たまいさんの映画レビュー・感想・評価

たまい

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ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

世にも奇妙な物語の長尺系みたいな映画。

主人公が、恋人を殺した男を何度も殺すためにタイムループするのだが、繰り返すうちに殺すのも殺されるのも慣れ、奇妙な絆も生まれて…この「奇妙な絆」のあたりは刺さる
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ヤンキーアイドル(2012年製作の映画)

3.7

出演がセクシー女優さんということで、渾身のポロリや生々しい濡れ場が不自然に組み込まれる。
パロディ⚫︎Vか…と思いきや、ストーリーはなかなか王道の友情と仁義で爽やかでした。
ソーイング娘、のことがどん
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.2

犬好きの、犬好きによる、犬好きのための“ジョーカー”

犯罪に手を染めてしまった主人公:ダグラスの壮絶な半生を語った映画。80年代フランス映画のような青みがかった映像がダグラスの悲哀によく似合っている
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スペル(2009年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

終始ハイテンションな呪いババアとのバトルホラー。

直接的なスプラッタ要素は少ないが、虫、嘔吐、汚い老婆・・・と、とにかく不快な映像のオンパレード。映像のクオリティが高く、とんでも展開ではあるが安っぽ
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変な家(2024年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

原作未読のため、純粋にホラー映画としてのレビュー。

おそらく原作寄りであろう前半は、謎解きのテンポが非常に良く「これから面白くなりそう」な期待感が持てた。DJ松永もちょうど良い存在感。

しかし、物
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ペトルーニャに祝福を(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ペトルーニャがただの思いつきで取った十字架を意地になって返さないことは、女性蔑視に抗うというよりは「女性専用車はずるい!プリクラコーナーに男が入れないのは何故だ!」と自分が不便を被ってる訳でもないのに>>続きを読む

犬人間(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

イケメンでお金持ちなクリスチャンは、友人であるフランクを“犬”として飼っている。

少しであるが語られていた幼少期からの寂しさがクリスチャンの心を歪めていってしまったのかな、とかフランクとはある種の共
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.2

味が濃すぎる…

舞台装置や映像音響などの演出は素晴らしいと思うのにテーマは陳腐な恋愛。それが好きな人には良いんだろうが、自分としては好みではなかった。

ストーリーは作中でわりと丁寧に説明してくれる
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

昼盲症の主人公に対して「梟」というタイトルがとても良い。

盲目の鍼師である主人公が、世子の怪奇な死の秘密を目撃する…というあらすじとポスタービジュアルでもっとシリアスなサスペンスなと思いきや、かなり
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劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

4.5

劇場にて再鑑賞(TVシリーズ、当作は配信にて視聴済)

演出、セリフ、関係性の清算。
全てが「オタクってこういうのが好きなんでしょ?」の最高峰。大好きに決まってる。

ワイルドスクリーンバロックに行く
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悪魔がはらわたでいけにえで私(2023年製作の映画)

4.0

『悪魔がはらわたでいけにえで私』ってタイトルに惹かれる観客が観たい感じの映像がいっぱいあって嬉しかった。真面目なレビュー書くのは野暮な気がするので好みで4.0。

悪魔の世界でもセレブは大型犬を多頭飼
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

結局、最後まで真実はわからない。
だけど真実や証拠がなくとも自分で考えることや心を決めることが大切なのかも。

法廷サスペンスというよりは不可抗力的に巻き込まれた息子ダニエルの決断と成長のドラマだと思
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.9

数年前に配信で1度観て、今回リバイバル上映を機に劇場で鑑賞。

劇場で観れるのが嬉しすぎる!
かっこよすぎる映像、音楽、言い回し。
ところどころ笑えるところもあり、倫理観はめちゃくちゃなのに、登場人物
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

お互いがお互いの魅力的な部分をわかっているからこそ、それが時に憎くなって、でもどうしても惹かれていて……まさに「ソウルメイト」な二人の絆がよく描かれていた。

高校生時代は、平成を知ってる人間が観たら
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.2

可哀想って可愛い
ホアキン・フェニックス主演の汚いちいかわ

ヘレディタリーとミッドサマーで売れたからってやりたいことやりすぎだろ……と思った。やりたいことやるのは良いけどアリ・アスターだからってあり
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ビジュアルがリアルなのに非現実的で、おとぎ話のようだった。セックスシーンは多いけど「多い」と覚悟して見たらそこまで多くなく、生々しさもあるが多少苦手でも見れる程度、だと思う。

前半は倫理観の欠如に気
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作未読で鑑賞。
ヤクザ(というか見知らぬ大人)にそんなに簡単についていって良いのか?!とは思ったが、細かいリアリティを無視すればコメディとしても狂児と聡実の関係性の映画としても非常に良い出来だった。
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

駄作、つまらないとは言わないけど全体的に惜しいと思った。テーマや要素は好きなだけに余計…

爺と婆の怖さの絵面は良かったし、因習ホラーを通じて「幸せは誰かの不幸の上に成り立つ」をテーマにするのは上手い
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

2024.1.10 劇場鑑賞

「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見ると喜劇だ。」(チャールズ・チャップリン)

漫才のオチにこの映画の総括のようなチャップリンの名言を入れるの、上手いなぁと…
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NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ずっと嫌な感じだった。
ダイアナ、最初から「決定的に嫌なことはしてないのに何か嫌な感じ」を出すのが上手い。

精神的に追い詰められていく映像と演技は良かったけど、ストーリーは単調というか、予想外のこと
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

4.4

全編通して気持ちの良いグロ
絶対痛いはずなのに感情移入して辛くなるということがない

この手の映画には珍しく、主人公があまり愚鈍ではなく強いのでそこも気持ち良く見れる

娯楽殺人鬼映画、元日に観るのも
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