ユウユウさんの映画レビュー・感想・評価

ユウユウ

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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.9

前作のイメージをもって観ると話の構成や時間軸、テンポ等々全く異なってくるため、様々な違いを想定した上で観る必要がある。フュリオサの復讐劇を丁寧に描いており、前作でほぼ謎に包まれていた彼女の過去が明かさ>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.8

レビュー漏れ。マーベルの中でもドクターストレンジは魔術師特有の派手で面白みのある画が多く、本作も凝った映像で楽しませてくれる。監督はサムライミという事で、わかりやすく亡霊、悪魔が登場し、あぁサムライミ>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.0

Amazon無料配信終了前に駆け込み鑑賞。
マフィア映画は長くて観るのに気合が必要な印象だったが、テンポ良く重過ぎない雰囲気と、魅力的な俳優陣で、すぐ入り込むことができた。アルパチーノ主演作は初鑑賞だ
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.4

前作未鑑賞のまま地上波にて。映像だけ流し見していると面白そうに見えるが、ストーリーにイマイチ入り込めないのは長時間引っ張り続ける程気になる要素がないからか。あくまで娯楽と捉えて気楽に観るには丁度いい一>>続きを読む

スーパーマリオ/魔界帝国の女神(1993年製作の映画)

3.3

思い切りストーリーが破綻しているわけでもなく、チープだが世紀末感漂う雰囲気にもなぜか見入ってしまい、マリオだと思わなければ割と普通に見られる作品。きのこ菌や雑魚キャラが絶妙に気持ち悪い造形で、不安な気>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.2

まず実話なことに驚く。テンポの良いストーリー構成と疾走感溢れる映像で、話が進むにつれて観ている側の気持ちを高ぶらせてくれる。久しぶりに見たオーランドブルームもすっかりおじさんとなり、逆に安心。ビールを>>続きを読む

アナライズ・ユー(2002年製作の映画)

3.5

前作未見でたまたま鑑賞。タイトルやあらすじからもう少し難解なストーリーかと思いきや、いい意味でくだらないコメディタッチの分かりやすい内容だった。
ストーリー自体にハッとする瞬間はほぼないが、デニーロが
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

砂の惑星を舞台にしたSF大作第2弾。前作同様映像と音響の凄まじさは圧倒的で、唯一無二。設定が複雑な割に説明ほぼ無しで淡々とストーリーが進んでいくため、前作ではかなり置いてけぼりになったが、前作の復習を>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

最近の新海作品などと比較すると、ちゃんとアニメぽい作画のため、普段アニメを見ていない層からすると慣れるまで時間がかかる作品ではあった。ひたむきに夢を追いかける主人公の真っすぐさを見ると、自分にもこんな>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.7

一見ポップだが、ちゃんと理解しようとすると今作の設定を丁寧に説明されるわけじゃないため、意外に集中力を要する作品。
前作と次回作のつなぎ的な役割を担う部分が大きいが、単体でも楽しめる作りにはなっている
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.0

たまたま高知旅行を終えたタイミングで見たことでエモさ爆発。高校時代ちょっと好きだったけどなんだかんだで疎遠になってしまった関係の人がいると、刺さりまくる内容。ヒロインが大人しそうで意外にわがまま気質だ>>続きを読む

インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.7

南アの黒人差別問題をラグビーを通じて描くノンフィクション。マンデラ大統領を演じるのは安心安全のモーガンフリーマン。史実ベースで、ラグビーW杯での活躍以外にこれといって何か驚きのある出来事が起こるわけで>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.5

ポアロのリメイクシリーズ1作目。複数人が絡み合い意外な結末となるが、一人一人の登場人物はあまり深掘られないため、そこまで感情移入はできなかった。ポアロのキャラクターと、軽すぎず重すぎずな絶妙な空気感が>>続きを読む

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

ポアロのリメイクシリーズ第2弾。原作を読んでいなかったのでゼロベースで観ることができたが、犯人は最初から何となく想像ができ、驚きはやや薄かった。ただ謎解きの気持ちよさは味わえるし、このシリーズは海外各>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

強烈な世界観と不思議なストーリーで観ていて不安になる何とも言えぬ感情が湧いてくる作品。弦楽器で弾いた不協和音のような音楽とやけに濃い色味の風景もその感情に拍車をかけ、鑑賞後は少しクラクラしてしまうだい>>続きを読む

スピード(1994年製作の映画)

3.7

制限時速以下で走ると爆発するというシンプルな設定で、ここまで惹き込んでくるのは凄い。キアヌは今とは想像できないほど爽やかで、サンドラブロックも若々しい。派手なアクションやCGはないが、設定の上手さを具>>続きを読む

スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

3.6

タイトルとジャケットから派手なアクションが展開されるバディものかと思いきや、意外に知能戦的な要素の強い作品だった。せっかくのブラピとレッドフォードの豪華共演なのでもう少し絡みが欲しかったが、終わり方が>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.7

プロローグがなくいきなり始まる感覚のある一風変わった作品。極端に説明を省き、途中途中で差し込まれる「あの日のバカンス」以外の映像で、何があったのかを想像する他ないが、全くついていけない訳ではない。2人>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

変わり映えのしない日々の中で小さな幸せを噛み締めることの大事さを教えてくれる作品。トイレ清掃員平山の日常を淡々と描くストーリーで、起伏はないが、じわじわと良さが伝わってくる。不器用で寡黙なキャラクター>>続きを読む

DEATH NOTE デスノート(2006年製作の映画)

3.5

キャスティングのうまさと再現度の高さが光る作品。松山ケンイチはこれ以降の作品が明るい役柄が多いイメージだったので、逆に新鮮だった。

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.9

もっと重厚なギャング映画かと思いきや、想像よりはやや軽めのタッチで裏社会を描いた作品だった。笑顔の裏にあるサイコパス的な怖さを滲ませるロバートデニーロの演技力はさすが。共感できる要素はほぼないが、中々>>続きを読む

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.3

機内にて鑑賞。特に驚きもなく、淡々と話が進んでいくディズニーお得意の安心感のある展開。小学生の映画館デビューに丁度良さそうな一本。

J・エドガー(2011年製作の映画)

3.4

FBI初代長官の伝記的映画。イーストウッド作品の落ち着いていながらもどっしりと余韻を残してくれる雰囲気は大好きだが、今作はさすがにアップダウンがなさすぎたか。
ディカプリオの落ち着いた演技とシリアスな
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シティ・オブ・エンジェル(1998年製作の映画)

3.4

ニコラスケイジとメグライアンというザ・90年代コンビが贈るハートフル不思議ムービー。メグライアン全盛期でさすがの綺麗さが故に、困り眉の冴えない(失礼)ニコラスケイジ演じる天使に一目惚れする展開が違和感>>続きを読む

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.8

ポアロシリーズ初鑑賞だったが、ほどよくシリアスな雰囲気と王道のサスペンスもので期待以上に楽しめた。ヴェネツィアの風景が美しく、ラストシーンも爽快。「ナイブズアウト」より少しシリアス味が強いものの、テイ>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

3.8

気難しいオットーが、引っ越してきたご近所さんとの交流を通じて少しずつ他者に対して心を許していく話。個人的にはグラントリノをもう少しマイルドにした印象で、主演がトムハンクスだったからこそ魅力が増した作品>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.6

インディシリーズの集大成となる本作は、機内で観てしまったからかどうにも途中の暗めのシーンで眠くなってしまった、、
一つ一つのシークエンスが長く、もう少しコンパクトにまとめて欲しい気もしつつ、シリーズの
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.2

救いようのない話という前評判をこれでもか、と聞いていたため避け続けていたが、満を辞して鑑賞。結果、素晴らしい作品だった。主演のビョークは役に取り憑いているかのようにリアルな演技で、理不尽な展開に目を背>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の戦争シーンから田舎町に越してくるシーンあたりまでは期待感を持って見ていたが、謎の鳥の中からおじさんがでてきたことと、その後の展開についていけず徐々に冷めていくのを感じた。。おじさんのビジュアルが>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.9

序盤から登場人物がタイムループに気付き、どうループから抜け出すかを模索するというシンプルなストーリーながら、よく練られた構成で随所に笑いがあり、テンポよく飽きずに楽しめる作品だった。
部長を演じるマキ
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.4

前情報は驚きの上演時間のみで、極力情報をシャットアウトしての鑑賞。
スコセッシ×ディカプリオのタッグは鉄板で、シャッターアイランドといい、彼はこういう悲哀に満ちた情けない役が本当に似合う。ロバートデニ
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.9

なんとなくインサイドヘッド的なイメージを持っていたが実際はもっと分かりやすく、多様性を軸にしたストーリーだった。エレメントシティの奥行きや世界観、水のウェイドの身体にエンバーの炎が反射する質感のこだわ>>続きを読む

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.0

前評判では主演女優のイメージが違うと話題になり、個人的にもそう感じてしまっていた部分があったため、正直あまり期待せずに観始めたが、開始数分で気づいたら見入ってしまっている自分がいた。海の世界の映像美や>>続きを読む

スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

3.5

ネトフリで配信終了前に滑り込みで鑑賞。アシュトンキャッチャー版と勘違いしており、いつ彼が現れるのかと待っていたら、マイケルファスベンダー版だった。前知識なしで観たのでてっきりiPhone誕生ぐらいまで>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.8

ストーリーは淡々としていながらも結構複雑で、ボーッとしていると一つ一つのシーンにどんな意味があったかすぐについていけなくなる印象。全体の構造、登場人物の関係性を理解するのに時間がかかった。オスカーを総>>続きを読む

アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.8

フィルマークスの評価がなぜ低いのか分からないぐらい個人的には良かった。ブラピ演じる常に冷静な主人公が、広大な宇宙の果てに独りで向かう時に初めて圧倒的な孤独に恐怖を覚える様がとてもリアルで、惹きつけられ>>続きを読む