やすさんの映画レビュー・感想・評価

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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.3

極限状態に置かれた人間の行動を描いているが、その背景に南北に分断された朝鮮民族という現実がうっすら見えてくる

配給がうまくいっているうちはいいが、それはいずれうまくいかなくなる。特権階級の者がより良
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水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.7

面白設定映画。
中身も面白かったし、意外とごちゃごちゃしない作りが良かったと思う。
中村倫也さんの映画は初めてみたかもしれんけど、その魅力がなんとなく伝わってきた

優しい人間がそっと出てきてそこに気
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今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

4.2

主演のお二人はとても好演でした。

古川琴音ちゃんの存在感は言わずもがな。

映像も綺麗。

めちゃくちゃ泣きました。
どこで泣いたのかは忘れました。

素晴らしい映画だったってことはこうやってメモし
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ファーゴ(1996年製作の映画)

4.2

25年くらい前に観た映画だけど、忘れられない秀作。また見直してみた。
キャラクタ一がみなとても個性的で裏表なく途中でキャラ変することもなく分かりやすい。

行動原理が金だけで動いた者たちがひたすら愚か
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私は貝になりたい(2008年製作の映画)

3.6

納得いかない結末に戦争の虚しさを突きつけられました。

役者陣は豪華で皆さん見事。

個人的には石坂浩二さんが好きです。善も悪もどちらも演じられる方ですが、両面が出る
この役はぴったりでした。

それ
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

4.1

なかなか痺れたなー

緊迫感と絶望感

いつしか応援してた

これ、舞台化したら意外と面白いかもなー

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.2

凶悪犯とされる人もそれぞれいろいろですよね。
まっすぐで子どもみたいな人は、大人になると無邪気では済まされなくなる。社会で生きるために身につけておかなければならない「ルール」が分からず苦しむ。
別にそ
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水深ゼロメートルから(2024年製作の映画)

3.9

高校のプールという狭い空間から溢れ出す様々な悩みや葛藤。
多感な時期だけに、その成長過程には人とぶつかり合ったり、壁に行き当たったりするけど、そうやって大人になっていく。

ワンシチュエーション、登場
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.3

高校生の思い出なんか辛いことばかり、思い通りにならない苦しみの世界だったな。自分だけだと思っていたがみんなそれぞれ同じように苦しみとともにあの時代を過ごしていたのかな。

頑張ることが格好悪く、頑張っ
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.7

出てくる人が善人も悪人もみんな魅力的。
この事件に関わった者のうちの何人かがその後、新たな人生を生き直しているみたいだけど幸せであってほしい。

悪に手を染めざるを得なかった人も家族がいるから。今度は
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.4

よくぞこんな映画を撮ったなという感情。
聖書を1ページずつめくるような重厚で根源的なストーリーとそれに合わせた宗教画を見せられているような隅々まで行き届いた映像。
IMAXレーザーで観たそれは映画とい
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明日への地図を探して(2020年製作の映画)

3.7

映画のメッセージは意外と心に刺さるものがありました。ほのぼので爽やかなお話でした。

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.5

歴史と繋がっているとこがちょっと面白い。
優秀な人はとても良い仕事をします。
この組織ができるまでの話と作る原動力はいかにして湧いて出たかという話。
音楽が好きでした。

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.8

東野圭吾の原作を読んでいて、ガリレオシリーズを見たことがないまま映画を観に行った記憶がある。
だから当時は福山=敵っていう感情を持って観ていたなぁ。
もう何度も何度も見たけど、今では開始10分くらいで
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.4

なんかあんまり幸せな人がいない映画だな。こういう時代かな。
女性にとっては特に辛い時代だなと思った。

関係ないが、未だに女性の社長や政治家が少ない今の日本を情けなく思うし、エッフェル塔の前でポーズを
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.5

人にはそれぞれ事情があって罪を犯す者=悪人というわけではない。自分の利益と他人の利益を天秤にかけながら生きていく。時には愛する者のために自分を犠牲にしなければいけないことも。
家族を失った者たちが集ま
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.7

前半は子ども目線の戦争の世界で少し現実感のない戦争ごっこ感が出ていたけれど、だんだん現実がジョジョの取り巻く環境を取り囲み、“ごっこ”ではない戦争が押し寄せる。
そんな中で靴紐も自分で結べない男の子が
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.9

あれほど前評判が良くて、映画館で観るべきだと皆が口を揃えて言い、映画館にいく時間もあったのに、今まで先延ばしにして、今頃Amazonプライムビデオでうちの小さなテレビで観てボロボロと泣いている。

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市子(2023年製作の映画)

3.7

お母さん(中村ゆり)が頭下げて船を見送るシーンが印象に残った。なんともやりきれない母親の気持ち。自分ではもうどうすることも、何をしてあげることもできない思いを精一杯見知らぬ青年に託す姿。
めちゃくちゃ
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ある男(2022年製作の映画)

4.3

日本映画の良いところがたっぷり味わえる映画だと感じた。
日本にもそれなりに歴史的に抱える問題があって、それで悩んでいる人がいるし、個人にもそれぞれ人生に抱える問題があってそれで悩んだり逃げ出したい思い
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.2

人の役にたち必要とされれば、生きる意味ができる。人を愛すれば人に愛される。
とてもシンプルだけど意外と難しい人生において大切なことを、あらためて教えてくれる映画。
住むところにもよるけど、こういう人と
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.2

アニメも一つ時代を超えたなー

次作も含めて時代の転換期を語る上で2020年代を代表するアニメになりそう。

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.7

出てくる役者みんな味わい深い。
謎解き以上に役者を楽しむ映画でした。

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.9

実話を元にしていることに意味がある映画。
記事が社会を変えたとても良い例。
いつでもそうであってほしい。
でも世の中そうはいかないことばかり。
マスコミが社会を良くすることができるが、嘘でもなんでも書
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欲望という名の電車(1951年製作の映画)

4.1

時代は全然違うけど、変わらないことはあるよね。
今の時代だと、姉さんは早く仕事見つけて早く出ていけばいいって感じだけど、昔はそういうわけじゃなかったんだろうな。それに加えて、精神状態が不安定で頼れる場
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トッツィー(1982年製作の映画)

3.7

今度ミュージカルを観に行くので、その予習ということで鑑賞。
良いアメリカ映画。こういう良作がたくさんあった時代なんだと思う。CGとかそういうの無しで、面白い映画をたくさんアメリカが作っていた時代。
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

ちょっと観ただけでは謎が残る内容だった。YouTubeとかで解説をいろいろ見たらとても深い映画だということが理解できた。何度も観てもらおうという監督の意図が伝わる作品である。

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

テーマがいい。
靴の映画はおしゃれ路線しか聞いたことないけど、ビジネスと人間模様の映画というところが惹かれる。その後のマイケルジョーダンの栄光(と挫折)を考えると、先見の明以上の何かを感じる。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.1

暇なので映画でも観ようかと思い、chat GPTにおすすめを聞いたらこの映画を紹介されました。
いろんな要素が詰まったストーリーで、ハラハラしたり笑ったりと楽しめました。人生の奥深さを感じさせるような
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.8

1作目では33歳なのに9歳と偽る役を演じたイザベル・ファーマン(実年齢12歳)だったが、今回は31歳なのに7歳と偽る女性を演じた(撮影当時の実年齢23歳くらい)。
前作以上に可愛さよりも不気味さが上回
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.7

映画では遺書を届けることがメインに描かれているが、実際は記憶による遺書が届く前に、別ルート(ハバロフスクの戦犯収容所への訪問が許された社会党議員戸叶里子経由)で遺書が家族の元に届けられていたそうだ。>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.6

のんさんが良かった。キャラは本人の方がもっとすごいけど。いや、すギョいけど。
ストーリーは、さかなクンを取り巻く周りの環境をさかなクンのパワーで飲み込んでしまうような感じ。実際に良き理解者に守られて認
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.7

日本的ホラーのテイストが響いています。

飯豊まりえさんがいつも通りとっても魅力的ですが、今回は黒髪の木村文乃さんが何とも言えない美しさを醸し出していました。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.8

全く自分の知らない世界の人間を知り、心を寄せて、そして考えることが映画の一つの役割かと思う。そんな映画でした。

三上にとって塀の外の世界はどんな世界だったでしょうか?自由と引き換えに何を手に入れて何
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96時間(2008年製作の映画)

4.4

96時間っていう数字は結構テキトーな気がする。
原題は『Taken』らしいけど。

ちょっとパパが強すぎて殺しすぎだけど、テンポが良く最後まで一気に観れる映画。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.3

ゴジラは怖かったけど、怖い人が一人も出て来なかったからストーリー的には好みではなかった。
浜辺美波さんが綺麗なのはよくわかった。