風夏のユウのネタバレレビュー・内容・結末

瀬尾公治作品の一つ。
原作漫画を見て、自分は風夏が途中で死んで涙した人間で、碧井風夏はそれでよかった展開だけど、なんか釈然としていなかった。

幼馴染の小雪もいるし、那智さんとくっついた沙羅もいるしで、そっち方面じゃないだろ、ていう恋愛展開。
優が音楽的に、人間的に成長できたのは確かに秋月風夏の死が大きいけど、後半の展開にやや食傷気味となっていた。

アニメ版は、風夏が10話で死ななかった。パラレル的展開で、最後は風夏と優が晴れて結ばれたエンドなんだけど、個人的にはこの展開で良い。
かなり悪評が高いオリジナル展開らしいけど、僕はこの作品を青春恋愛作品として見ていたので、秋月の振り回しっぷりとある意味での鈍さ、同じくらいの優の鈍さ、そして優柔不断さが、最後大団円を迎える、いわば鉄板的な内容で十分だ。

むしろ、原作から入り、秋月に救いを与えてほしい、という願いを叶えてくれたんじゃなかろうか。

音楽もかなり素敵なので、原作ファンも原作未見もぜひ見てほしい。