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機動戦士Zガンダムのlastnightのレビュー・感想・評価

機動戦士Zガンダム(1985年製作のアニメ)
4.7
序盤は捻じ曲がった性格のカミーユにイライラしっぱなしだったが、話が進むに連れて、成長というか人間関係の中で相対的に成長せざるを得なくなっていく彼に対して次第に感情移入していくように…。だからこそレコアさんと再会するくらいからの展開は、結末を知ってるのもあるが、カミーユの精神的負担が痛いほど伝わってきた。

本作はシャア含め人間臭い登場人物が多い。成長したアムロは未だに葛藤しているし、エマ中尉とレコアさんの対比は、女性の生き方という意味でも非常に現代的な問いを含んでいた。ジェリドやヤザンにも好きになる部分はあった。そんなキャラクターの多くは終盤になって呆気なく死んでいくが、これは劇的な死が多かった初代と比べてZの本質的な特徴の1つだと思う。

37話は内容としては本作のピークなのに、何故かこの話だけ作画が崩壊しているのが残念。。
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