全24話、全部観たぞ！！
実は、始めは体力続く限りエウレカAOを一気見しようと思ってたんやけど、2話くらいで寝てしまった…
これは一気見出来へんアニメや。笑
日本から独立した沖縄とか、日本と中国が沖縄付近で争ってるとか、アメリカ連合軍の存在とか、
そこにはエネルギー利用されてるトラバーの利権が関わってるとかさ…
軍事アニメか！！
俺には理解が難しい…
ゲネラシオン・ブルって企業がボランティアのようにやって来るけど、ゲッコーステイトみたいな感じじゃないんやろうなぁ…
企業やし…
って、俺にとってはなかなかヘビーな始まり。
そっからはコツコツ観る。分からない事は調べるってやりながら…
転換期は11話くらいかな？
やっぱり前作エウレカセブンとの繋がりが見えて来ると共に、違和感はありつつもだんだん面白くなって来る！
IF戦記ものっぽい雰囲気はまだ多少ありつつも、ファンタジー色が強まる感じが心地良い！
やっぱりエウレカセブンとの毛色の違いは感じるけど、悪くはない。
悪くはないけど、やっぱり設定やキャラの掘り下げが上手く出来てなくて、疑問に思う点やキャラへの愛情が薄くなってしまったりと弊害が生じている。
けどね、この『エウレカセブンAO』から摂取出来るモノは確かにあると思った。
その最たるモノがイビチャ・タノビッチでしょう！！
ゲネラシオン・ブル社のIFOチーム・パイドパーイパーのじいちゃんチーフです。
彼の、アオを含む子供達に対する姿勢は胸をアツくさせる。
大人として、父親として見習うべきやと感じた。
「お久しぶりですエウレカさん。イビチャ・タノビッチです。」って言いたい！笑
今作は、『交響詩篇エウレカセブン』とはスカブに対する考えを違にする部分が描かれる。
けど、俺は今作がエウレカセブンを無かったものにしたとは思えない。
スカブとの共生が素晴らしいものとした『交響詩篇エウレカセブン』のラスト。けど、一方通行の見方は危険で、1つの事柄にはそのメリット・デメリットが存在する。
「デューイは本当に悪だったのか？」
結局は答えの出ない問いやけど、もう一つの可能性を見せる事は必要なんじゃないか？
いや、「スカブと共生出来る」と「共生出来ない」の間にも、「ちょっと出来る」「条件付きで」といったものも含めれば無数の選択肢が存在してるはずで…
そして、子供達が選んだ道が大人の敷いた未来のレールじゃない事は多々あって…
今作は、子供達の決断を見守る大人達の物語なのかも知れないなぁ。
エウレカセブンからAOまで7年。
あの頃の子供はまだ7年じゃ子供やった。
少し早過ぎる続編やったかもなぁ。
せめて10年。エウレカセブンを観ていた子供達が親になった頃に放送していれば、多少は評価が上がったのかも知れないと俺は思う訳ですが…
ま、その時代にしか描けなかったモノもあるでしょう！
そして、俺は思う訳です。クォーツガンが歴史改変した前の世界はきっと消えた訳じゃなくて、並行世界として存在してるって。
エウレカセブンにおいてクダンの限界で生じた、世界の亀裂の向こう側の世界も、選択肢の数だけ無数に存在する並行世界の1つなんじゃないかな？
だから、エウレカセブンとAOの世界は並行して存在する世界のたった1つに過ぎない。
そう考えると、可能性の1つとしては良い物語だった気はする。
トゥルースも、結局は何だったのかは分からない。そもそもシークレットが何かもわからんからね。
けど、出自が何であれ、トゥルースはトゥルースでアオはアオ。個人はしがらみを越えて個人として存在して良いんやって、俺は思ったよ。
星の子供として生きて良いんやって。
そして、星の子供達を守る大人として、イビチャチーフのように生きたいと思った。チーフだけじゃなく、ブラン社長もカッコイイ。
ただ、トゥルースにはアネモネにとってのドミニクが居なかった。ナルはそれになれなかった。
その点においては、今作が1対1のボーイミーツガールじゃなく、アオを主人公として周りに女の子を配したギャルゲー設定にしてしまった制作側の罪やと思ってる。
俺は、今作のラストを否定しない。
しないけど、やっぱりエウレカ&レントンとアオのそれぞれのハッピーエンドじゃなくて、家族のハッピーエンドが観たかったとは思ってしまうんですよねぇ…
ってのが、最終回までの感想。
そして、今作を見終わったならサミーの公式YouTubeチャンネルでパチスロオリジナルのエピソード『Final Episode : One More Time -ロー ド・ドント・スロー・ミー・ダウン-』A-part〜E-partを必ず観てくれ！
最終回のその後がめちゃくちゃ泣けるから。
『エウレカセブンAO』のキャラクター達が彩る、まさに『エウレカセブンAO』の真のエンディングが観れた。
これを観るだけで評価が良い方に変わるのは間違いないです。
