このレビューはネタバレを含みます
クドリャフカの順番
カンヤ祭締めくくりの挨拶で生徒会長の陸山が田名辺に言った「お疲れ!」
陸山はクドリャフカの順番を読んだ上で、描かないことを選んだんじゃないかな。
陸山は周りが思うほど描けるという自分の才能に執着していないのか、処女作があれではそもそも陸山自身特別な才能だとすら感じていないのか。
あんなに面白いクドリャフカの順番を読んでいないから陸山は描いてないに違いない!という
「期待」を胸に起こした十文字事件の終わりに、本当は誰よりもはやく真相に気づいた陸山本人から言われる「お疲れ!」の切なさたるや...
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カンヤ祭に出すはずだったクドリャフカの順番の読む読まないの話を、そもそもカンヤ祭の中で確認しようとした理由がよく分からなかった。
後の祭りでは?