いめーじ

THE GOD OF HIGH SCHOOLのいめーじのネタバレレビュー・内容・結末

THE GOD OF HIGH SCHOOL(2020年製作のアニメ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

最強高校生決定戦。というのは建前で、ほとんどダークファンタジーみたいなもんです。原作は韓国マンガ、製作Crunchyroll、制作MAPPAで、見せ場であるアクションのアニメーションは非常に高いクオリティ。格闘モノには珍しいメガネキャラが数人いたり、女性キャラもバリバリに戦っているし、個性的なキャラが多数登場するのでワクワクが尽きない。イルピョが特に良いキャラ。ただキャラデザには初回から気になる問題があって、主人公ジン・モリのしいたけ目とか、鼻と耳の赤みが悪い意味で目立つ。美少女アニメでは肩とか関節とか胸が赤くなりがちだけど、この手の表現は何が良いのか全く分からんな。

OPはベース・ハウス(たぶん)系で、曲のクオリティも映像もめちゃくちゃカッコイイ。EDが韓国アイドルのCIXなのも強い。

舞台は韓国なのに音声は日本語で主題歌は英語というゴチャゴチャ具合だが、K-POPなどで慣れたバランスだから別におかしいとは思わなかった。

段々とコレジャナイ感が増してったのが惜しかった。
借力より格闘を貫いてくれたほうが受け入れやすかっただろうし、アニメーションに関しても大技の撃ち合いは退屈。
ドラゴンボールで言うと”狼牙風風拳”がスゲーしていた時代から”ファイナルフラッシュ”くらいまでのインフレを13話でやってるようなもんだから、そりゃ何だこれはと言いたくなる。
でも思い出すんだ。かつて”かめはめ波”や”魔貫光殺砲”とか、技名を叫んでギューン!となる必殺技を練習したあの日々を!
ごっこ遊びをしたくなるアニメは貴重。
2期を作って欲しい。