慎ましくも文化的なあれこれを楽しみ喜びを感じている平山。
映像と音楽の魅力も相まって、その暮らしぶりへの共感を必死に踏み止める。
それはユニクロジュニアの思う壺ではないか。
しかしまた観たい。文庫本と>>続きを読む
ラストシーン。映画館のあちこちで啜り泣きが漏れる。
少し前に飲み物をこぼしていた初老の男性は拭き作業を止めて涙を拭う。
中央に座るおじいちゃんは館内随一の音量で鼻水を啜る。
エンドロール終わり照明が付>>続きを読む
パンフレットにある某映画ライターによる解説。ストーリーをなぞるだけで主張も分析もなく橋にも棒にもかからない。
反面教師にして思う。多様性とその理解を扱うには自分語りから始めるしかない。本作は自分語りの>>続きを読む
われわれは往々にして「分かってあげる」側に陣を取って、「分かってもらう」側の気持ちを逆撫でする。映画「正欲」で学んだこと。
正しい人アントワーヌだが「それは怒られる言い方!」とヒヤヒヤする。いい人か>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
そのギター持ってる!青葉市子と同じやつ。
パンフインタビューによると、岩井俊二が書き留めていたいくつかの物語を組み合わせたのが「キリエのうた」とのこと。なるほど多すぎるキャストと、3時間使っても主要>>続きを読む
観るまで気が付かなかったけど、いまになってスラムダンクを映画館で体験できるだけで幸せだった。拍手したい。これまで漫画読んだりアニメ観たりしてきてよかった。若者が大挙するなかノコノコ映画館に出向いてよか>>続きを読む
職業人としてまたは自分のプライドを保つために、超えてはいけない一線がある。超えてしまうと辛い。毎日、何事も辛い。想像するだけで辛い。それがよく分かる映画。