よっくんさんの映画レビュー・感想・評価

よっくん

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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

リーの酒の飲み方(酒を飲んでバーで喧嘩する)は、子供達を死なせてしまった自分を罰しているんだと気づく。子供達が火事で焼死して警察の取り調べが終わった後、警官の拳銃を奪って自殺しようとしたところで彼の時>>続きを読む

血と骨(2004年製作の映画)

2.5

在日朝鮮人の文化、風習、歴史、生活。普段触れることがないのでこんな感じだったのか!と驚き。日本の国内でありながら完全に異質な風習が営まれていた(現在も営まれている?)ことが個人的には興味深かった。
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凶悪(2013年製作の映画)

1.9

「凶悪」という題でありながら、凶悪なことをしていると思っている人は出てこない。(一般的には凶悪と言われる行いは多々登場する)
山田孝之の家庭の抱える痴呆老人の介護問題と、老人の資産を狙った凶悪犯罪の繋
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.0

新海監督は、秒速5センチメートルで見つけられなかった大切な人を本作でようやく見つけられたのだ。とっても綺麗な童貞の妄想(現代のメルヘン)。監督のこじらせ方は、一定のモテない男たちのこじらせ方と相似形で>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.3

戦争という理不尽な暴力に晒されながらも、女性たちは生活を支え、戦争と対峙していた。女性がたんぽぽの綿毛のように、自分の思い通りになることが少なく、周りの意向で定められた地で根を張るしかなかった時代。な>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.3

ゴジラを題材に使った人間ドラマ。
テーマは色々詰まっているけど、一番のテーマは希望だと思う。スクラップ&ビルド、僕たちは何があってもどんな状況からでもやり直せる。震災後の日本へ向けたエールでもあり、危
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.7

恐竜もの娯楽作品。

リアルな恐竜、近未来的世界観。

アメリカ人の作った映画よろしく、猟犬のような恐竜ラプトルが大活躍。

随所にジュラシックパークへのオマージュ。

インドミナスレックスvs.ティ
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さよなら、人類(2014年製作の映画)

3.5


いつの時代のどこともいえない世界のシーンを絵画的に次々と切り取ってきて、淡々と続いていく。

全てのシーンがスタジオ撮影とはとても信じられない出来で素直に感心した。

全てのシーンのトーンを統一する
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ラブ&マーシー 終わらないメロディー(2014年製作の映画)

3.5

ビーチボーイズのブライアン・ウィルソンの自伝的映画。

統合失調症の妄想や幻聴などのシーンはやたらとリアルにドラッギーに描かれている。

冒頭のシーンで兄弟の死が忘れられないと述べているにも関わらず、
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.3

冒頭から最後まで、スピード感とドキドキ感の連続。
手に汗握るとはこのこと。
完璧に荒廃した世界観とイカれた奴らとの戦い。
これほど高いレベルで完成された娯楽映画があっただろうか。
ぜひ映画館で観ること
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白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

2.2

容疑者役の井上真央は、地味で少し不気味に見える女の役を見事に演じていて、さすがの演技力。
Twitterを通じた情報の拡散や無責任な犯人叩きなど、現代の事件のひとつの側面をよく捉えていた。
しかし真犯
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そして父になる(2013年製作の映画)

2.7

家族とは、父とは、母とは。
産院での取り違えが発覚したことから、この問題を深く問いかけられることになった福山雅治。
ラストでは、そして父に…なれたの…か?
非常にもやもやとするが、彼が人として、父とし
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地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

3.5

日本版ニューシネマパラダイス…というよりは、園子温版ニューシネマパラダイスであろう。映画少年の夢と狂気と映画への愛を目いっぱいに詰め込んだオナニーショー(悪い意味ではない)。
ラストのシーン、走りなが
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麦子さんと(2013年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

脚本、ストーリーはとても良かった。
また、お母さん役の余貴美子さん、タクシー運転手役の温水さんなど、物語を彩る脇役も見事の一言。
残念だったのは、麦子を演じる堀北真希の演技がとにかく薄っぺらいこと。母
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