山梨県周辺を舞台に、「野外活動サークル」略して「野クル」に所属する、キャンプをこよなく愛する女子高生たちの日常系アニメ。
本作に関わらず日常系のほんわかアニメ全般に言えることなのだけど、
「頭を一切使わず」
「なんなら他の作業をしながらでも」
ゆったりと見ることのできるのんびりとした空気感がたまらない作品。
かくいう自分も、今年の夏にキャンプデビュー。
作品内では、知っておいて損はないアウトドアの豆知識や思わず欲しくなる各種ギアの見せ方がうまく、すぐにでもキャンプに行きたくなるし自分の物欲を存分に刺激してくれる。
キャンプの醍醐味と言ってもよい「キャンプ飯」もバッチリ網羅。
ちょっと手の込んだものから、レシピ？何それおいしいの？と言わんばかりのお手軽キャンプ飯までが数多く登場。
これがまたたまらなくウマそうで、飯テロアニメとしての潜在能力も高い。
豊かな自然を活かした、風光明媚な実在する有名キャンプ地が主な舞台。
行ったことのある人もない人も、ぜひともそのキャンプ地に足を運びたくなってしまう。
物語としても、
「野クルに所属するなでしこたち」→グループキャンプ
「単独行動を好む志摩リン」→ソロキャンプ
と主に2グループに分かれて話が進むため、それぞれのキャンプスタイルのいいところが視聴者に伝わる構成。
女子高生が集まってキャッキャウフフなガールズキャンプを楽しむだけのアニメかなあ、と思っていたが、いい意味で期待を裏切られた。
「ただの日常系アニメ」という枠に収まらない魅力が本作にはある。
