塚森さんの映画レビュー・感想・評価

塚森

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ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

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ふたりの夫婦の話を観ていた事実と同じくらいに、時代を覗いた感覚が残り、己と他者と社会がひと続きであることを思う。まさしく、ぐるりのこと。
リリーフランキーと木村多江が心を通わせたのはいつなんだろうか。
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Mars Express(原題)(2023年製作の映画)

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2024/03/17@新潟市民プラザ

第2回新潟国際アニメーション映画祭にて。やっとfilmarksにページができた!
時間の繋ぎでなんとなく観ただけだったけれど、重厚なアニメーションで見応えがあっ
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ラブホテル(1985年製作の映画)

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時間あるときにレイトショー観れるのがやっぱり楽しい。冴えないおじさんが無条件にきれいな女性に好かれる流れ、異世界転生もののようだ、、と思ったりもしたけど、海辺の駆け引きだったり、事務所の追いかけっこだ>>続きを読む

ONE PIECE ワンピース(2000年製作の映画)

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おでん屋で寝転がるルフィの場面写がよくて、気になっていた第一作。彩度とコントラストが高い画面がおしゃれで、やっぱりおでん屋のくだりはきれいだった。
能力者の海賊との戦いとか、少年とおじいちゃんの喧嘩と
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MEMORIES(1995年製作の映画)

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こどものころにCSで観てぶり。1995年にして技術の天井までいったなというのは変わらない印象。
彼女の想いで、作画ももちろん最高峰だけれど、美術も好きで、池畑祐治さんは今はどこで何を……の気分。ボケも
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

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丁寧な劇場!品格のある映画をコンスタントに作れるのはシンエイだけなのかもしれない……。
音楽がなくなるという話のスケールで、地球侵略とか、世相を反映していつもよりすこし高い年齢層(小学校高学年くらい)
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

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映画館出たあとにいろんな話したいよね!!っていうところで本当に練度が高くて、その一点においてひたすらすばらしい。
一緒に観たひとが、プロデュースの集合知を感じたと言っていて、それは自分にはわからなかっ
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

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ひさしぶりに重厚な邦画をみたぞという感じ!おもしろかったー!
ご都合的な展開も多いのだけど、テンポよく、そっちに行かないでよ、、(ハラハラ)という方向に話が転がっていくので飽きずに観られる。望遠の絵も
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海がきこえる(1993年製作の映画)

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小学生の頃にみてよくわかんなかったとき以来二度目。もっと失恋ものなのかと思っていた。すごいアニメ観ちゃったな、という読後感。あと、ジブリのなかでなんでこの作品だけ古くなっちゃうんだろう、というのは観始>>続きを読む

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

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期待しすぎた。失恋後の長すぎるモラトリアムとか、中国語のリズムとか、作られる時間のひとつひとつがもったいぶっていて苦手だった。うつくしくも空虚な感じはいいけど、突拍子ないようにはしないでほしいというか>>続きを読む

キックハート(2012年製作の映画)

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2024/03/16@新潟日報ホール
【湯浅政明とアニメーションの動き 短編特集】

大学の頃に文芸坐のオールナイトの併映で観て以来。当時はそんなに惹かれなかったけど、今観るとかなり引力があった。
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夢みるキカイ(2007年製作の映画)

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2024/03/16@新潟日報ホール
【湯浅政明とアニメーションの動き 短編特集】

何気に初見。こちらもすごくよかった。
赤ちゃんとそれをとりまく環境のアニメーションがとにかく楽しい。バンパイヤンと
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なんちゃってバンパイヤン(1999年製作の映画)

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2024/03/16@新潟日報ホール
【湯浅政明とアニメーションの動き 短編特集】

タツノコプロとの相性抜群!おもしろかった!
しんちゃんさながらの絵作りのおもしろさもさることながら、人間の男の子と
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

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試合一本をまるっと映画にする作り、作品に起承転結つけられないのでむずいなあと思う。回想の挟み方とかもめちゃくちゃむずい。今回のは細かく挟みすぎではとも思った。
日向が一回挫折しかける(籠に囚われる)く
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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予告に騙され。ミステリーだと思って見ていたけど違うんかい!と途中で気付く。お芝居が圧巻というのはわかるが、単純に、人が怒ってるのを見たり聞くのはきつい。あと尺長すぎて疲れた……。

永遠の人(1961年製作の映画)

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まさかここで終わるのか?!いやでも終わるならたしかにここか……って思ってたらほんとに終わった。永遠の人ってなんのことだったのか……。

女の半生を演じ切る高峰秀子の怪演。どこまでも情けない仲代達矢もす
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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役所広司すげえなという気持ちにはなったけど、何か感動したとかではない。前評判を聞きすぎるのもよくないなと思いました。

映画若おかみの感じのきれいな映画だと言われて、それにはちょっと納得した、けど、若
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

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9/15公開で週末ランキング1位だった邦画。劇場で見逃してたのでたまたま見れてよかった。

実写特有のTUとか、顔にかかる入射光の感じ、シーン変わりのインパクトのある音の入れ方とか勉強になる。
2,3
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映画 ○月○日、区長になる女。(2024年製作の映画)

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青梅街道で聡子さんと応援する会のおばあちゃんが話してるところと、その夜?に家でお酒を飲みながらもどかしい気持ちを吐露するところがよかった。カメラがないもののようになって、個と個で腹を割って話している感>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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めちゃくちゃ説明してくれる上で、リアリティの薄い映画だよという超絶なネガを刷り込まれてから観賞。たしかに。
わかりやすさ、ベタさ、というのがやはりウケるのかなあと思いつつ、特攻にすがる神木隆之介は危う
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

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観る前にちらっと読んだレビューに、サーフィンしようとしてるあたりが今となってはかわいい的なのがあったけど(だいぶうろ覚え)、サーフィンのくだりだいぶきついぞと思いながら観て、終わったときはサーフィンは>>続きを読む

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

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吉祥寺プラザで観るファミリー映画というのがよすぎて泣いてしまう。閉館してしまうんだなと思うとしっかり悲しい。

作品は時間のないなかで堅実に作ったフィルムではありつつ、ファミリー映画にもハイエンドにも
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バンパイアハンターD(2000年製作の映画)

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【日本語字幕版】
墓地、月を背にしてマントがVの字になって走るDがよすぎた……。
あらすじも知らずに観たけれど、愛と種族の話だったのだな。普遍的なテーマで、思っていたよりエンタメしていてわかりやすい。
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源氏物語(1987年製作の映画)

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ファーストカットがあまりに美しくて笑ってしまった。手前のBOOKって実は3段くらいの引きなんじゃないかなあ。めちゃくちゃリッチに見える。

王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

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帰りに神田沙也加の三回忌のニュースを見たからだろうけど、めちゃくちゃ死の匂いがする。
自分はむしろ、川に突き落とされたほのかが気になる。映画の道具であり、最後まで姿を見せなかったほのかを思う。

屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

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よかったです。堂々としたファンタジー映画で、こういうアニメが今も生まれることが嬉しい。
正直そんなに期待していなかったのだけど、鬼太郎誕生、トットと、話題作が続くなかで、個人的には断トツでよかった。
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