映画を見ていて、目を凝らすよりも耳を澄ませることにこれほど集中していたのは初めてかもしれない。耳から入ってくる音から何を感じ取るのか、観客の想像力を常に試される。そして、この想像力は映画を見ているとき>>続きを読む
ドラマ"SHOGUN"が強烈なロスになるほど素晴らしい時代劇だったので、この喪失感を少しでも埋められばと思うと同時に、日本の時代劇の最前線を知りたくなり鑑賞。めちゃくちゃハードでリッチなハリウッド産時>>続きを読む
新シリーズの掴みとしてはこれ以上ない出来だった。とにかく動物と自然の描写のCGクオリティが半端ではなく、動物のCG表現は現時点で本作がトップであることは間違いない。こうした映像技術による世界観構築の質>>続きを読む
「初見殺し」
史実を基にした映画でもここまで初見殺しの作品にするとは思ってもいなかったので、鑑賞後疲れ切ってしまった。ストーリーが掴みづらい中でも原爆を賛歌するようなものではないことはしっかりと>>続きを読む
「暴力的」
本作をリアルタイムで遭遇できたことにただただ感謝したくなる。絶えず耳を襲ってくる音響と、目の前に広がる圧倒的な映像にこう思わざるをえなかった。暴力的ともいえるドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の芸>>続きを読む
マ・ドンソクのウェイトは作品ごとにヘビーになっているが、映画自体はどんどんライトな作風になっている本シリーズ。万人受けするエンタメ路線に向かうのは決して間違っていないが、韓国ノワール特有のエグさを求め>>続きを読む
作品に込められているメッセージはド直球ストレートだったが、その伝え方は変化球に次ぐ変化球で間違いなくヨルゴス・ランティモス監督にしか生み出せない映画だった。どこかで見たことのある表現で溢れている現代に>>続きを読む
カラーの映画をわざわざ白黒にして劇場公開するのには懐疑的だったが、この作品はモノクロにする意義が間違いなくあった。自分はカラーより本作のバージョンのほうが好みで、特にCGを多用した場面の質感がさらにバ>>続きを読む