このレビューはネタバレを含みます
ずっと楽しみにしていた本作。淡々と山の生活を映すだけなのに、カットの魅せ方と音楽でここまで映画的になる。「どこからが映画なのか」の境界線を探しているみたいな前半。後半、グワっと映画的な展開になるんだけ>>続きを読む
きれいな空気みたいな映画。湿度は高いけど、朝露みたいな清々しさ。植物も登場人物と同じくらいの立ち位置で登場していたのが印象的だった。人も植物もただそこにあるだけ。
「名前のない世界、全てが私」。ゴース>>続きを読む
骨格標本を埋葬してあげる使命感と準備室に忍び込む背徳感。9歳ごろの大冒険。年齢的にイマジネーションを現実と混ぜられるのはそろそろ最後かな?こういう体験が大人になるには必要なんだと思う。
確かに主人公はこのおばあちゃんなんだけど、ときどき挟まれる遠景からの描写によって「どこかの誰か」な感じがする。『フラニーとズーイ』に出てくる「太ったおばさん」の話を思い出した。
お前は「太ったおばさん>>続きを読む
イカの塩辛工場で働く主人公が「これ意味あるんですかね」と呟くシーンが印象的だった。それに対して、工場長は「残念ながら10年続けた人にしかわからない」。意味を求めず目の前の行為に没頭せよ、というのは禅の>>続きを読む
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劇中劇だと理解するまで15分かかりましたが相変わらずかわい〜〜月にちっちゃい国旗、かわいい。
劇中劇だし、ウェスアンダーソン作品お馴染みのメンツが出てくるとさらにその外側にも意識がいって実質3層構造。>>続きを読む
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観終わった最初の感想は「人間、すごいところまで来た…」だった。宮崎駿はこの世の全てをわかってしまっているのでは…?
かなり抽象的な表現が多かったけれど(それをそのまま映像化できる表現力が凄すぎる)、抽>>続きを読む
KPOP(に関わらず全てのアイドル)オタクの原罪を忘れないために。
この映画とやってること変わらないよね…げんなりしてしまう。いいわけないんだよな。
電車の下を通るケイコが蛍光灯でチラチラ照らされるシーン、彼女にとってはその光で電車を認識することになるのか…とハッとした。(監督としてもこだわったシーンみたい)
どこまでも誠実!コロナを無かったことに>>続きを読む
ラース・フォン・トリアーはダンサーインザダークに続きこれが2作目の鑑賞。これも体調よくないと観れないやつ…すごくトリッキーな映像なのに没入感が凄すぎる。映画館で観るとかなりくらう…
モノクロとカラーが>>続きを読む
教材研究のため。花畑の中を駆ける人の美しいこと…
フランチェスコ役の人の眼差しの力がすごい。何も知らないけど全てを知ってる。フランチェスコは回心してから文盲の人が文字を学ぶことを禁じていたらしい。一見>>続きを読む
マイケル・ポランニーが提唱している「暗黙知」という言葉を知った。坂東玉三郎さんの仕草はまさに暗黙知だった。
「言いたいことはない。皆さんが受け取ったことが言いたいこと」と坂東さんは語っていた。どんな仕>>続きを読む
めちゃめちゃ大学生〜
「知らねえよ」ってデカい声でカラッと言うのがいい。20代って何だかんだ楽しいんだな。酒飲んで楽しくなりたい人生だった…
すごすぎる…アホさと笑えなさのバランス…(安易に言えないけど)かっこいい。
3ヶ所?の切り替わりのせいもあり、テンポが良くあっという間。緊迫感のあるシナリオなのに、音楽とみんなにはてな出てる感じで間が>>続きを読む
エリック・ロメール作品の中で一番好きかも。タイトルクレジットから音楽も含めめちゃくちゃ良い。
『青の時間』で、車が来てレネットが泣いちゃうところとか大好き。普段なら取りこぼされてしまう小さな、でも大切>>続きを読む
タルコフスキーの「サクリファイス」を思い出した。ロシアの作品は闇とか影が印象的な気がする。ロシアの哲学とか宗教観気になるな…
動きがチャーミング。レイヤーの使い分けで奥行きを感じさせる場面がきれいでした。火や水が急にリアルな質感なのも違和感がなくてかっこいい。音が澄んでるのもまたいい。暗いのにチャーミングなのいいな〜〜
音楽が坂本龍一さんと聞き鑑賞。
初っ端から音楽が素晴らしい。映画というより、写真集をみているような気分だった。彩度の低い世界が美しい。感情の起伏が少なく無機質。
トニーの部屋がきれいなのと、構図の工夫>>続きを読む
ウェスアンダーソンが選んだフランス映画10本の中にあったので、気になって鑑賞。
なんだかずっと血の気がない。ずっと冷たい。文脈のなさと冬の景色の寂しさで、全てから切り離されているような気持ちになる。じ>>続きを読む
アクションはあまり好きではないんだけど、大袈裟でないリアルな表現のせいか、なんだか清々しくて良かった。怒涛の展開で息をつく暇もなく、その場しのぎで今しか生きてない。当時のアメリカの空気をそのまま浴びた>>続きを読む
ローテンポでのんびり。展開とかは特にないけど、一つ前のことが(ほとんど画だけで)説明されて連綿と緩やかにつながっていく。
これがフィクションかどうかなんてお構いなし、現実のことを喋りまくるおじいちゃん>>続きを読む
かわいすぎる。正直内容はあんまない。とにかくギュッ…となる。なんかふくろうずを思い出したなあ。
いい温度。ストリート文化を「最高にクールなもの」として美談にもしないし、ただそれぞれの現状があってここに集まってきている。繊細な関係と各々の影。憧れと慈しみ。レイとスティーヴィーの2人のスケートシーン>>続きを読む
何という地獄映画…誰も救われない。
最後お母さんがすれ違うとこなんかゾッとした。やりすぎでは…
普通に鶏殺すしこれは物議を醸すよな…
ペドロの夢のシーンすごかったな。シュルレアリスムの系譜なのがわか>>続きを読む
カンディンスキーも、その他のヨーロッパの著名な画家たちも、彼女の絵を先に見ていたかもしれないのか…
ヒルマの絵はなんだかゾワゾワする。みてはいけないものをみているみたいな。きっと本当のことが描かれてい>>続きを読む