人物達。そしてこの監督独特
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クラッシュ(1996年製作の映画)

3.1

自動車事故をきっかけに変な性癖にめざめてしまった人達を描く。

何か寒々しい映像はこの監督ならでは。だけど内容については感情移入は出来ない。自動車事故の現場見て、これは芸術だぁ〜と興奮されてもねえ。
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ファイナル・オプション(1982年製作の映画)

3.8

タイトルとジャケ写を見るかぎり、安っぽそうなアクション映画かな…
と思ったら結構硬派で真面目な映画でした。

不穏な組織の調査に乗り出すSAS。SASと言えばスペースヴァンパイアで活躍した薄毛の出来る
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悪魔のバージン(1973年製作の映画)

2.4

露出度高め、知能低めの姉妹がモデルの仕事でエージェントと郊外の屋敷へ。
早速ヌード撮影を始めるが、屋敷には怪しげな人達の姿がちらほらと…

安っぽいけど気取らずに見れる良さはあります。怪しげな雰囲気と
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