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FAIRY TAIL 第1期のKengoTerazonoのレビュー・感想・評価

FAIRY TAIL 第1期(2009年製作のアニメ)
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マンネリだ。死ぬ死ぬ詐欺だ。綺麗事だ。でも、好きだ。大好きだ。この世界に生きている人たちみんなが愛おしくて、人間らしい。彼らがいるってだけで、実は満足なんだ。

真島さんは多分優しいんだと思う。キャラクターに対して厳しい試練を用意はするけど、ちゃんと成長させて、見捨てない。だから死なせない、殺さない。逆に言えばそういう甘っちょろいことで、キャラクターを逃れさせない厳しさがある。親だな。

ルーシィはとても魅力的なキャラクターだと思う。決してナツに守られるだけの、消費されるだけの女性ではない。そういう描写がなかったわけではないし、多々見受けられたのも事実だ。そのたびに感じるもどかしさや悔しさはルーシィ自身が感じるものでもあったのだと思う。だからこそ、彼女は強くなる。ナツと助け合えることができるまでの強さを手に入れる。そしてその強さは魔法に起因するものだけではない。人や精霊を頼ることのできる強さ、人や精霊から頼られる強さなのだと思う。彼女の使う魔法と同様、彼女は人と歩むことのできる強さを持っている。それはとても難しいことであるからこそ、唯一無二の強さとなる。
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