これこれ。こういうのでいいんだよ
荒廃した世界に軍服姿の少女が2人、ケッテンクラートに乗って、ただひたすらに上へ上へと進んでいく。
ボロボロの廃墟が連なる街では、銃弾や「兵器の死体」がそこらじゅうに転がっており、張り詰めた空気が漂っている。
そんな中、チトとユーリのゆるい空間がケッテンクラートに乗って合わさる事で、独特な安心感が生まれ、この荒地が段々と愛おしく感じてくる。
シュールだけど、どこか馴染みがあって、ノスタルジックな雰囲気の中にロマンを感じる。
なんとなく、リミナルスペースのようで、奇妙と安らぎがいい塩梅に両立した斬新な世界観だと思う。
複雑な伏線も重い展開もなく、ただただ旅を続けるという構成で、作品内でよく出てくる「絶望」という言葉を、マイナスなイメージから美しくも儚い言葉へと昇華していく作風。
もうとにかく永遠に見てたい作品。