クソやべー時となんか違うなって時が交互に来る。
マンオブスティール的な大規模なアクションはいいが、近接格闘の気持ちよさ皆無。肉弾戦が魅力的な漫画なだけに、細かな格闘描写がもう少し必要なのでは?と感じた。個人的には東堂虎杖&花御戦がやはりベストでそこは越えられなかったかな。
あとだいぶ謎の演出が多い。こちらに関しては私の好みとか関係なく、目に見えて実験的な演出が多いのではないかと思う。闇堕ちした夏油と五条が話すシーンのような明らかに滑り散らかしてるダサいシーンもぼちぼちあり、そこはなんというかもっと普通でよかったのではないかと思う。(ガイナ、triggerぽい演出はいいぞもっとやれって感じです)
あとは個人的なものだが、MAPPAの悲しいシーンでの演出の質感がどうも性に合わない。湿っぽすぎる、ドラマチックすぎる。どう?エモいでしょ?って感じ。呪術廻戦の容赦のない人死に頻度的にも、もう少しカラッとした残酷描写でも良いのではないのかなと思う。チェンソーマンのアニメが失敗したのは無駄にエモーショナルを演出し過ぎようとしたところなのではないかと思う。
色々書いたが、制作側が視聴者の度肝を抜くために毎週やりすぎとも思えるほど演出を盛り散らかしてくるところはニヤけつつ「ありがとう」の気持ちで一杯だった。
最終話の怖さも現在社会の安寧の中にある唐突な崩壊への恐怖がよく描かれていた。あと単純に乙骨出てきてテンションぶち上がり散らかし。
見てる時は基本的にうおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!って感じだったのでシーズン1が好きな方にらおすすめできるアニメ。