んたんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

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夢中人はやはりかわいい曲、詞が映画そのまんまだ。クランベリーズのDreamsも好きだけれど広東語(?)がすごく似合う曲。オルタナなギターサウンドとフェイが闊歩する当時の香港の街並みに相性の良さ感じる〜>>続きを読む

田園に死す(1974年製作の映画)

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やっとシンエヴァのオマージュ源の答え合わせした。たしかにこれは頭の片隅に記憶されるなという鮮烈なカットばかり。
私もひな壇どんぶらこウケた。
寺山修司のことなんもわかっていないまま疑いながら観始めてし
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

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ストロークスいいよねと再確認するためのシーンがあった、自分的には。
ソフィアコッポラ作品では今のところこれが一番好みだった。少女の日常を演じるエルファニングの無邪気さと大人っぽさの塩梅がちょうど良く、
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おいしい生活(2000年製作の映画)

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よほどおいしい話はそうないってことね。
ウディアレンはキャラクターにギリ可愛がれるレベルの意地悪を言わせるのが上手だ。

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

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退廃した街の一角で個を知りひとり旅に出るパーマネントバケーションの次作が、三人旅を経て果てない退屈と孤独を知るストレンジャーザンパラダイスなの面白い。

ジムジャームッシュ作品のキャラクターも、退屈を
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サーミの血(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

荘厳に思えていた広く薄暗い北欧の空が、この映画では鬱々と見えてしまう。
手段を選ばずとにかくサーミのサークルから脱しようとする、それだけの衝動をエレマリャに与えるきっかけに、つもり積もったサーミではな
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ロバと王女(1970年製作の映画)

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怖い。それでも画だけはメルヘンを保っていた、はずなのにすまん、最後のヘリコプターがスケルトンなのも含め私にはおもしろすぎた。なにこれ。

の・ようなもの(1981年製作の映画)

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話噛み合わないくらいお弁当が大好きな団地の女の人すき。
なるべく決断は後回しにして生きていきたい、なんとなく大丈夫になりたいよな。

プレイタイム(1967年製作の映画)

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でっかいジオラマ観賞しているみたいな気分になった。デザインされた空間。それでも街の群衆の見つめ方に良心を感じられる。基本クールで、それでいて受け手に対する愛想はみえる不思議な映画だった。すっかりジャッ>>続きを読む

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

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私だけはセシリアの味方でいたかった、それは無理だけれど。13歳の女の子に限らず誰も他人の味方にはなれない。
姉妹と共通の記憶を持ったと話す少年たちだけれど、そこにだって潜在的な美化や軽蔑が混じっている
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女は女である(1961年製作の映画)

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誰にもわかられたくないのという言葉がアンジェラに似合っていたな。
タイツ、ニット、シャドウ、ケトルとか、赤と水色がずっとかわいすぎ。
冒頭ホテル代踏み倒しても、ただ悪口の言い合いで収まる軽快さにウケて
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

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原作からさらに顕著に露呈するママ、末娘たちの俗っぽさ。
それでいいのだけれど、事勿れ主義のパパが最後を持っていくのちょっとだけずるいよね。

巴里の屋根の下 4K デジタル・リマスター版(1930年製作の映画)

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ポーラがド好みのビジュアルで……。
言葉数は少なくとも歌はいるフレンチロマンス。
トーキー黎明期のこの作品は、なんとなく無音シーンを生かすための発声シーンという感じがした。
映えた画と清々しいプロット
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レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

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ロメール作品、登場するのがやっぱりナチュラルにプライドを持っている人たちでいい。
「パリジェンヌは今を生きる、踊れなきゃ」
とか。
性格というより時折もはや倫理観の違いすら見せる二人の友情を繋ぐものは
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

なんかいつの間にか終わった…。追い討ちをかけるような展開はなく、終盤も静かで余白があってかえってそこに怖さを感じた。
愛情を注ぎ育てているように見えるけれど、夫婦が言葉を発さないアダに一方的に話しかけ
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緑の光線(1986年製作の映画)

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最後の出会いで口数が多くなるデリフィーヌがかわいらしかった。
庭での食事、気の利いた装い、道端での社交、毎度洒落たエリックロメール節。
だいぶお気に入り。

オリーブの林をぬけて(1994年製作の映画)

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穏やかなズームアウトの画を待ち望んでしまうな、この監督の作品。

ジグザグカットの青い柵がかわいいおうちにて。階段の下では撮影で幾度もカットを重ね、上では監督指示ではない愛の告白。と異なるふた次元分の
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ボディガード(1992年製作の映画)

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ケヴィンコスナーかっこよ!
映画音楽を楽しめるやつ。アランシルヴェストリだし。

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

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かわいいね、ふむ。

とだけ残されたマーク下書きを見つけた。いま思い出せるのはかわいかった青い扉とアパートの間取り。

オルフェ(1950年製作の映画)

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王女を追いかけてオルフェがアーチ支柱を行き来して見失う、ああいうシーン好物だ。bgmや視覚効果もなく建物だけで演出された画だった。

それにしてもオルフェ、詩人にしては言動だいぶ粗野では(偏見)

そして人生はつづく(1992年製作の映画)

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良かった、、、、、キアロスタミ監督の作品はラストシーンまで心地いいな、、、。

撮影用に充てがわれただけで自分の家ではないことを劇中で言う老人がいたりする茶目っ気シーンがあったり。
それでも現実とシナ
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くれなずめ(2021年製作の映画)

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愛はコンビニでも買えるけれどもう少し探したい高良健吾が出てきた

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

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生きのばしかかってようやくシイノが主体の物語だという認識になれた。
手紙のマリコの字がちょっと怖いと思う。

自由を我等に 4K デジタル・リマスター版(1931年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

工場のセットが良かった。

機械化、加速する消費社会を皮肉りつつも、ポップに描かれたルイとエミールの脱走、沈着また逃亡のストーリーが面白かった。
投獄されていた経緯に触れないのがちょっと怖くてウケる。
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奥様は魔女(1942年製作の映画)

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赤子や鳥にまで政治意思を持たせるおもしろ魔法。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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ハイウェイと石橋英子の音楽は最高だった。
劇中劇以外もはや台詞も要らなく思う。

パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ポスターいいなあ。
想定外の着地点まで行きようやく本筋がわかるような余計わからんような。内紛に巻き込まれていた先祖らの複雑な歴史の解明と、取り違えの事実を共有し受け入れることには類似した覚悟が生じると
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

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ホドロフスキーが作り手であり受け手でもある。
見るに堪えないシーンがありすぎて、逆に麻酔なし歯科治療の後にアイスクリームたべるの?!と意味わからんところにツッコんだ。

桜桃の味(1997年製作の映画)

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博物館での老人とウズラのシーンが肝だった。
タイトルの桜桃の味がこれでもかというほど良いタイミングで出てくる。
アッバスキアロスタミ、目線の動かし方がうますぎる。
自分が感じている魅力の根拠を説明でき
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ウッドカッター・ストーリー(2022年製作の映画)

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面白かった!
突飛なシーンも沢山あるのに映像から伝わる多くは静けさだった。
少ない台詞や会話の独特な間と、雪に覆われた田舎町のカットが、淡々と寂しさを物語る。
しかしほんとに口数が少ない分、平然も動揺
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

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ポーリーヌの無垢さがなんとなくであしらわれているところはむずむずとしたけれど、からりとしたラストシーンがすごく良かった。
皆んなヨットの進路よりも定まっていない。

ビル・マーレイ・クリスマス(2015年製作の映画)

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ツリー眺めながらココア飲んでいたら私の中で完全にクリスマスが始まってしまった。
真っ白な空間でマティーニを注ぐジョージクルーニーが胡散臭さの最高値記録していて最高だった。
カーライルホテル憧れますね、
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飛行士の妻(1980年製作の映画)

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心ゆらゆらしているアンヌと街をふらふらしているフランソワ。
アンヌとの通りでの立ち話と部屋で二人きりの会話と、公園でのリュシーとの会話と手紙。言葉を交わすことにおいてシチュエーションは大事なものだなと
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

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ネリーちゃんの挨拶で始まる最初のカットからラストシーンまでずっと必要性を納得させられる画しかなかった73分。

そしてひたすら美しいフランスの森林景色と木漏れ日の射すおうち。秋という季節がもたらすさら
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

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観賞して心底よかった。ヤンの目に映る景色を美しく感じられたのが嬉しかった。

大好きな映画になったから、作品そのものの素晴らしさをうまく言葉にできないまま拙いレビューすることを逡巡しつつ、それでも新鮮
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ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(1975年製作の映画)

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軽快な音楽にこわくなる。
わからんけれどクラスキーはむじぃーひとだ。