このレビューはネタバレを含みます
全13話。
マッドハウスのアニメ観よ〜!第九弾。
人生をガラッと変えるためにそれぞれ南極を目指した4人のJKの話。
な、南極行きて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!(チョロオタク)
ご都合主義な部分はあるのだろうけど、そのやり口がいやらしくないというか、視聴者にとってとにかくストレスフリーな展開が気持ちよかった。
キマリちゃんとめぐちゃんの絶交回とか、日向ちゃんと元部員の通話回とか、女の子特有のジメッとしたトラブルの解像度が高すぎるんだよな。
許せす・許せないの線引きも絶妙。めぐちゃんは良いけど元部員はダメ、分かるよ……🙂↕️🙂↕️
人類って(大きな主語)自身の存在意義と自身の価値をイコールにしがちじゃないですか。
で、価値ってざっくり『その人自身のステータス』か『その人を取り巻く環境』の2つで構成されてると思うんですけど、その人を取り巻く環境の最たる例が"友人"なんですよね。
「南極に行った友達がいることを自慢したい」って明言されてた元部員はかなり分かりやすくて、自分の価値の踏み台として日向ちゃんを利用してやろうって魂胆が丸わかりだから嫌悪感が湧く。
めぐちゃんの場合、自分の価値……よりは存在意義の方に重きを置いてたっぽいですよね。
「ダメな子を助ける私」ってスタンスだと聞こえは悪いけど、「キマリがいないと成り立たない私」ってすごく滾る関係性じゃないですか?青いですねぇ!
そして号泣必至の報瀬ちゃん回な!!!!
みんなで探し回って見つけたお母さんのPC。もしかしたら…って希望を打ち砕いていく"未読"メールの件数。ボロ泣き。
南極に来たからには何か得て帰ろうよって、その得た何かが"お母さんの死という現実"なの、あまりにツラいものがある。
報瀬ちゃんの泣き声だけが響いてて、他の3人が肩を抱き合って大泣きしてるカットもよかった。
一緒に泣いたり笑ったりできる友達がいるってやっぱり良いですよね。
13話できちんとオチもつけてくれてとても良い作品でした。また見返したい。