はしもと

宇宙よりも遠い場所のはしもとのレビュー・感想・評価

宇宙よりも遠い場所(2018年製作のアニメ)
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大好き。万人に見てほしい。
4人とも不器用で自分勝手で動機もやりたいこともバラバラなのに、南極っていうひとつの場所を一緒に目指すのが良い。キャラ造形も脚本も素晴らしすぎる、、、物語のために居るキャラじゃなくて、どの子も等身大の、一個人としての考えをちゃんと持っている人間なんだよな、、、言葉のチョイスも絶妙、、、、、
5.10.11.12話でだばだばに泣く;;曲がずるい;;
ほったらかしにできる「友達」


以下過去記録

#1
思った以上に好きなやつ〜〜〜!
高校生らしい身の丈のワクワク感とか、大人になりきれない子供のどうしようもない焦燥感とか、踏み出せない一歩とか、「わかる」動機から、日常の延長線上にある非日常に向かって歩き出した高校生の女の子達の物語。愛おしい物語の予感
挿入歌いい〜って思ったら藤澤さんで笑った。優勝。
唐突さとご都合はあるけど、これから始まる彼女達の物語への期待の煽り方がとっても好きだった。ものすごくワクワクさせられた終わり方。
ありそうで無い、クセのあるキャラデザ。微妙に印象に残りにくいかも…?ターゲットの明示されなさは良い
しらせちゃん、なんて可愛く笑う子なんだ…美形黒髪ロングという見た目から推測されるキャラポジとのギャップ……元気っ子な主人公がボケかと思いきやこの子がボケなの…?推せる……cv花澤香菜さん…
背景の緻密さがすんごい。日常の上に載せられたキラキラ。おにぎりも美味しそう。
監督いしづかあつこさん、脚本「日常」の花田十輝さん(脚本の神なのか?)、キャラデザ吉松孝博さん(オーバーロード、からくり、HxHなど、ちょっとクセのあるもの?)、音楽藤澤慶昌さん‼️、色指定大野春恵さん(色味のリアリティ、背景との馴染み具合好き)

#5
眩しい、というか、眩しかったな〜〜で心がグサグサくる
絶交を持ちかけためぐみちゃんも、きっといつか自分の蓄えたエネルギーを注ぎ込める何かに出会うんだろうな。出会ってほしいな。友情のドロっとした部分をこんなにもキラキラしたものに昇華させるのすごいよ
なんでもできる気がしてたなあ。漠然と。
馬鹿にされたっていい、自分はこれがやりたい。見返したい!と強烈に思える何か。

#6
キャラの性格設計の緻密さ及びリアリティ、すごくない…?些細なすれ違いの些細さ、それを一旦飲んでしまう見えないように誤魔化してしまう人間関係のやりくり
ずっとこうやって生きてきた、から簡単にねじ曲げられないし、それが摩擦に繋がるってわかってても引き下がれない

#10
うわ〜〜〜〜〜(;_;)泣いた女の子達にちゃんと個性があるんだけど、◯◯キャラってだけじゃ括れない、しっかりここにいる等身大の女子高校生なのがいいなあ…
キマリちゃんの切実さとか、膠着状態の友情とか、4人のあったかさとか…
ものすごく好きな回でした。
柵のない「友達」という存在の難しさあやふやさ、お互いを縛らずに放っておける自由さ。だからこそ成立する「友達」

#11
この回も良かった!薄膜を通して話すような気まずさとかものすごく生々しい。
何話か忘れたけどお母さんが実は死んでいて、お母さんに会いに行くのではなく、お母さんいなくなった場所である南極に行くことがわかるのの自然さとか。上手いなあ脚本………花田十輝さん……

#12
「思い込み」の動力
画的な鮮やかさで中和されてるけど、ドチャクソえぐくて酷な話では…?亡くなったお母さんの軌跡を辿るという…やっと得られた母の実感。母の愛情の実感。自分と違うからこそ、諦めていたものを探し出してくれる友達。

#13
なんて丁寧な作りのお話なんだ…一人一人の行動の意外性もリアルで良かった…
今のままではいられなかった、ちょっぴりはみ出してしまった彼女たちだったからこそ繋がれた。愛。
旅をすることで変われたり変われなかったり新しい自分と出会えたり。旅って素晴らしい