少女☆歌劇 レヴュースタァライトのばやっしーのレビュー・感想・評価

アタシ☆再生産！
幾原邦彦監督から作家性やイデオロギーを抜いた人物こそ、その弟子である古川知宏である。エンターテイメント全振りのこの作品では、幾原邦彦監督的な記号論を使いつつ、演劇に掛ける少女間の想いの「ぶつかり愛」をコミカルかつ真剣に描く。序盤から中盤の盛り上がりは凄まじく、終盤は主人公にとって演劇・レビュースタァライトとは何かというところに力を入れているためやや失速。しかし、それを覆した続編である新劇場版は要チェックである。ワイ（ル）ド・スクリーーーーーーンバロックをお見逃しなく。