エンペドクレスさんの映画レビュー・感想・評価

エンペドクレス

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恐喝の報酬(1950年製作の映画)

4.0

展開が早い。
最近の映画ならセリフで埋めそうなところを主要キャラクターの表情や仕草で示唆する事で展開の早さで欠けたところが出ないようになっている。
悪役のような主役でも、ある程度共感できるセリフもあっ
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王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

3.5

150分バージョンを鑑賞。
映画の役柄を演じる事、子供時代の王国、家族の領土やその王国への干渉
ドキュメンタリー場面がある事でフィクションを語る演技それ自体が王国を作る事であり、それは人生にありふれて
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.7

ガーシー関連で綾野剛がカラオケではしゃぐ姿の動画をばら撒かれたことを受けてのキャスティングなのか?

駈けだし刑事(1964年製作の映画)

4.0

お話自体はよくある話。
だけど、細かい演出と無駄なセリフを言わせないだけで秀でている。
OSTはウェットにさせようとしているが、やろうとしていることは鈴木英夫の初期作品に近い実録的な捜査に重きを置いて
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ホット・スポット(1991年製作の映画)

3.7

いろいろ何でだろうと思うところはあるけど、ヴァージニア・マドセンとジェニファー・コネリーの魅力で全部帳消しにする感じ。
何で足剃ってる時に電話すんだよ。
中古車売るだけであんな家住めるかよ。

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.7

サスペンスに仕立てたくないからなのか、わずかのヒントだけで想像できることなど大したことはないと言わんばかりに主要な話とは関係の無い冒頭のエピソードがある。
そのお陰でちょっとした休憩がラストになる宙吊
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(2023年製作の映画)

3.0

北野武は大河ドラマへの反感と歴史に対するアティテュードとしての忠実さ、これまでの映画でも描かれて来た円環的なシステムで動かされる非主体的な人間たちというモチーフからこれまでにないほどカタストロフ的な瞬>>続きを読む

レースを編む女(1977年製作の映画)

3.5

同じくイザベル・ユペール主演のヴィオレット・ノジエールと同時期に撮られたのに正反対な性格の女性を演じている。
おぼこさを出したり病んだ時の歩き方といい若い時から演技が秀逸。
ただ、意味無し裸カットがあ
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