お化けもゾンビもジョーズも恐竜も
フレディもチャッキーも出てこないけど怖い。
全てのど派手で華美な展開があるからこそ、
最後のストーリーとは全く関係ない歌とダンスが楽しめる。
インセプションとハリポタとドクターストレンジ。
今のこの技術で
萬斎さんと真田広之さんのバトルが見たい。
あとキョンキョンも。
冒頭から
まさかのコスタンツォだったし、
イザベル・レナードも出てた。
そしてアン・ハサウェイ目がでかい。
30年ぶりくらいに鑑賞。
歴史的背景、民族紛争、侵略戦争。
それらを描いてはいるが
一旦置いといて
これはアート的な作品。
一時間半くらいで終わりそうな展開を
色々見せたくて長くなった感じ。
僕は好きだよ。
BDH、いつのまにか二倍になってた。
パワー系のスパイね。
本音と葛藤とプライド。
それがロックでもゴスペルでも
内面の叫びが伝わる。
小説でもスピルバーグ版でもなく
ミュージカルからの移行なので
本来の焦点からは少し離れてしまったけど
それでも歌の力の効果は大きい。
もう少し細部まで丁寧に描いて欲しかったけど
題材としては非常に素晴らしい。
古き良き時代とともに
古き悪しき時代も確実にあった。
歌声はロビンちゃんです。
自分のままでいいんだよ。
なんて理解者振って
多発する台詞があるけど、
ルシアにこそその言葉をかけてあげなきゃいけない。
お兄ちゃんがルシアの名前叫んだ途端
涙ドバドバ出てきちゃった。
皮肉と思惑と配慮の映画。
戦争を経験してないことは
ほんとに幸せなこと。
橋爪さんはノンクレジット。
ドニー兄による、
原作の影形が消えた天龍八部。
カンフーにCGはいらないかなー。
ラジオから流れる悲しい現実を感じながら、
背負った孤独を少しづつ下ろしていく。
自己探究心が強く、
その人生において幼い頃から冒険の連続だったのは
ムーミンパパが実は捨て子だったというバックボーンが影響している。