柳の木さんの映画レビュー・感想・評価

柳の木

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

コミックで完結してるから今さらネタバレもクソもないけど一応。コミックで4巻まで読んでたので、おんたんと門出の青春を楽しんでたら、突然過去編がはじまりはにゃにゃほにゃって感じに。おんたんと門出の過去の記>>続きを読む

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

2.9

胸騒ぎというか過去一番の胸くそ悪い映画。この映画は、どうしても人を殺しにいかなきゃいけない人が最後の一押しの怒りと憎しみを得るのにぴったりな気がする。それ以外の人にはおすすめできない。正直、この感想文>>続きを読む

No.10(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

Xでの意味ありげな感想やポスターのデザインに惹かれて鑑賞。前半は舞台俳優の稽古、日常生活が丁寧にかかれていて、不倫してる主人公に何故か監視がついていてキリスト教の偉い人に報告されてて、行動もコントロー>>続きを読む

ゆるし(2023年製作の映画)

3.0

良くも悪くも監督であり、主演の平田うららさんのエネルギーと魅力が60分間爆発してた。映画なのか、ドラマなのか、ドキュメンタリーなのか。ただ初出演、初監督、低予算、60分で劇場公開できてオッペンハイマー>>続きを読む

ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.4

恋人を殺された男が犯人に復讐するため、同じ日をループしていく。割とありがちな設定かと思いきや。序盤であれ、もしかして俺一瞬意識飛んで見逃したって思わせたり、主人公、人が良すぎるなって思ったり、世界が優>>続きを読む

π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

3.4

映画館では2度目。コロナワクチン、フラットアース、イスラエルとユダヤ、電磁波、集団ストーカー、まさに今、呪術全盛の時代に再上映するにふさわしい映画。さすがA24というべきか。世界の全てを解明する数字に>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

IMAXじゃなかったけど、音と砂の迫力がすごかった。物語は怒涛の展開でポールは一気にハルコンネン家抹殺に皇帝の座まで。たしか皇紀1万年ぐらいの、日本でいったら天皇家を武力で簒奪したようなもので、ポール>>続きを読む

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.0

久しぶりのリュックベッソン。まだまだ枯れてなかった。LGBT、障害、児童虐待、孤独に貧困。今の時代の絶望感を全てぶち込んで犬を加えて作ったキャラクターのようなダグラス。ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ>>続きを読む

夢見るペトロ(2022年製作の映画)

3.1

現実と非現実がごちゃごちゃになって何がいなくなって、何が元からいたのか。30分という短い映画なのに途中で混乱して訳がわからなくなる。ただ、あっという間に終わった。体感10分。鳥籠とかデザイン重視で実用>>続きを読む

いつもうしろに(2023年製作の映画)

3.2

たまたま、公式Xにフォローされて。こういう機会がなければ、なかなか日本人監督の単観系の映画を見に行かないので良かった。
別れた恋人が捨てたパンダのぬいぐるみの着ぐるみを着て現れて。過去の捨て去った物や
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すべて、至るところにある(2023年製作の映画)

3.4

Xで監督がシアターイメージフォーラム最終日の予約が一人しか入ってないって投稿を見て、作品を知り何となく興味をもって。
けっこうぐっときて心に入り込んできた。
クレイジージャーニーの奇怪遺産で見た事ある
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悪魔がはらわたでいけにえで私(2023年製作の映画)

3.0

どちらかというと死霊のはらわた寄り。かわいい顔の胸の大きな女の子がタンクトップで暴れ回るだけで私は満足なのだが、四肢切断に角まで生やされたらどんな性癖だよとさすがに引いた。本物のゴキブリ使ってた事も。>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

アリアスター監督をお腹いっぱい堪能して帰宅中に胃もたれするような3時間。わけもわからない怒涛の展開で、今の現実社会の不安を映像化するとこんな形になるのかと思ったり。もうお化けやモンスターじゃなくて、シ>>続きを読む

ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

3.1

ほどよく不気味でじわじわ怖い。主人公はださださだけど、警官は綺麗だし、妹はかわいらしい。元はゲームだけあってキャラデザインもしっかりしてる。子供がいてもおかしくない年齢になると、残酷なゴアシーンよりも>>続きを読む

唐獅子仮面/LION-GIRL(2022年製作の映画)

3.0

女体銃ってとんでもないインパクトのあるタイトルを聞いてから興味があった。光武蔵人監督の作品をようやく見ることができた。主演のトリさんは可愛らしい。将軍のキャラクタービジュアルや世界観は永井豪ティストが>>続きを読む

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

3.0

トーキングヘッズと言ったらジョジョの奇妙な冒険でナランチャの舌に取り付いた使い勝手が悪そうなスタンドが真っ先に思い浮かぶぐらいだけども。ポスターのビジュアルに惹かれて鑑賞。
最初のサイコキラーから痺れ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.3

予告を見る限りでは幻想的な成長物語って映画かと思って観たが、大間違いの生々しい。映像は美しいのに、エマ・ストーンが脱ぎまくり、やりまくり。ロリコンが社会的に許されなくなったので、今度は体は成熟した女性>>続きを読む

みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

田舎にある因習にまつわるホラーかと思いきや、デヴィッドリンチをほうふつとさせる、ぶっ飛んだ展開。自分だけが知らない不条理な世界に巻き込まれていく古川琴音ちゃん。でも知らないのは古川琴音ちゃんだけだった>>続きを読む

ヘルレイザー2(1988年製作の映画)

3.3

シネマート新宿のヘルレイザー祭りの心意気に敬意を表して。
前作が割と静かに展開していたのに比べて、今作はかなりごちゃごちゃ動きが多い。地獄巡りのビジュアルは混沌としてて好きだったが、今回の衝撃はピンヘ
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王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

忍耐が必要とされる映画。何度も繰り返すセリフと場面、ポレポレ中野に通うドキュメンタリー映画好きには刺さるのかと思いつつ。冒頭あきの発言。裁判始まる前の人間は急に頭のおかしな発言しだして罪を軽くしようと>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

退屈な日常だけど、どことなく楽しそうに見えなくもない日々が淡々と映しだされてる。映画館で観て良かった。家なら途中で携帯いじってしまいそう。自分も似たような環境にいるからものすごく共感できて、もっと日々>>続きを読む

レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.0

劇場では初。30年前から何度も見てるのに面白いジョーク。色あせないリトルグリーンバックからのオープニング。飽きない、だれない、腹八分目の90分。ホワイトは仕事するには歳をとってしまったのか。悲しい結末>>続きを読む

NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)

3.5

ビバリウムの監督だから不幸な結末になるのは予想してたけど、今作もなかなか展開がわからない不気味な作品だった。小綺麗な映像にふっと出てくる違和感のある物。霊が見える人や薬や病気で幻覚が見える人はこういう>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

4.0

杉咲花が美しい、一点突破で内容も調べず観てみたが大当たり。まあ、杉咲花の存在感がすごい。女子高生から大人時代まで杉咲花と市子が一体化して、とんでもないキャラクターの演技が素晴らしい。市子が一見感情があ>>続きを読む

ヘル・レイザー 4Kデジタルリマスター版(1987年製作の映画)

3.8

劇場では初。ホラー映画の中で一番好きなキャラクター。ピンヘッド、釘だらけの顔にSMコスチューム、パズルボックスに回転する柱。なかなか出てこないピンヘッド最高じゃないか。ストーリーもちょっとひねっていて>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.0

実話怪談を見てるような今どきの怖さがあった。正直、YouTube世代のノリや言動はイラつくが、やつらだからこそ、ささいな遊びのつもりがエスカレートしてとんでもない事態におちいってしまう事にリアリティを>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.5

3回目、ボーはおそれているの先行上映と間違えてチケット購入。まさか、今さらミッドサマーが上映してるとは思わないじゃん。

コミュニティに田舎の因習、ブギーマンが出てくるわけではないのに。怖い。究極の人
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

ゴジラのテーマがなってからの、日本人対ゴジラの最終決戦は熱く盛り上がっだけど。それまでの過程で気になる事がいくつか。

ゴジラ硬すぎる。鉄より硬くて爆破しても自己再生するって生き物として、あまりにもあ
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.5

なぜか今、再公開されてたので当時影響受けたゴーストワールドへ。20年前の映画だからオープニングだけ映像がちょっと古いかなと思ったけど、途中からは古くさく感じず夢中になった。内容忘れてたけど面白い。イー>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.7

予告編を見て期待が高まり、原作小説読んでがっかりしつつ鑑賞。面白かった。若干、衆道場面はくどいが。場面、場面の爆発力は北野映画の真骨頂。信長、家康、秀吉のキャラクターもすごい。まとまりのない終わり方も>>続きを読む