このレビューはネタバレを含みます
前シーズンより継続視聴です。作品レビューとして「よかった点」「気になった点」、ネタバレ多めの「雑多な感想」の三本立てでお送りします。
よかった点。
エミリアに関する回収があったことです。第1シーズンから放置気味だったエミリアについて、本作では前半を使ってじっくりと描かれました。比較的しっかりと心理描写もされており、納得のいく結末でした。
気になった点。
CGがCGすぎたことです。ドラゴンなどは顕著でした。あそこまで作り物感が強いと没入に甚大な悪影響を及ぼしてしまう気がします。
以降雑多な感想。
私は本シリーズのジャンルはギャグアニメであり、だからこそたまに挟まるシリアスパートが映える、そういった作品だと捉えています。本シリーズもギャグアニメとしてはそれなりに楽しめるものであったかと思います。そしてシリアスパートも、エミリアに関するエピソードはよいものでした。しかし後半のアルカナに関するエピソードでは本シリーズの悪い所が出ていたかなと思います。机上の出来事をこねくり回す様子ばかり見せられているような印象でした。物語の中では物語の中でのリアリティを描写する必要がありますが、今回はそれが決定的に欠けていました。前シーズンのシンとレノのエピソードや今回のエミリアのエピソードなど、いいものが続いていただけに残念でした。
物語としてはアルカナを“いもうと”として迎えるところまでが描かれました。これで地底編は一旦集結ということになるのでしょうか。次シーズンがあるとすれば、また地上で新しいエピソードに入っていくのだと思われます。