Todaさんの映画レビュー・感想・評価

Toda

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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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この世界を、あの世界を、生きる。そして死ぬ。

本当に不思議なことだ。
先週の金曜ロードショーで久しぶりにナウシカ熱が再熱して、漫画を読み直して。言うまでもないことだけれど、改めて約60歳離れた宮崎さ
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

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いやぁー、笑ったぁ!
これは最高に楽しいですね。彼の描く世界の軽妙な暖かさ!存分に味わいました。

怪物(2023年製作の映画)

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言葉を超えてきた。
自分の感情が、論理が、なんなのか分からず涙が出ていた。
それでいいのか?とは思ったけど、とりあえずはその感情をきちんと受け入れようと思った。
 

「誰でも手に入るもの」を求めて争
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そばかす(2022年製作の映画)

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最近さ、「生きるって辛いねぇ」とか思ってばかりいて、友達ともそんな話ばかりしているのだけどさ、ふと、昔の人はそんなこと改めて思ったりしたんだろうかと思った。

今より絶対生き抜くのが大変だけど、そんな
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.3

あーもう、兎にも角にも、みんながそれぞれの場所で、例えそれなりにでも幸せだなって思えていることをひたすら、陰ながら願っています。
彼らの未来に幸あれ。

ここのところ暗めの映画ばかり観ていたので、優し
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

3.5

ム、ムズイィ…きちんと理解するには必要な事前情報が得られてなかった。けど、おもろいいぃ。

イントロの画がほんっとにかっこいいなぁ
ずっと観てられるわ。
アニメの技術の歴史とか全然知らないのだけど、今
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海がきこえる(1993年製作の映画)

3.5

まずなんていったって細かい構図の美しさ、絵の素晴らしさに惚れ惚れする。

そして、背景の空気の層に現れる夏の色。土佐電。捲れる発車標。引きずる修学旅行。校舎のあちこち。漆喰と木のコントラスト。理不尽な
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ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

3.4

「雪が消えることがない清らかな大地は私たちの心を映す鏡よ」

.

厳しく美しい稜線を感じながらヤクに捧げる歌を聴いてると本当に心が洗われる。

「本当の幸せとは何か」みたいなテーマは、ストーリーライ
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.3

家族に焦点を当てるの、ディズニーではなんか目新しい感じがした。スケールがかなり小さいので、どう物語を展開するのだろうとずっと思っていた。まぁ、ある程度までは予測できる内容だなとは思った。
そしてかなり
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ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート(2022年製作の映画)

4.8

これだけでも劇場公開してくれてありがとうディズニー様(笑)

ほんと、なんてかっこいいんだ。最高だ。

大満足。とにかく大画面で4人(+Billy Preston)のライブを観れたのが嬉しすぎた。中学
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

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エンドロールが流れる中、体の真ん中の奥の方から変に冷たいものが出てきて震えた。
はぁ…。
はぁ…。

ここから一体どこへ向かうと言うのだろう。
とてもじゃないが簡単な気持ちで何が悪い、誰が悪いとは言い
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.7

やはりディズニーって、色々悩ましいこともあるけど、夢が詰まっているし、いいよねって思う。本気で好きなことをやってるんだなぁと。
3DCGのアニメは特に人物描写が苦手意識があるけど、まぁやっぱ綺麗だよな
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.5

「そうせざるを得ない」と「自分で選びとる」
生きていると、どちらの要素もあるよね。
きっと、いつでも誰でも、人生ってそういうことなんだろうなとか思った。

定住者も放浪者も、あまり変わらないのだろう。
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.8

1に引き続き、勢いで鑑賞。
引き続き、とても楽しみました。満足度がとにかく高い。
1の本当に直後過ぎて、マジで可哀想笑

これは、本当に、ホラーではないですね笑
いやあ、居なくなっちゃった大切な人が生
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.8

いやなんか、初っ端から、この主人公はなんか好きだぞっと思った笑
容疑者探しは楽し過ぎるでしょ。あの無敵感がいいですよね。チートキャラ。そして負けじと殺し方を変えてくる殺人鬼もなかなか素敵に思えてきます
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

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何言ってもブーメランだから黙るけど、それすらもブーメランだからもう笑っちゃうよね。

何を思い出したかって?
『博士の異常な愛情 以下略』です笑笑
とりあえず以上。

“実話に基づくかもしれない物語”
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めがね(2007年製作の映画)

3.6

僕もあの時間の流れに身を任せたい。
どちらかというと黄昏るの得意な方なので。
あのキッチン、最高ですね。雨さえ降らなければ。調理器具が錆だらけになりそう。

時間が流れてまた季節が巡ってくるって、この
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

タクシーねぇ、本当に独特の空間だよね。タクシー運転手、なりたかった職業の一つです。
タクシーを通してほんの束の間、不思議な時間を共有する。その時間は彼らの人生から切り取られて存在していて、乗り合う彼ら
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.6

まじ、変なの なにこれ笑笑
全然おもろくないのがめっちゃおもろい。

3人の独特の雰囲気がめちゃめちゃクセになります。
本当にどこか印象的なトリオだと思う。みんなフラフラとあてもなく彷徨って、帰るべき
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

本当に音の大切さよ!音が微妙だと本当にそれだけで作品全体にチープな印象が漂ってしまう。
ものすごい努力の結晶だ。ありがとうみなさん。

いろんな映画をまた観たくなるなぁ…今度は音に目一杯注目して。
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ブレードランナー(1982年製作の映画)

3.5

やっと観ました。
そうだなぁ、。

ロイの死ぬ瞬間は深く印象に残りました。
「こうした出来事も、いずれは涙のように、雨のように、時の流れの中に消え去ってしまう。」
ただその後の流れはちょっとどういうこ
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.7

冒頭の数分。何年経っても進まない時間。かと思えば、あっという間に変わり果ててしまった僕らの日常。事故の現場を去る彼女のマスク姿、視界の隅の白い靄。圧倒的なデカさ、猛スピードで、タックルしてくるダンプ。>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.0

これは本当に名作なんだよな、、、
涙が出てくる。
哀愁漂う。私も歳をとりました。

ガンジー(1982年製作の映画)

2.7

ガンディー、まじでまんま。ネルーも結構似ている。
南アジア政治、インド思想史の授業を受講しているので、色々と「はぁ、なるほどなぁ」と思いながら鑑賞。

ガンディーの思想、とても分かりやすくて、普遍的で
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.8

何も言うことがない。
ただ、愛ってなんでしょうねって、ひたすら頭を悩ませるだけ。
それくらい、ひしひしと、実感するリアルさ。
嗚呼。生きることのかなしさよ。

コロンバス(2017年製作の映画)

5.0

こんなに言葉がなくても良いものか。
耽美だ。
静寂の中で響いてくる豊かな感情があるような気がした。
僕はいつもいつも、言葉で情報として読み取ってしまいがちで、それはそれで良いのだけれど、こういう染み込
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月世界旅行(1902年製作の映画)

3.0

YouTubeで15分のものを鑑賞。
月面世界の描き方、とても面白い。純粋な好奇心と想像力っていう感じがする。SFってワクワクしてしまうよね。分からないからこそ、あれこれ想像してしまうよね。

でもそ
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トゥモローランド(2015年製作の映画)

3.0

懐かしいぃ。
カナダに留学行った時、VancouverのStanley Parkの野外映画で観た。8月なのに寒すぎて死ぬかと思った。ノスタルジー。

ラフィーキャシディのアンドロイド感がとても好きです
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

4.0

ああ、これは、いい映画だった。
すごく人間本位なストーリーに感じる。
Catcher in the Ryeとか、海辺のカフカとかを読んだ時の気持ちに似ている。ずっと理性で抑圧して無視しようとしてきた頭
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