役者が皆いい。割りとシリアスなのにクスっと笑える瞬間もあって全体通して楽しく観れる。
むさ苦しいし汚いし野蛮。それでも美しさとか繊細さも感じるんだから、ほんとに緻密。
何回も繰り返し観た映画。桃に入って冒険…なんて、ワクワクだった。可愛すぎないキャラクターが可愛い。
チープなサスドラ感もあるんだけど、感慨深いところもあって、結局終わったあとおもしろかったなと思う。
生きるだけで精一杯な時代の中で、家族への思いの向け方が慎ましいけどそれだけがあたたかい。どれだけ気持ちを圧し殺して生きていたのかと、農民の厳しさと強さを思う作品。
笑った。いろいろ想像もしたし、あーこんなこともあるのね、と単純にびっくりしたりして楽しかった。
不況で皆がささくれ立ってる中で、そういうことを茶化さずにバカを真剣にやるストーリーが良かった。たまに観たくなる1本。
ずっと緊張感があった。冷徹だけど人間味を見せる感じが、デンゼル・ワシントンに合ってると思った。
最初は主人公をストイックな女性と思ったけど、無力さ、浅はかさ、執念深さ、愛情深さ。同じ人でもいろんな気持ちを抱えて生きてるってことを見せてくれて良かったし、実際にそうなんだよなとも思った。
スラムの生活しか知らない青年に、他を慈しむっていう情が生まれた瞬間がどうしようもなく切なかった。若い人が観るといいなあと思う映画。
お栄の静かな情熱が良かったし、父親の奔放な感じも楽しかった。田中裕子ハマってたなあと思う。
何も持たない男が他人の愛情に触れて、それを切望するようになる様に、悲しいけれど優しい気持ちになる。夢物語のようだけど、こうなったらいいなあという映画だった。
トラクターの冒険譚がこんなに楽しいとは。不器用な主人公だけど、本当に心があたたかくなるお話だった。観て良かったなあと思う映画だった。
粗野だけど活き活きとした江戸の人達の日々の営みが楽しい。人間てこうだよな、って思う。
要所要所で面白さを感じるところもあった。シーンの繋ぎ方や台詞を粗く感じるところもあった。娯楽としての映画ではないけど、歴史や絵画に造形の深い人なら楽しめるかも。
軽快な調子で物語が進んでいくのが楽しかった。視覚的にも楽しめたし、キャラクターもおもしろかった。
女店主の迫力がすごい笑
女性の荒っぽさとか、可愛らしさみたいなものも感じられて良かった。
同志がいないことはどんなに孤独だろうと思う。それでもひたすらに絵を描く純粋で頑固で気の優しいピロスマニがとても魅力的だった。絵も本当に良い絵だった。DR版のDVD出ないかなあ。
胸がドキドキして落ち着かなかった。臨場感みたいなものはすごくあったと思う。ストーリーそのものというよりは、収容所内がどんなものだったかを具体的に描いてる所に関心を引かれた。一度は観るべきだと思う。
家族が増えたり減ったり、皆で笑ったり怒ったり悩んだりっていうのを、どうしてこんなに上手に切り取ることができるのかと思う。