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BEMのslowのレビュー・感想・評価

BEM(2019年製作のアニメ)
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『妖怪人間ベム』2度目のリメイク作。

前作は日本を舞台に西洋モンスターと闘う『ゲゲゲの鬼太郎』路線だったのに対し、こちらは『東京喰種』『PSYCHO-PASS』『ダークナイト』を意識して作られており、舞台はNYの街並みに近くハードボイルドの探偵モノやアメコミを彷彿とさせる雰囲気があり、妖怪人間のビジュアルが一新され、なかでもベラは6期『ゲゲゲの鬼太郎』のねこ娘と同じ美少女路線に変更。

さまざまな要素が最近流行りの要素で形成されているが、肝心の原作リスペクトはカケラも無く「人間になりたい」というテーマとOPのダンディな雰囲気だけを借りて『東京喰種』の二番煎じを作りましたって感じに仕上がっている。

敵のビジュは『ロックマン』に登場しそうなメカメカしいデザインで、原作にあった身の毛もよだつ恐ろしさは皆無。

ただストーリーの路線は旧作からズレてたものの、サーカスの少女ハラジーが出てくる回は『銀河鉄道999』『X-MEN』を彷彿とするサイボーグと子供の絆を描いた感動要素と意外などんでん返しがあってこのエピソードは結構面白かった。

【総括まとめ】
全体的にビジュや雰囲気はカッコいい。
作品の路線が原作からかけ離れすぎただけ。

6期鬼太郎と同じく、変えるのはビジュだけで、中身は原作に寄せてホラーにすれば成功してたと思うが、しかし、なぜかこの作品の続きが映画化してるので、意外と人気だったのかもしれない。
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