たくやさんの映画レビュー・感想・評価

たくや

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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.7

何とも不思議な映画なのかなぁと最初のうちは、思っていたが結末まで見ると涙なしでは見られなかった。普通の日常がある生活が突如としてなくなるあの日のことを思わずにはいられなかった。最後の今と当時のすずめが>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.2

騙し合いだったのか?今の出版不況を背景に普通に会社内の駆け引きを描いたように見えた。それと主役の編集長より若手編集者の方が目立っていたなぁと感じた。
ウェブ化やアマゾンに頼る事が本当に出版業界にとって
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天気の子(2019年製作の映画)

3.8

現実的なストーリーで実際温暖化で起きていることと新海ワールドが相まって東京が舞台となっているため、東京の未来を感じた。ストーリーがよく考えられていて大雨で浸水したエリアが元々海だったのは秀逸だった。>>続きを読む

静かな生活(1995年製作の映画)

2.0

原作の大江健三郎と知的障害者の息子との生活を記録した小説を映画化したのだが、起承転結がなく映画化されるほど中身があるわけでもなく普通に生活を営んでる風景でしか感じなかった。
新井君が女性を強姦殺害する
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お葬式(1984年製作の映画)

3.1

葬式は経験があるのだが、イザとなった時に参考になる映画。やはり生理的に受け付けないんで気分的に良くないが、悲しいだけのお葬式じゃなくて良かった。所々笑えるシーンもあるけれど、初めてだといろんな所で面倒>>続きを読む

大病人(1993年製作の映画)

2.8

俳優兼監督の患者が365日前から胃癌患者として生死についての葛藤をコミカルに描いている。
健康啓発として有意義なんですが、生々しい部分もあり笑える感じはしない。どちらかと言えばネガティブな考えで気が沈
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マルタイの女(1997年製作の映画)

2.5

終始バタバタとした落ち着きのない展開が続き、場面転換が急に変わりストーリーの理解が出来なかった。笑えるシーンもなく、中盤からつまらなく感じた。オウム事件の後の製作ということもあり、カルト集団の犯行と思>>続きを読む

タンポポ(1985年製作の映画)

3.0

売れないラーメン屋の店主の女性を支える周りの人物がとても人情味を帯びていて良かった。どちらかと言えばラーメンよりも人と人の繋がりがとても自然で昭和の人情話を知ることができる。ラーメンは美味しそうでした>>続きを読む

あげまん(1990年製作の映画)

2.5

トップの椅子は金で買う世界は当時としては当たり前なのかもしれないが、余りにも無縁の世界だし、当時の政治の裏事情を皮肉を交えているのだと思うが、一人の芸者が愛した男はつきまくるのか?ちんぷんかんぷんだっ>>続きを読む

スーパーの女(1996年製作の映画)

2.4

スーパーがお客様の意見を聞くことは当たり前なのだが、スーパーの経営者や食肉の職人が常識外れでドン引きしてしまう。いくらスーパーを舞台にしたコメディであってもやり過ぎ感が半端なく何も笑えない。堅気の職人>>続きを読む

ミンボーの女(1992年製作の映画)

2.3

ホテルに対する暴力団の脅しが最初から余りにも一方的であり、弁護士側は法律文句を並べて対峙するストーリーしかなく暴力団の脅しだけが目立っていて退屈する。暴力団撃退の解決策が中途半端で何もスカッとしないし>>続きを読む

マルサの女2(1988年製作の映画)

2.7

前作と比べればリアルさよりもコメディ色を強めた感じがある。地上げ屋と宗教法人の悪質極まりない奴らに対してマルサの立場から捜査していくが、前半はほとんどマルサと関係ない暴力紛いの嫌がらせと宗教を語って暴>>続きを読む

マルサの女(1987年製作の映画)

3.5

税務調査という難しそうな中身をコミカルに分かりやすくしている。ヤクザと暴力団の怪しい裏事情に徹底的にメスを入れる姿にリアルさが出ている。
ただ最後は人情味が出ていて何か消化不良な感じがしてならない。内
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翔んだカップル オリジナル版(1982年製作の映画)

2.6

鶴見辰吾と薬師丸ひろ子の若かりし時の爽やかさがなんとも言えない。クラスメイトが同じ家に住むことになればそりゃ好きになることに展開になること間違いなし。前半はつまらない感じがしたが、教頭に同棲がばれそう>>続きを読む

愛情物語(1984年製作の映画)

2.8

ミュージカルでダンスを踊るという原田知世のまた違った魅力をお伝えする映画。ミュージカルは好きなのでノリの良い曲が流れてきて気分を上向きにさせてくれる。但しミュージカルとあしながおじさんの組み合わせのス>>続きを読む

病院へ行こう(1990年製作の映画)

2.5

病院が舞台になったコメディですが、何も笑えない。笑えないせいか検査や手術や病名が出てくると逆にシリアスに感じてしまって身震いがする。変な患者がいて楽しそうな病室で奇妙な病院だけれども、ストーリーは全く>>続きを読む

レディ!レディ READY! LADY(1989年製作の映画)

2.4

自由すぎる姪の薬師丸ひろ子とキャリア・ウーマンで固い叔母の桃井かおりの同棲が上手くいくはずがないのだが、バブル期の製作なので当時の生活風景が垣間見える。札束、ビリヤード、パソコン通信などのシーンは今の>>続きを読む

黒いドレスの女(1987年製作の映画)

2.3

少女原田知世を大人にする為だけの映画なのだろうか、と疑いたくなるほど前半の中身がよく分からない。ヤクザとの喧嘩とディスコで踊るシーンが繰り返し流されるが、何でこんな展開になるのだろうか?ハードボイルド>>続きを読む

晴れ、ときどき殺人(1984年製作の映画)

2.1

謎解きの進展が緩くて犯人の行方が窺い知れない。犯人を追い詰める感じもなく終盤にいきなり犯人の正体が現れ唐突感が半端ない。序盤の殺人事件の犯人を探していくミステリーなのにコメディ色が強く、何か違う感じが>>続きを読む

日本列島 列車大行進 2019(2019年製作の映画)

2.8

2017年版も見に行きましたが、新幹線特急観光列車がメインで構成は何も変わりません。観光地の風景も入っているので鉄オタでなくても楽しめます。上映時間が長くなってローカル線の取り扱いが増えて嬉しいのです>>続きを読む

ホワイト・ラブ(1979年製作の映画)

2.3

恋愛はそれほど主ではないが「ふりむけば愛」と同じように海外のロケが多い。三浦友和がスペイン語講師と何か海外ロケをする目的で役を考えた感が強い。冒頭から百恵友和が出突っ張りで二人のための映画なので、スト>>続きを読む

ふりむけば愛(1978年製作の映画)

1.9

ひたすら百恵友和のゴールデンコンビの恋愛を見る映画。二人のための映画なのでオリジナルの中身はほとんどない。こういった映画が作れるのもゴールデンコンビの存在感が圧倒的なものだったに違いない。
凧を揚げる
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異人たちとの夏(1988年製作の映画)

3.7

同じマンションに住む女性と出会ったが少年期に亡くした両親がこの世に現れ、両親と女性との出会いが不思議な体験を引き起こすことになるミステリーサスペンス。
両親と自分が同世代で会い親同然の振る舞いに不思議
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ウォータームーン(1989年製作の映画)

1.6

映画の体をなしていない。ほんの最初10分くらいは見られたが、30分でストーリーは無茶苦茶だし僧が煙草やエロビデオを見出すは不快感極まりない。修行僧が宇宙人だったと言う顛末に虚しさと驚きが混じりあう。主>>続きを読む

竹取物語(1987年製作の映画)

2.7

平安時代のかぐや姫のおとぎ話なので映画化は難しいように思われるが、ストーリーは上手く纏められていた。大筋は物語で分かるが細かいシーンは平安時代の状況を鑑みて製作されているように感じる。
エンディング曲
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キャバレー(1986年製作の映画)

2.1

当時の角川映画オールスター的な作品。角川映画の錚々たるメンバー出演で主役の野村宏伸が演技下手を際立たせている。
キャバレー店内の雰囲気を楽しむくらいしか中身がなく、ジャズの演奏がマンネリ化していて中身
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ハチ公物語(1987年製作の映画)

4.2

主人の帰りを渋谷駅で待つハチが利口で健気な姿に感動した。秋田犬のハチが可愛いと言うことよりも、大学の先生の主人が亡くなってからが、見ていてとても辛い。犬や猫の命は尊いはずなんだが、世話をするものがいな>>続きを読む

ダウンタウンヒーローズ(1988年製作の映画)

3.5

戦後のインフレが激しい中、襟爪で高下駄のバンカラ学生が淡い恋心を想いながら、仲間と共に学生生活を送る青春映画。
目当ての女性が変わるため前半と後半ではストーリーの赴きが変わる。娼婦と女子学生の雰囲気で
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早春物語(1985年製作の映画)

2.7

話の内容からしてもっと上映時間が長くても良いはずなのに短めなので、ストーリーがもうひとつ頭に入って来ない。特に後半の同級生が亡くなるのが今一つ理解出来ない。
偶然出会った中年男性との恋愛に発展する禁断
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メイン・テーマ(1984年製作の映画)

2.0

ストーリー設定や展開が雑すぎる。主役小笠原しぶきの見習いマジシャンとの出会いや幼稚園の先生を退職することなど序盤のストーリー設定が適当であり、このあとのダラダラとした展開にウンザリした。配役の姓がほと>>続きを読む

さびしんぼう(1985年製作の映画)

4.1

「尾道三部作」の一作でショパンの別れの歌が尾道の風景にマッチしている。そして何と言っても二役を演じている富田靖子がとても素晴らしいし可愛い。さびしんぼうの白塗りはこの上ない可愛さ。高校生の橘百合子とさ>>続きを読む

天国にいちばん近い島(1984年製作の映画)

3.6

公開当時にこの映画でニューカレドニアの名前を初めて知った。それ以来世界地図を見るとニューカレドニアに行きたいと思っていた。
行きたいと思わせるほどイル・デ・パンやウベア島の景色がすごく良かった。ストー
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伊賀忍法帖(1982年製作の映画)

1.5

原作未読ではありますが、原作通りだとすると何も戦国時代の時代考証が出来ていない。伊賀忍者とはとてもじゃないが関連性があるとも思えず、ストーリーに伊賀と関わりがあるシーンもなくエロいしグロいし時代劇とは>>続きを読む

波の数だけ抱きしめて(1991年製作の映画)

2.4

ミニFM局を湘南の海岸に開局したいと奔走する若者が女子大生との恋愛を試みようとする昔のトレンディドラマを思わせる内容だった。中身はほとんどFMの開局と恋愛の話くらいしかなく、湘南の海岸がとても綺麗だな>>続きを読む

麻雀放浪記(1984年製作の映画)

3.6

1984年製作とはとても思えないほどの戦後のリアルさに驚愕。色んなシーンで戦後の貧しさを知ることが出来た。東京の焼け野原を再現した最初のシーンは当時の映像と見間違えるほどだった。
出演者も配役に個性が
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彼のオートバイ、彼女の島(1986年製作の映画)

2.1

全般的にストーリーに左右される重要なシーンがかなり短かったり省略されていたりで、ちんぷんかんぷんだった。冬美と別れたのがコメントだけとかいつの間にかミーヨがバイクに乗り出すし、経緯が不明瞭。
原田貴和
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