若色さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

若色

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恋する惑星(1994年製作の映画)

3.5

オシャレ〜で
エモーーショナル。

初々しい感性をまだ持ち合わせていた公開当時に観ていたら、フィンのスタイルを真似したくなってただろうな。

ごりっごりの90年代スタイル!
ベリーショートに小さめTシ
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.7

オープニングで見せられるのは落書きには不釣り合いな用紙に描かれた落書き。それはカルテだったり、テストだったりレシピだったりで、白い紙を探す時間も惜しく書き殴ったかのような焦燥感が伝わる。描いた用紙は異>>続きを読む

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

3.0

鑑賞後、うんまあ良かったんじゃない?と思いながらもどこかすっきりしない理由がやっとわかった。
ど昭和熱血男社会ムービーですコチラ。

主要キャラクターに女性は3人。
内助の功を体現したような献身的だけ
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麦秋(1951年製作の映画)

4.0

なんでだろう。見返したい映画だよね。原節子さんがおばさんと話すシーンなんて、一見なんちゃないシーンなのにグッときてしまう。
世界で最も上演されているソーントン・ワイルダーの演劇作品「わが町」のように、
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.3

操作物を観たくて鑑賞。
歴史あるマラソン大会での無差別テロか102時間で解決したアメリカ万歳のヒーロー映画。
それもそのはずテロは「パトリオット・デイ(愛国者の日)」に起きたもんだから、そりゃー自分の
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バビロン(2021年製作の映画)

3.2

疲れる映画…悪い意味で、、
まず長い(# ゚Д゚)つ189分!

ララランドの監督、デイミアン・チャゼル監督が、この世で最も価値があり美しいもの(=映画)と、とかく汚いもの(あなたが想像したもので当た
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RRR(2022年製作の映画)

3.8

岡田斗司夫さんのYouTubeで紹介してて、鑑賞。
面白かった!!!!!

突っ込みどころも満載で、

(以下、鑑賞後の人と共感したい)
①アニマル捕獲の時、大切な支柱。なんでほっそーい小枝で大丈夫だ
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.3

映画、特にハリウッド作品が好きな人は必見の名作。

me too運動は知っていたが、容疑者はプロデューサーという、表に出ずらい役職であるため、彼がこれまでどんな作品を世に出したかは知らなかった。
だか
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

孤島に住む人々の憎悪が、あたかも島の雄大で美しすぎる自然の風景で帳消しになってしまったかと錯覚する映画。

それはそれは淡々と描く。
昨日までの友人から突然絶交を告げられ!自分に話しかければ「友人自身
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ザ・バッド・ガイズ(2019年製作の映画)

3.9

マ・ドンソクの安定のアクションで、評価高い!!スーサイドスクワット(2016年アメリカ/デヴィット・エアー監督)の韓国番組といったとこ。最後のキャラメルマキアートを飲むシーンは、ハーレイ・クイーンがエ>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.7

こええ。。
でも現実にあるかもしれないと思わせる。
誰かに依存しなきゃ生きられない人もいる。その矛先が完全に支配できる子どもに向かった時どうなるか…
配信映画を久しぶりに集中して観た。
展開のスピード
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非常宣言(2020年製作の映画)

2.8

嘘が多くて、白けてしまう。
乗ってた気持ちがストンと落ちるシーンがいくつもあった。
ソン・ガンホのシチュエーションはさながら”人類史上最も運のない男”ダイハードのブルース・ウィルス状態。だからわたしは
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.8

「君は永遠にそいつらより若い」この言葉は、自分の親を含めた年長者から暴力や嫌味、ストレスを受けている人たち全てへのエールだ。

悩みがちな大学生のよくある話だと思って観ていたら、思いのほかの骨太ストー
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.1

ケイコは話さない。
劇中で話すのは3言だけ。
返事「はい(先天的に耳の聞こえないケイコの発音は「あい」になってしまうが)」と、試合中の吠えた声。

でも私たちはわかる。
ケイコはずっと怒っている。言っ
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

3.8

競走馬を育てるのは、お金じゃない。名誉でもない。

ただ、朝に期待を抱いて目覚めたい。
ワクワクを共有したい。

それだけ。

ウェールズの反骨感が伝わる。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.0

深津理恵さんの声。
イントネーション(方言)。

李相日監督の「悪人」そのままだ!!と、悪人好きとして萌えた。

悪人も調べたら、舞台は九州ですと!

カランコエの花(2016年製作の映画)

3.9

映画にとって過酷な作業の一つは編集であると思う。
スポンサーの制約や資金面の限界、上映時間の制限が重くのしかかり、泣く泣く削るシーンがあるために、DVDには未公開映像が並ぶのだ。

本作は39分という
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.3

繰り返し、繰り返し読んだスラムダンク。
ラーメン屋に行っても、あればスラダン読んでた。どこから読んでも何巻読んでも面白いからね。

まさか観られるとは思ってなかった劇場版。
オープニングのタッチからや
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his(2020年製作の映画)

3.8

「愛がなんだ」「あの頃」が好きすぎるので、今泉力哉監督繋がりで鑑賞。

今泉監督と自分は、テンポが合うんだろうな。
きっと近くにいたら、醤油を取るタイミングとかトイレに立ち上がる瞬間が同じくなりそう。
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あちらにいる鬼(2022年製作の映画)

4.3


女は一体何度死なければならないのだろう。
初潮を迎え少女を死に、
子どもを産んで女性を死に、
閉経して女を死ぬ。
出家し剃髪した彼女は「生きながら死ぬのよ」と言った。

40過ぎて、自分に似合う装い
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地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

3.8

大人の病の話。

あれになりたい、これさえあればを簡単に手に入れられると人はどうなるのか、を考える、怖い話でした。

獣道(2017年製作の映画)

3.5

友達に薦めるかと聞かれたら
薦めない映画かな。

伊藤沙莉さんの全てが大好きなのでわたしは満足。
でも無駄な裸シーンが多かった…

山田孝之さんが映画を撮るっていう番組で、長澤まさみさんが脱ぐことを拒
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スケート・キッチン(2018年製作の映画)

3.6

スケボーというと。青春。
まさに本作もスケボー好きの女の子による青春映画。
でも地味。特に派手なことはない。
メイク(技)も地味。いや、地味でもめっちゃ難しいのはわかるけどさ。

つまりスケボーの等身
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.5

どこまでも漂う不気味な雰囲気。
村人達の無言の視線が恐ろしい。

村はつつがなく穏やかに暮らしたい。
それを脅かす存在ば穏やかに排除頂く。

村のやり方でね。

だからこの村には警察もいらない。