トック

宝石の国のトックのレビュー・感想・評価

宝石の国(2017年製作のアニメ)
4.4
世界観一辺倒になりきる事無く、宝石たちの関係性や切なく儚さが伴うストーリーで惹き込ませてくれる。コミカルな会話模様があるのも良かった。月人の造形も不気味で面白い。

アクションシーンも大変素晴らしい。アングルが良く動く。流石オレンジさん。良きCGアニメーション。普通のシーンでも印象的なカットが多かったので、ここは監督の手腕といった所だろうか。全体的に、アートとしても優秀であったと感じる。制作会社や「結晶」という要素などで少し、『蒼穹のファフナー』を思い出した。

自分が思う名作ポイントの1つである、「印象的な台詞が多い」という点をクリアしているのもありがたい。ラストの締め方も良い。 しかし、まだ謎が多いところで終わってしまったというのが、今作最大の欠点である。

今すぐ続編が作られるべき、オレンジさんを代表する名作だと思う。とりあえず漫画を読みますかね...。
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